公表時間 4 月 6 日(水)11 時 00 分 2016 年 4 月 6 日 日本銀行名古屋支店 東海3県の金融経済動向 (2016年4月) 【概況】 東海3県の景気は、自動車関連での生産停止の影響から輸出・生産が一時的に 減少したとみられるものの、基調としては緩やかに拡大している。 最終需要の動向をみると、輸出は、自動車関連での生産停止の影響から一時的に減 少したとみられるものの、基調としては緩やかに増加している。設備投資は大幅に増 加している。個人消費は足もと一部に鈍さが窺われるものの、基調としては持ち直し ている。住宅投資は持ち直している。この間、公共投資は高水準ながらも、減少傾向 にある。 こうした中で、生産は、自動車関連での生産停止の影響から一時的に減少したと みられるものの、基調としては緩やかに増加している。また、雇用・所得情勢をみる と、労働需給が引き締まっているほか、雇用者所得は着実に改善している。企業の業 況感は幾分慎重化しているものの、企業収益は改善傾向が続いている。この間、消費 者物価(除く生鮮食品)の前年比は0%程度となっている。 先行きについては 、 海外経済の情勢や為替・金融資本市場の動向とその影響につ いて注視する必要がある。 金融面をみると、東海3県の金融機関(国内銀行+信金)の貸出は、資金需要が幾 分持ち直しつつあることから、前年比伸び率が+1%台となっている。また、預金は、 個人預金が堅調に増加していることを主因に、前年比伸び率が+3%台となってい る。 東海3県とは、愛知県、岐阜県および三重県を指します。 本稿の内容について、商用目的で転載・複製を行う場合(引用は含まれません)は、予め日本銀行名 古屋支店までご相談ください。引用・転載・複製を行う場合は、出所を明記してください。なお、本稿 は、日本銀行名古屋支店のホームページ(http://www3.boj.or.jp/nagoya/)でもご覧頂けます。 1 【 実 体 経 済 ・ 物 価 ( 1 )】 現状判断 生産 関連統計の動き 鉱工業生産は、10~12 月に前期比増加し、1月も前月比増加 自動車関連での生産停止の した。 影響から一時的に減少した 業種別にみると、自動車・同部品は緩やかに増加している。 とみられるものの、基調と はん用・生産用機械(工作機械等) 、電子部品・デバイスは高水 しては緩やかに増加してい 準で横ばい圏内の動きとなっている。化学は横ばい圏内の動き る となっている。この間、鉄鋼は減少している。 輸出は、7~9月、10~12 月と2四半期連続で前期比増加し、 1月も前月比増加したが、2月は減少した。 輸出 設備投資 地域別にみると、米国向けは増加している。欧州向けは緩や 自動車関連での生産停止の かに増加している。新興国向けについては、中国向けが振れを 影響から一時的に減少した 伴いつつも緩やかに増加している一方、その他の新興国向けは とみられるものの、基調と 弱めの動きとなっている。 しては緩やかに増加してい 財別にみると、自動車・同部品は、自動車関連での生産停止 る の影響から減少したものの、基調としては増加している。はん 用・生産用機械(工作機械等)などは横ばい圏内の動きとなっ ている。電子部品・デバイスはこのところ振れが大きいが、当 月は減少した。 大幅に増加している 短観をみると、2015 年度については、製造業では、幅広い業種・ 規模で維持・更新投資や新製品・省力化対応投資を積極化している ことなどから、前年を大幅に上回る計画となっている。非製造業で も、インフラ関連投資の更なる増加や個人消費関連における出店・ 改装、物流施設の新設などから、前年を大幅に上回る計画となって いる。 先行指標をみると、2月の工作機械国内受注額と非居住用建築着 工床面積は前年を下回った。 労働需給をみると、失業率が低下したほか、有効求人倍率は高水 労働需給が引き締まってい 準で概ね横ばいとなった。 雇用・所得 るほか、雇用者所得は着実 特別給与が前年を上回ったことを主因に一人当たり名目賃金が に改善している 増加したほか、常用労働者数も増加したため、雇用者所得は増加し た。 個人消費 各種売上指標をみると、百貨店売上高は、足もと増勢に一服 感が窺われる。スーパー売上高は、持ち直している。家電量販 店売上高は、緩やかに持ち直しつつある。乗用車販売台数は、 一部メーカーでの生産停止を背景とした納車遅れの影響がみら 足もと一部に鈍さが窺われ れるものの、基調としては横ばい圏内で推移している。また、 るものの、基調としては持ち 旅行取扱額は、年末年始の日並びの悪さもあって、12 月、1月 直している は前年を下回ったものの、国内旅行を中心に底堅く推移してい る。 こうした中、消費者心理関連指標は、足もと幾分悪化してい る。 2 【 実 体 経 済 ・ 物 価 ( 2 )】 新設住宅着工戸数は、前月比で増加した。 利用関係別にみると、持家は底堅く推移しているほか、貸家も高 水準で推移している。この間、分譲は月々の振れが大きいが、均し てみると、緩やかに増加している。 住宅投資 持ち直している 公共投資 発注の動きを示す公共工事請負金額は、振れを伴いつつも 2014 高水準ながらも、減少傾向に 年5月から減少基調を辿っており、既発注分を含めた公共投資は、 ある 高水準ながらも、減少傾向にある。 物価 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、ガソリン価格や電 前年比は0%程度となって 気代・ガス代が前年を下回っている一方、食料品を中心に多く いる の品目の価格が前年を上回っていることから、0%程度となっ ている。 【金融】 現状判断 関連統計の動き 東海3県の金融機関(国内銀行+信金)の2月の貸出は、資 貸出 前年比伸び率が+1%台と 金 需要 が幾分 持ち 直しつ つあ ること から 、前年 比伸 び率 が なっている +1%台となっている(末残前年比12月:+2.7%→1月: +2.5%→2月:+1.6%)。 東海3県の地元地域銀行の2月の貸出約定平均金利(ストッ 貸出約定 平均金利 クベース・総合)は、積極的な貸出姿勢に変化はなく、引き続 引き続き低下傾向にある き 低 下 し て い る ( 12 月 : 1.062 % → 1 月 : 1.060 % → 2 月 : 1.053%)。また、地元信金も同様に低下している(12 月:1.479% →1月:1.476%→2月:1.469%)。 東海3県の金融機関(国内銀行+信金)の2月の預金は、個 預金 前年比伸び率が+3%台と 人預金が堅調に増加していることを主因に、前年比伸び率が なっている +3%台となっている(末残前年比12月:+3.1%→1月: +3.1%→2月:+3.0%)。 以 3 上 (図表1-1) 東 海 3 県 の 主 要 経 済 指 標 (1) ▽輸出 実 ( 質 輸 出 <季調済前期比%> 実 質 輸 ( 入 <季調済前期比%> ( 14年度 15年度 15/4-6月 0.3 n.a. -6.5 1.3 2.8 ) ( n.a. ) ( -3.6 ) ( 0.3 ) ( 1.5 n.a. -2.1 1.8 -1.1 n.a. n.a. ) ( -1.8 ) ( 2.6 ) ( -1.1 ) ( n.a. ) ( -1.0 ) ( 7-9月 10-12月 r 16/1-3月 15/12月 5.9 n.a. -5.1 2.8 ) ( n.a. ) ( -3.0 ) ( r -0.3 ) ( p r -2.4 16/1月 r 3.3 r 7.2 -0.6 ) ( r )内は全国 2月 3月 p -8.0 n.a. 1.9 ) ( n.a. ) p -2.1 2.1 ) ( p n.a. 1.1 ) ( n.a. ) (資料出所)名古屋税関、財務省、日本銀行 ▽設備投資 12年度実績 設備投資額(全産業) <前年比%> 非 着 居 住 用 建 工 床 面 ( 築 積 <前年比%> 工 作 機 械 受 ( 注 <前年比%> ( 13年度実績 * * 12.5 -4.8 4.7 )( 14年度実績 15年度 15/4-6月 2.4 n.a. -14.5 16年度計画 前回調査 8.5 5.3 14年度 15年度見込み )( 7-9月 23.3 -6.5 ) ( n.a. ) ( -2.2 ) ( -2.9 ) ( 17.9 n.a. 39.7 35.9 24.8 ) ( n.a. ) ( 41.5 ) ( 16.1 ) ( 20.8 4.6 )( 20.5 7.1 ) ( 8.3 ) ( 10-12月 16/1-3月 15/12月 16/1月 -17.1 n.a. 20.6 -7.9 -9.3 ) ( -11.8 -6.8 ) ( n.a. ) ( 6.7 ) ( n.a. -21.3 n.a. ) ( -11.6 ) ( 0.3 -0.9 2月 -11.1 ) ( -9.1 ) 3月 -15.2 n.a. -12.0 ) ( n.a. ) -25.7 n.a. 2.8 ) ( r -8.7 ) ( n.a. ) (資料出所)日本銀行、国土交通省、中部経済産業局、日本工作機械工業会 ▽個人消費 百 貨 店 売 上 高 <前年比%> ( ス ー パ ー 売 上 高 <前年比%> ( 家電大型専門店販売額 <前年比%> ( 乗用車販売台数(含軽) <前年比%> 旅 行 取 扱 ( 額 <前年比%> ( 14年度 15年度 15/4-6月 3.1 -0.4 7.8 7-9月 10-12月 16/1-3月 15/12月 16/1月 2月 4.4 0.3 n.a. 1.1 -1.9 -1.6 ) ( p 3月 -2.0 2.1 ) ( 0.5 ) ( 6.5 ) ( 2.8 ) ( 0.5 ) ( n.a. ) ( 0.3 ) ( 0.5 0.6 2.8 2.2 0.7 n.a. 0.4 0.3 ) ( 0.3 ) ( 3.4 ) ( 1.4 ) ( 0.3 ) ( n.a. ) ( -0.1 ) ( 2.3 ) ( p 3.1 ) ( n.a. ) 1.4 n.a. 0.8 0.5 ) ( n.a. n.a. n.a. n.a. -7.2 1.8 4.3 -0.6 n.a. -2.1 6.8 n.a. ) ( -6.3 ) ( 5.2 ) ( 3.8 ) ( -1.8 ) ( n.a. ) ( -2.8 ) ( 3.2 ) ( p -1.2 ) ( -7.8 n.a. -5.5 -7.6 -8.6 n.a. -12.6 -3.9 -8.9 n.a. -7.9 ) ( n.a. ) ( -7.0 ) ( -7.0 ) ( -9.0 ) ( n.a. ) ( -14.6 ) ( -4.5 ) ( -7.5 ) ( n.a. ) -3.0 n.a. 3.6 0.4 -1.0 n.a. -5.8 -7.0 n.a. n.a. n.a. ) ( 2.2 ) ( 2.8 ) ( n.a. ) ( -1.0 ) ( p n.a. ) ( n.a. ) 1.2 ) ( 2.6 ) ( 2.5 ) ( p n.a. ) n.a. ) (資料出所)中部経済産業局、経済産業省、日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会、中部運輸局、国土交通省 ▽住宅投資 新 設 住 宅 着 工 戸 数 <季調済年率 万戸> ( 14年度 15年度 15/4-6月 7.5 n.a. 8.2 88 ) ( n.a. ) ( 96 ) ( 7-9月 8.3 10-12月 16/1-3月 15/12月 16/1月 7.5 n.a. 7.5 7.8 92 ) ( 87 ) ( n.a. ) ( 86 ) ( 2月 3月 8.7 87 ) ( 97 ) ( n.a. n.a. ) (資料出所)国土交通省 ▽公共投資 公 共 工 事 請 負 金 額 <季調済前期比%> ( 14年度 15年度 15/4-6月 3.1 n.a. 45.4 -18.8 n.a. ) ( 10.2 ) ( -12.0 ) ( -0.3 ) ( 7-9月 10-12月 16/1-3月 15/12月 16/1月 -6.5 n.a. -4.1 -12.8 1.3 ) ( (資料出所)北海道建設業信用保証㈱、東日本建設業保証㈱、西日本建設業保証㈱ n.a. ) ( -10.5 ) ( 9.6 ) ( 2月 3月 19.5 n.a. -4.8 ) ( n.a. ) (図表1-2) 東 海 3 県 の 主 要 経 済 指 標 (2) ▽生産 鉱 ( 工 業 生 出 n.a. -1.2 n.a. ) ( 15/12月 -1.2 4.6 n.a. -1.9 -1.4 ) ( -1.2 ) ( 0.5 ) ( n.a. ) ( -1.7 ) ( n.a. -1.4 -0.6 3.9 n.a. -0.5 -1.1 ) ( n.a. ) ( -2.4 ) ( -0.6 ) ( 0.4 ) ( n.a. ) ( -1.8 ) ( 17.5 n.a. -0.5 -2.7 n.a. -2.4 -1.1 ) ( n.a. ) ( 6.2 ) ( ( 率 <10年=100、季調済> 16/1-3月 0.6 庫 庫 10-12月 -0.4 ) ( ( <季調済前期比%> 在 1.8 荷 在 同 15/4-6月 ( <季調済前期比%> 同 15年度 産 <季調済前期比%> 同 14年度 ( n.a. ) ( 1.1 ) ( 7-9月 0.9 -0.9 ) ( 16/1月 r r r 0.4 ) ( 3.6 2月 n.a. )内は全国 3月 n.a. 3.7 ) ( p -6.2 ) ( n.a. ) 2.6 n.a. n.a. 3.5 ) ( p -4.6 ) ( n.a. ) 2.2 n.a. n.a. -0.2 ) ( p -0.1 ) ( 130.7 n.a. 130.9 135.1 128.2 n.a. 121.0 135.1 n.a. 112.0 ) ( n.a. ) ( 114.0 ) ( 115.6 ) ( 114.5 ) ( n.a. ) ( 116.0 ) ( 113.5 ) ( p 114.1 ) ( n.a. ) n.a. n.a. ) (資料出所)中部経済産業局、経済産業省 ▽雇用・所得 完 全 失 業 効 求 人 倍 用 者 所 用 労 働 者 2.8 2.6 2.6 3.6 ) ( 3.4 ) ( 3.4 ) ( 率 ( 得 <前年比%> 常 15/4-6月 ( <季調済 倍> 雇 15年度 率 <季調済%> 有 14年度 ( 数 <前年比%> ( 一人当たり名目賃金 <前年比%> ( 7-9月 10-12月 16/1-3月 15/12月 2.8 2.5 n.a. - 3.4 ) ( 3.3 ) ( n.a. ) ( 3.3 ) ( 16/1月 2月 3月 - - - 3.2 ) ( 3.3 ) ( n.a. ) 1.44 n.a. 1.48 1.51 1.53 n.a. 1.55 1.58 1.57 n.a. 1.11 ) ( n.a. ) ( 1.18 ) ( 1.22 ) ( 1.26 ) ( n.a. ) ( 1.27 ) ( 1.28 ) ( 1.28 ) ( n.a. ) n.a. n.a. n.a. 1.4 n.a. 1.6 2.8 2.7 n.a. 3.4 2.2 ) ( n.a. ) ( 1.3 ) ( 2.6 ) ( 2.4 ) ( n.a. ) ( 2.3 ) ( r 0.3 n.a. 0.9 1.3 1.3 n.a. 1.1 1.7 ) ( n.a. ) ( 2.0 ) ( 2.0 ) ( 2.2 ) ( n.a. ) ( 2.3 ) ( 1.1 n.a. 0.7 1.4 1.4 n.a. 2.3 0.5 ) ( n.a. ) ( 0.5 ) ( 0.2 ) ( n.a. ) ( 0.0 ) ( r -0.7 ) ( 2.1 ) ( p n.a. 2.1 ) ( p n.a. 0.0 ) ( p 2.8 ) ( n.a. 1.9 ) ( n.a. 0.9 ) ( n.a. ) n.a. n.a. ) n.a. n.a. ) (資料出所)総務省、愛知労働局、岐阜労働局、三重労働局、厚生労働省、日本銀行、愛知県、岐阜県、三重県 ▽倒産 倒 産 件 数 <前年比%> 14年度 15年度 15/4-6月 -19.8 -9.4 -8.1 -9.4 ) ( ( n.a. ) ( -12.1 ) ( 7-9月 -1.6 -14.1 ) ( 10-12月 16/1-3月 15/12月 16/1月 -21.8 -5.5 -40.3 -8.2 -3.1 ) ( n.a. ) ( 1.8 ) ( -6.3 ) ( 2月 -1.8 4.4 ) ( 3月 -6.4 n.a. ) (資料出所)東京商工リサーチ ▽物価 消費者物価<除く生鮮食品> <前年比%> (資料出所)総務省 ( 14年度 15年度 15/4-6月 7-9月 2.9 n.a. 0.3 -0.1 2.8 ) ( n.a. ) ( 0.1 ) ( -0.1 ) ( 10-12月 16/1-3月 15/12月 16/1月 -0.1 n.a. 0.0 0.0 0.0 n.a. n.a. ) ( 0.1 ) ( 0.0 ) ( 0.0 ) ( n.a. ) 0.0 ) ( 2月 3月 (注) 1. 特に断りのない限り、愛知・岐阜・三重の3県ベース。 2.各季節調整済計数において年次計数は、原計数もしくは原計数前年比。 3. 実質輸出(入)、新設住宅着工戸数、公共工事請負金額、有効求人倍率の季節調整済計数については、 全国ベースの計数が季節調整替えを行った時点で、X-12-ARIMAを用いた季節調整替えを行う。 その際、毎年12月まで(公共工事請負金額は3月まで)のデータをインプットデータとして季節調整替えを行うほか、 その後1年間は季節要素の予測値を用いて季節調整済計数を算出。 4. 実質輸出(入)は、名古屋税関管内(東海3県に長野・静岡を加えた5県)のうち、愛知、岐阜、三重、長野の4県分。 実質輸出(入)は、通関輸出(入)金額を輸出(入)物価指数で各々デフレートし、指数化したもの。 5. 設備投資額(全産業)の15年度見込みおよび16年度計画は、16年3月の企業短期経済観測調査結果。 含むソフトウェア投資額、除く土地投資額ベース。なお、*は15年3月の調査対象企業見直し前のベース。 6. 工作機械受注は、中部経済産業局管内(東海3県に富山・石川を加えた5県)主要8社の工作機械国内受注額。 全国は、日本工作機械工業会が集計した受注総額のうち内需計。 7. 百貨店売上高およびスーパー売上高は、既存店ベース。 百貨店売上高は、名古屋市内に店舗を有する5百貨店の売上高を当店にて集計したベース。 スーパー売上高は、愛知県ベース。 8. 百貨店売上高、スーパー売上高、家電大型専門店販売額の年次計数は、暦年ベース。 9. 旅行取扱額は、中部運輸局管内(東海3県に静岡・福井を加えた5県)主要旅行会社の取扱額合計。 なお、13年10月以降の計数は、集計対象先企業の事業再編により過去の計数との間に段差が生じている。 10. 公共工事請負金額は、東海3県を工事場所とする公共工事に対応する請負金額。 11. 鉱工業生産は、3県ベース。同出荷・同在庫・同在庫率は、東海3県に富山・石川を加えた5県ベース。 なお、在庫の年度・四半期の数値は、年度末・期末値。 12. 完全失業率は、東海3県に静岡を加えた4県ベース。なお、同計数の年次計数は暦年ベース。 13. 雇用者所得は、常用雇用者数(指数)と一人当たり名目賃金(指数)を乗じて算出したもの。 常用労働者数、一人当たり名目賃金は、事業所規模5人以上ベース。 14. 消費者物価は、東海の指数。すなわち、東海3県に静岡を加えた4県ベース。 消費者物価の管内の四半期の前年同期比は指数から作成。 15. pは速報値、rは訂正・改訂値。 (図表2) 東 海 3 県 の 金 融 指 標 ▽貸出 (単位:前年比%、億円) 14年度 東海3県店舗ベース 15年度 15/4-6月 7-9月 10-12月 16/1-3月 15/12月 16/1月 2月 3月 直近残高 2.6 n.a. 2.2 2.4 2.7 n.a. 2.7 2.5 1.6 n.a. 345,742 都銀等 1.2 n.a. -1.5 -0.7 1.0 n.a. 1.0 0.4 -1.4 n.a. 74,755 地域銀行 3.0 n.a. 3.3 3.6 3.5 n.a. 3.5 3.4 2.5 n.a. 168,976 地銀 3.8 n.a. 4.0 4.4 4.1 n.a. 4.1 3.7 2.7 n.a. 112,854 地銀Ⅱ 1.3 n.a. 2.1 2.0 2.3 n.a. 2.3 2.8 2.1 n.a. 56,122 3.2 n.a. 3.1 2.8 2.7 n.a. 2.7 2.8 2.4 n.a. 102,010 信金 ▽貸出約定平均金利 (単位:前期差%ポイント、%) 14年度 新 規 15年度 15/4-6月 7-9月 10-12月 16/1-3月 15/12月 16/1月 2月 3月 直近金利 地元地域銀行 -0.022 n.a. 0.130 -0.089 -0.013 n.a. -0.101 0.085 -0.098 n.a. 1.042 地元信金 -0.108 n.a. 0.168 -0.179 0.096 n.a. -0.092 0.096 -0.067 n.a. 1.416 -0.104 n.a. -0.027 -0.021 -0.021 n.a. -0.012 -0.002 -0.007 n.a. 1.053 -0.109 n.a. -0.027 -0.029 -0.024 n.a. -0.015 -0.003 -0.007 n.a. 1.469 ス 地元地域銀行 ト ッ 地元信金 ク ▽預金 (単位:前年比%、億円) 14年度 東海3県店舗ベース 15年度 15/4-6月 7-9月 10-12月 16/1-3月 15/12月 16/1月 2月 3月 直近残高 3.7 n.a. 4.1 3.7 3.1 n.a. 3.1 3.1 3.0 n.a. 708,764 都銀等 2.9 n.a. 3.8 3.8 2.6 n.a. 2.6 2.7 3.4 n.a. 242,731 地域銀行 3.3 n.a. 3.7 3.0 2.6 n.a. 2.6 2.4 1.6 n.a. 254,410 地銀 3.5 n.a. 4.0 3.6 3.1 n.a. 3.1 2.8 2.2 n.a. 163,579 地銀Ⅱ 2.9 n.a. 3.1 1.9 1.6 n.a. 1.6 1.8 0.6 n.a. 90,830 信金 5.1 n.a. 5.0 4.6 4.3 n.a. 4.3 4.4 4.3 n.a. 211,622 一般預金 3.1 n.a. 3.7 3.1 2.4 n.a. 2.4 2.3 1.4 n.a. 476,675 一般法人 5.6 n.a. 6.7 5.8 4.9 n.a. 4.9 4.9 2.9 n.a. 137,274 個人 2.1 n.a. 2.5 2.0 1.4 n.a. 1.4 1.3 0.8 n.a. 339,401 公金預金 4.5 n.a. 4.4 8.6 3.7 n.a. 3.7 4.1 31.3 n.a. 14,758 ▽銀行券受払高 (単位:億円) 14年度 15年度 15/4-6月 7-9月 10-12月 16/1-3月 15/12月 16/1月 2月 3月 銀行券受入高 46,652 47,119 11,367 11,472 10,617 13,661 3,561 5,810 3,712 4,137 銀行券支払高 47,971 49,113 11,167 11,836 16,314 9,795 7,923 1,964 3,716 4,114 1,318 1,994 -200 363 5,697 -3,865 4,361 -3,846 3 -23 銀行券受(-)払超高 (資料出所)日本銀行名古屋支店、全国信用金庫協会 (注) <貸出・預金> 1.貸出・預金の「東海3県店舗ベース」は、国内銀行(銀行本体の設立根拠が国内法に準拠している銀行<ゆうちょ銀行除く>)の 東海3県(愛知、岐阜、三重の3県)内店舗と、東海3県内に本店を置く信金の合計(末残ベース)。 2.貸出・預金の「東海3県店舗ベース」は、銀行勘定のみ集計(オフショア勘定を除く)。 3.貸出の「東海3県店舗ベース」は、中央政府向けを含まない。 4.預金の「一般預金」、「公金預金」は、国内銀行の東海3県店舗ベース。 <貸出約定平均金利> (地元地域銀行) 1.「地元地域銀行」は、東海3県に本店を置く、地銀、地銀Ⅱの貸出金利を貸出金残高で加重平均したもの。 2.新規は、当該月中において実行した貸出(書替継続を含む)にかかるものをいい、銀行勘定の円貨貸出のうち、 当座貸越、金融機関向け貸出、銀行裏書手形、手形割引市場関係分を除いたもの。 3.ストックは、銀行勘定の円貨貸出のうち、金融機関向け貸出、銀行裏書手形、手形割引市場関係分を除いたもの。 (地元信金) 1.「地元信金」は、東海3県に本店を置く信金の貸出金利を貸出金残高で加重平均したもの。 2. 新規は、当該月中において実行した貸出(書替継続を含む)にかかるものをいい、当座貸越を除いたもの。 3.ストックは、貸出金(割引手形、手形貸付、証書貸付、当座貸越)にかかるもの。 <銀行券受払高> 1. 「銀行券受払高」は、東海3県において本行が取引先金融機関や官庁、個人等に対して銀行券を受払いした額。 2.「銀行券受(-)払超高」は、銀行券支払高から銀行券受入高を引いたもの。マイナス表示は受入超を、無表示は支払超を表す。
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