公表時間 4 月 10 日(金)11 時 00 分 2015 年 4 月 10 日 日本銀行名古屋支店 東海3県の金融経済動向 (2015年4月) 【概況】 東海3県の景気は、着実に回復を続けている。 最終需要の動向をみると、輸出は、高めの水準で推移している。設備投資は一段と 増加している。また、個人消費は、雇用・所得環境が着実に改善する中で基調として は持ち直しており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響も概ね収束し つつある。また、住宅投資は、基調としては底堅く推移しており、消費税率引き上げ に伴う駆け込み需要の反動の影響も和らいでいる。この間、公共投資は高水準ながら も、減少傾向にある。 こうした中で、生産は、緩やかに増加している。また、雇用・所得情勢は着実に改 善している。企業の収益や業況感は改善傾向が続いている。この間、消費者物価(除 く生鮮食品)の前年比は2%となった。 先 行 き に つ い て は、海 外経済の情勢や為替・金融資本市場の動向とその影響に ついて注視する必要がある。 金融面をみると、東海3県の金融機関(国内銀行+信金)の貸出は、資金需要が幾 分持ち直しつつあることから、前年比伸び率が+2%台となっている。また、預金は、 個人預金が堅調に増加していることを主因に、前年比伸び率が+3%台となってい る。 東海3県とは、愛知県、岐阜県および三重県を指します。 本稿の内容について、商用目的で転載・複製を行う場合(引用は含まれません)は、予め日本銀行名 古屋支店までご相談ください。引用・転載・複製を行う場合は、出所を明記してください。なお、本稿 は、日本銀行名古屋支店のホームページ(http://www3.boj.or.jp/nagoya/)でもご覧頂けます。 1 【 実 体 経 済 ・ 物 価 ( 1 )】 現状判断 生産 緩やかに増加している 関連統計の動き 鉱工業生産をみると、自動車・同部品は、高めの水準で横ば い圏内の動きが続いている。また、電子部品・デバイス、はん 用・生産用機械(工作機械等)は増加している。この間、鉄鋼、 化学は横ばい圏内の動きとなっている。 地域別にみると、中国向けが弱めの動きとなっているほか、 欧州向け、NIEs・ASEAN向けが横ばい圏内の動きとな っているものの、米国向けが増加傾向にある。 輸出 財別にみると、自動車・同部品は高めの水準で推移している。 また、はん用・生産用機械(工作機械等)は高水準で推移して 高めの水準で推移している いる。この間、化学、電子部品・デバイスは横ばい圏内の動き となっている。 なお、春節(中国等の旧正月)の影響を受け、いずれの財につい ても中国を中心とするアジア向けが、1月に増加したあと、2月は その反動から減少している。 設備投資 一段と増加している 短観をみると、2014 年度については、製造業では、維持・更新 投資や新製品・省力化対応の投資を中心に、前年を大幅に上回る見 込みとなっている。非製造業でも、インフラ関連投資の増加や個 人消費関連における出店・改装、物流施設の新設などから、前 年を大幅に上回る見込みとなっている。 先行指標をみると、非居住用建築着工床面積は前年を下回ったも のの、工作機械国内受注額は5か月連続で前年比二桁の増加となっ ている。 雇用・所得 着実に改善している 個人消費 雇用・所得環境が着実に改善 する中で基調としては持ち 直しており、消費税率引き上 げに伴う駆け込み需要の反 動の影響も概ね収束しつつ ある 雇用情勢をみると、失業率は低水準で推移している。有効求人倍 率は、5か月連続で上昇し、2008 年7月以来の高水準となってい る。このように、労働需給は着実に改善している。雇用者所得につ いては、所定内給与が増加基調にあることなどから、改善傾向にあ る。 各種売上指標をみると、百貨店売上高は、駆け込み需要がみ られた前年を大幅に下回ったとみられるものの、高水準で推移 している。スーパー売上高は、3か月振りに前年を上回ってお り、このところ緩やかに持ち直している。家電量販店売上高は、 駆け込み需要がみられた前年を下回っているものの、緩やかに 持ち直しつつある。乗用車販売台数は、横ばい圏内で推移して いる。また、旅行取扱額は、国内旅行を中心に底堅く推移して いる。このように、基調としては持ち直しており、消費税率引 き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響も概ね収束しつつあ る。 こうした中、消費者心理関連指標は、改善している。 2 【 実 体 経 済 ・ 物 価 ( 2 )】 住宅投資 基調としては底堅く推移し 新設住宅着工戸数をみると、基調としては底堅く推移しており、 ており、消費税率引き上げ 持家を中心とした消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動 に伴う駆け込み需要の反動 の影響も和らいでいる。 の影響も和らいでいる 公共投資 発注の動きを示す公共工事請負金額は、前月を下回っており、 高水準ながらも、減少傾向に 2014 年度当初予算の早期執行などによる押し上げ効果も薄れてき ていることから、既発注分を含めた公共投資は、高水準ながらも、 ある 減少傾向にある。 物価 前年比は2%となった 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、電気・ガス、教養 娯楽関連、食料品など幅広い品目の価格が前年を上回ったこと から、2%となった。 【金融】 現状判断 貸出 貸出約定 平均金利 預金 関連統計の動き 東海3県の金融機関(国内銀行+信金)の2月の貸出は、資 前年比伸び率が+2%台と 金需要が幾分持ち直しつつあることから、前年比伸び率が なっている +2%台となっている(末残前年比 12 月:+2.1%→1月: +2.5%→2月:+2.9%)。 引き続き低下傾向にある 東海3県の地元銀行の2月の貸出約定平均金利(ストックベ ース・総合)は、積極的な貸出姿勢に変化はなく、引き続き低 下している(12 月:1.159%→1月:1.154%→2月:1.147%)。 東海3県の金融機関(国内銀行+信金)の2月の預金は、個 前年比伸び率が+3%台と 人預金が堅調に増加していることを主因に、前年比伸び率が +3%台となっている(末残前年比 12 月:+3.3%→1月: なっている +3.4%→2月:+3.7%)。 以 3 上 (図表1-1) 東 海 3 県 の 主 要 経 済 指 標 (1) ▽輸出 実 ( 質 輸 質 14年度 14/4-6月 4.3 n.a. r -2.4 0.4 ) ( n.a. ) ( r -0.5 ) ( r 1.8 ) ( r n.a. 1.1 出 <季調済前期比%> 実 13年度 輸 ( 入 <季調済前期比%> -0.5 ( 3.8 ) ( 7-9月 r r -4.6 3.5 r n.a. ) ( r -5.6 ) ( r 10-12月 15/1-3月 r -0.1 n.a. 3.8 ) ( r -1.3 0.7 ) ( r 1.2 ) ( 14/12月 15/1月 r r 3.0 4.6 )内は全国 2月 3月 p -10.0 n.a. n.a. ) ( r 2.4 ) ( r 4.1 ) ( r -6.3 ) ( n.a. ) n.a. 2.3 4.0 5.0 n.a. 3.3 ) ( n.a. ) r n.a. ) ( r r 1.3 ) ( r p 1.0 ) ( r (資料出所)名古屋税関、財務省、日本銀行 ▽設備投資 11年度実績 設備投資額(全産業) <前年比%> 非 着 居 住 用 建 工 床 面 ( 工 作 機 械 受 -4.8 4.7 14年度 14/4-6月 -0.2 n.a. 0.2 8.1 ) ( 注 <前年比%> * 12.5 )( 22.3 ( )( 7-9月 14年度見込み 10.2 5.3 )( 12.3 5.3 ) ( 15/1-3月 14/12月 15/1月 -8.0 33.1 n.a. -3.2 -17.5 -3.7 ) ( -8.6 ) ( -4.6 ) ( n.a. ) ( n.a. 18.4 12.8 18.9 n.a. 29.1 ) ( 21.2 ) ( 21.5 ) ( p 28.5 ) ( 5.0 5.6 ) ( 10-12月 n.a. ) ( 16.3 ) ( p 24.8 ) ( 15年度計画 前回調査 * 1.8 13年度 ( 13年度実績 * 1.7 築 積 <前年比%> 12年度実績 -17.3 ) ( -16.4 ) ( -2.4 2月 ) 3月 -4.3 9.4 ) ( 26.9 n.a. n.a. ) 29.1 12.3 n.a. 31.1 ) ( 12.2 ) ( r 25.2 ) ( p 46.2 ) (資料出所)日本銀行、国土交通省、中部経済産業局、日本工作機械工業会 ▽個人消費 13年度 14年度 14/4-6月 5.0 3.1 -5.9 0.7 1.8 ) ( 2.1 ) ( -4.7 ) ( 1.0 ) ( -0.2 0.5 -1.8 0.1 -1.5 ) ( 0.3 ) ( -2.4 ) ( 0.3 ) ( 額 -1.3 2.8 -14.0 -7.6 -8.5 n.a. -10.3 -19.0 n.a. n.a. 乗用車販売台数(含軽) 8.9 n.a. -0.3 -6.0 -5.9 n.a. 1.9 -21.0 -14.7 n.a. 9.0 ) ( n.a. ) ( -1.9 ) ( -4.7 ) ( -5.8 ) ( n.a. ) ( 0.3 ) ( -20.7 ) ( -15.7 ) ( n.a. ) n.a. -7.9 -4.1 百 貨 店 売 上 高 <前年比%> ( ス ー パ ー 売 上 高 <前年比%> 家 電 販 売 ( 7-9月 10-12月 15/1-3月 14/12月 15/1月 -0.9 n.a. -0.6 -1.9 0.8 ) ( -0.2 0.2 ) ( n.a. ) ( 0.6 ) ( -0.4 ) ( p n.a. -0.5 1.1 n.a. ) ( -0.2 ) ( 0.2 ) ( p 2月 3月 -1.9 3.5 ) ( n.a. 0.2 ) ( n.a. n.a. ) n.a. n.a. ) <前年比%> <前年比%> 旅 行 取 扱 ( 額 <前年比%> -0.5 ( r 1.7 ) ( n.a. ) ( 1.6 ) ( 1.9 ) ( 2.2 n.a. 1.3 ) ( n.a. ) ( -1.3 1.1 ) ( p 1.7 n.a. n.a. 0.1 ) ( n.a. ) ( n.a. ) (資料出所)中部経済産業局、経済産業省、Gfk Japan、日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会、中部運輸局、国土交通省 ▽住宅投資 新 設 住 宅 着 工 戸 数 <季調済年率 万戸> ( 13年度 14年度 14/4-6月 8.7 n.a. 7.8 99 ) ( n.a. ) ( 89 ) ( 7-9月 7.4 10-12月 15/1-3月 14/12月 15/1月 7.2 n.a. 7.4 7.2 87 ) ( 87 ) ( n.a. ) ( 88 ) ( 2月 3月 7.6 86 ) ( 90 ) ( n.a. n.a. ) (資料出所)国土交通省 ▽公共投資 公 共 工 事 請 負 金 額 <季調済前期比%> ( 13年度 14年度 14/4-6月 7-9月 10.3 n.a. 47.3 -21.6 17.7 ) ( n.a. ) ( 11.3 ) ( -16.8 ) ( 10-12月 15/1-3月 14/12月 15/1月 -16.2 n.a. 7.1 0.3 n.a. ) ( 3.2 ) ( -1.4 ) ( (資料出所)北海道建設業信用保証㈱、東日本建設業保証㈱、西日本建設業保証㈱ -5.5 ) ( 2月 -12.7 9.7 ) ( 3月 n.a. n.a. ) (図表1-2) 東 海 3 県 の 主 要 経 済 指 標 (2) ▽生産 鉱 ( 工 業 生 出 n.a. -5.1 3.2 ) ( n.a. ) ( -3.8 ) ( 5.7 n.a. -2.7 2.9 ) ( n.a. ) ( -6.8 ) ( ( 庫 <季調済前期比%> 在 5.0 荷 在 同 14/4-6月 ( <季調済前期比%> 同 14年度 産 <季調済前期比%> 同 13年度 庫 ( 率 <10年=100、季調済> ( 7-9月 15/1-3月 14/12月 0.3 n.a. 1.3 1.7 ) ( n.a. ) ( 0.8 ) ( 0.4 n.a. 2.2 2.2 ) ( n.a. ) ( 1.0 ) ( 5.6 ) ( p -3.4 ) ( n.a. ) 3.1 3.3 n.a. 2.5 -1.9 ) ( 0.3 -0.8 ) ( -0.1 n.a. 1.4 0.8 14.3 n.a. -1.4 ) ( n.a. ) ( 4.6 ) ( 1.1 ) ( -0.1 ) ( n.a. ) ( 15/1月 r r -0.7 ) ( 112.9 n.a. 116.1 120.0 123.3 n.a. 117.4 106.2 ) ( n.a. ) ( 107.7 ) ( 113.0 ) ( 113.8 ) ( n.a. ) ( 112.0 ) ( 2.9 2月 )内は全国 10-12月 n.a. 3月 n.a. 3.7 ) ( p -3.4 ) ( n.a. ) 2.3 n.a. -0.4 ) ( p r 127.5 n.a. n.a. 0.5 ) ( n.a. 108.2 ) ( p 112.8 ) ( n.a. ) n.a. n.a. ) (資料出所)中部経済産業局、経済産業省 ▽雇用・所得 完 全 失 業 効 求 人 倍 用 者 所 用 労 働 者 3.3 2.8 2.8 4.0 ) ( 3.6 ) ( 3.6 ) ( 率 ( 得 <前年比%> 常 14/4-6月 ( <季調済 倍> 雇 14年度 率 <季調済%> 有 13年度 r ( r 数 <前年比%> 一人当たり名目賃金 <前年比%> r 10-12月 15/1-3月 14/12月 2.8 2.8 n.a. - 3.6 ) ( 3.5 ) ( n.a. ) ( 3.4 ) ( 15/1月 2月 3月 - - - 3.6 ) ( 3.5 ) ( n.a. ) 1.29 n.a. 1.46 1.42 1.43 n.a. 1.44 1.45 1.48 n.a. 0.97 ) ( n.a. ) ( 1.09 ) ( 1.10 ) ( 1.12 ) ( n.a. ) ( 1.14 ) ( 1.14 ) ( 1.15 ) ( n.a. ) n.a. n.a. 1.1 n.a. 0.7 ) ( n.a. ) ( r 1.8 ) ( r n.a. 0.9 ) ( n.a. ) ( 1.2 n.a. -0.0 ( 7-9月 ( r -0.2 ) ( r r n.a. ) ( r 0.7 0.4 n.a. 2.7 ) ( r 2.0 ) ( n.a. ) ( r 2.5 ) ( r 2.6 ) ( p 0.5 0.2 0.3 n.a. 0.5 0.4 1.4 ) ( 1.7 ) ( 1.6 ) ( n.a. ) ( 1.7 ) ( r 2.0 ) ( p 0.1 n.a. 0.4 ) ( n.a. ) ( r 0.2 r r 0.4 ) ( r 3.0 2.7 r r 1.1 ) ( r r -0.5 2.5 r -1.0 2.1 0.9 ) ( r 0.6 ) ( p 2.5 ) ( n.a. 2.1 ) ( n.a. 0.5 ) ( n.a. ) n.a. n.a. ) n.a. n.a. ) (資料出所)総務省、愛知労働局、岐阜労働局、三重労働局、厚生労働省、日本銀行、愛知県、岐阜県、三重県 ▽倒産 倒 産 件 13年度 14年度 14/4-6月 -5.7 -19.8 -11.3 数 <前年比%> ( -10.0 ) ( -9.4 ) ( -8.0 ) ( 7-9月 -25.0 -8.5 ) ( 10-12月 15/1-3月 14/12月 15/1月 -19.9 -23.8 0.0 -44.3 -20.0 -16.5 ) ( -11.5 ) ( -13.5 ) ( -7.6 ) ( -8.5 ) ( 2月 3月 -4.9 5.5 ) (資料出所)東京商工リサーチ ▽物価 消費者物価<除く生鮮食品> <前年比%> (資料出所)総務省 ( 13年度 14年度 14/4-6月 0.7 n.a. 3.3 0.8 ) ( n.a. ) ( 3.3 ) ( 7-9月 10-12月 15/1-3月 14/12月 15/1月 2月 3月 3.3 2.9 n.a. 2.6 2.3 2.0 n.a. 3.2 ) ( 2.7 ) ( n.a. ) ( 2.5 ) ( 2.2 ) ( 2.0 ) ( n.a. ) (注) 1. 特に断りのない限り、愛知・岐阜・三重の3県ベース。 2.各季節調整済計数において年次計数は、原計数もしくは原計数前年比。 3. 実質輸出(入)、新設住宅着工戸数、公共工事請負金額、有効求人倍率の季節調整済計数については、 全国ベースの計数が季節調整替えを行った時点で、X-12-ARIMAを用いた季節調整替えを行う。 その際、毎年12月まで(公共工事請負金額は3月まで)のデータをインプットデータとして季節調整替えを行うほか、 その後1年間は季節要素の予測値を用いて季節調整済計数を算出。 4. 実質輸出(入)は、名古屋税関管内(東海3県に長野・静岡を加えた5県)のうち、愛知、岐阜、三重、長野の4県分。 実質輸出(入)は、通関輸出(入)金額を輸出(入)物価指数で各々デフレートし、指数化したもの。 5. 設備投資額(全産業)の14年度見込みおよび15年度計画は、15年3月の企業短期経済観測調査結果。 含むソフトウェア投資額、除く土地投資額ベース。なお、*は15年3月の調査対象企業見直し前のベース。 6. 工作機械受注は、中部経済産業局管内(東海3県に富山・石川を加えた5県)主要8社の工作機械国内受注額。 全国は、日本工作機械工業会が集計した受注総額のうち内需計。 7. 百貨店売上高およびスーパー売上高は、既存店ベース。 百貨店売上高は、名古屋市内に本社を置く5百貨店の売上高を当店にて集計したベース。 スーパー売上高は、愛知県ベース。 8. 家電販売額は、東海3県に富山、福井、石川、静岡、長野を加えた8県ベース。 9. 百貨店売上高、スーパー売上高、家電販売額の年次計数は、暦年ベース。 10. 旅行取扱額は、中部運輸局管内(東海3県に静岡・福井を加えた5県)主要旅行会社の取扱額合計。 なお、13年10月以降の計数は、集計対象先企業の事業再編により過去の計数との間に段差が生じている。 11. 公共工事請負金額は、東海3県を工事場所とする公共工事に対応する請負金額。 12. 鉱工業生産は、3県ベース。同出荷・同在庫・同在庫率は、東海3県に富山・石川を加えた5県ベース。 なお、在庫の年度・四半期の数値は、年度末・期末値。 13. 完全失業率は、東海3県に静岡を加えた4県ベース。なお、同計数の年次計数は暦年ベース。 14. 雇用者所得は、常用雇用者数(指数)と一人当たり名目賃金(指数)を乗じて算出したもの。 常用労働者数、一人当たり名目賃金は、事業所規模5人以上ベース。 15. 消費者物価は、東海の指数。すなわち、東海3県に静岡を加えた4県ベース。 消費者物価の管内の四半期の前年同期比は指数から作成。 16. pは速報値、rは訂正・改訂値。 (図表2) 東 海 3 県 の 金 融 指 標 ▽貸出 (単位:前年比%、億円) 13年度 東海3県店舗ベース 14年度 14/4-6月 7-9月 10-12月 15/1-3月 14/12月 15/1月 2月 3月 直近残高 1.1 n.a. 1.9 2.0 2.1 n.a. 2.1 2.5 2.9 n.a. 340,249 -1.1 n.a. 0.0 0.2 -0.5 n.a. -0.5 0.4 0.7 n.a. 75,793 地域銀行 1.7 n.a. 2.4 2.0 2.4 n.a. 2.4 2.7 3.3 n.a. 164,816 地銀 2.9 n.a. 3.8 3.1 3.4 n.a. 3.4 3.6 4.3 n.a. 109,867 -0.5 n.a. -0.1 -0.1 0.5 n.a. 0.5 1.1 1.4 n.a. 54,949 2.0 n.a. 2.6 3.3 3.5 n.a. 3.5 3.7 3.8 n.a. 99,639 都銀等 地銀Ⅱ 信金 ▽貸出約定平均金利 (単位:前期差%ポイント、%) 13年度 地元銀行・総合(新規) 14年度 14/4-6月 7-9月 10-12月 15/1-3月 14/12月 15/1月 2月 3月 直近金利 -0.245 n.a. 0.173 -0.053 -0.083 n.a. -0.150 0.144 -0.054 n.a. 1.176 短期(新規) -0.042 n.a. -0.061 0.032 -0.067 n.a. -0.009 0.029 0.011 n.a. 1.636 長期(新規) -0.221 n.a. 0.135 -0.057 -0.098 n.a. -0.160 0.140 -0.045 n.a. 0.881 -0.115 n.a. -0.024 -0.027 -0.025 n.a. -0.016 -0.005 -0.007 n.a. 1.147 短期(ストック) -0.058 n.a. 0.006 -0.022 -0.055 n.a. -0.029 -0.002 -0.003 n.a. 1.690 長期(ストック) -0.130 n.a. -0.026 -0.026 -0.027 n.a. -0.013 -0.007 -0.008 n.a. 1.151 地元地銀・総合(ストック) -0.119 n.a. -0.026 -0.024 -0.024 n.a. -0.014 -0.007 -0.007 n.a. 1.112 地元地銀Ⅱ・総合(ストック) -0.106 n.a. -0.019 -0.033 -0.026 n.a. -0.019 -0.002 -0.006 n.a. 1.212 地元信金・総合(ストック) -0.083 n.a. -0.025 -0.029 -0.024 n.a. -0.013 -0.003 -0.010 n.a. 1.517 地元銀行・総合(ストック) ▽預金 (単位:前年比%、億円) 13年度 東海3県店舗ベース 14年度 14/4-6月 7-9月 10-12月 15/1-3月 14/12月 15/1月 2月 3月 直近残高 2.4 n.a. 2.3 2.7 3.3 n.a. 3.3 3.4 3.7 n.a. 687,922 都銀等 0.5 n.a. -0.2 1.2 2.7 n.a. 2.7 2.1 2.9 n.a. 234,665 地域銀行 2.8 n.a. 2.6 2.4 2.7 n.a. 2.7 3.3 3.6 n.a. 250,334 地銀 3.2 n.a. 3.1 2.6 3.1 n.a. 3.1 3.5 3.9 n.a. 160,070 地銀Ⅱ 2.1 n.a. 1.8 2.1 2.2 n.a. 2.2 2.9 3.0 n.a. 90,264 信金 4.1 n.a. 4.8 5.0 4.7 n.a. 4.7 4.9 5.0 n.a. 202,922 一般預金 1.8 n.a. 1.1 1.4 2.2 n.a. 2.2 2.9 3.3 n.a. 470,019 一般法人 0.8 n.a. -0.0 0.8 3.5 n.a. 3.5 5.7 7.0 n.a. 133,353 個人 2.2 n.a. 1.6 1.6 1.7 n.a. 1.7 1.8 1.9 n.a. 336,665 公金預金 -4.7 n.a. 8.2 24.7 38.1 n.a. 38.1 13.9 10.7 n.a. 11,240 ▽銀行券受払高 (単位:億円) 13年度 14年度 14/4-6月 7-9月 10-12月 15/1-3月 14/12月 15/1月 2月 3月 銀行券受入高 47,194 46,652 11,579 11,112 10,433 13,527 3,415 6,160 3,427 3,939 銀行券支払高 49,128 47,971 11,054 10,893 16,410 9,613 8,368 2,065 3,361 4,187 1,934 1,318 -525 -218 5,976 -3,914 4,953 -4,095 -66 247 銀行券受(-)払超高 (資料出所)日本銀行名古屋支店 (注) <貸出・預金> 1.貸出・預金の「東海3県店舗ベース」は、国内銀行(銀行本体の設立根拠が国内法に準拠している銀行<ゆうちょ銀行除く>)の 東海3県(愛知、岐阜、三重の3県)内店舗と、東海3県内に本店を置く信金の合計(末残ベース)。 2.貸出・預金の「東海3県店舗ベース」は、銀行勘定のみ集計(オフショア勘定を除く)。 3.貸出の「東海3県店舗ベース」は、中央政府向けを含まない。 4.預金の「一般預金」、「公金預金」は、国内銀行の東海3県店舗ベース。 <貸出約定平均金利> (地元銀行) 1.「地元銀行」は、東海3県に本店を置く、地銀、地銀Ⅱの貸出金利を貸出金残高で加重平均したもの。 2.新規は、当該月中において実行した貸出(書替継続を含む)にかかるものをいい、銀行勘定の円貨貸出のうち、 当座貸越、金融機関向け貸出、銀行裏書手形、手形割引市場関係分を除いたもの。 3.ストックは、銀行勘定の円貨貸出のうち、金融機関向け貸出、銀行裏書手形、手形割引市場関係分を除いたもの。 4.約定時の貸出期間が1年未満の貸出金にかかる平均金利を「短期」、1年以上の貸出金にかかる平均金利を「長期」としている。 (地元信金) 1.「地元信金」は、東海3県に本店を置く信金の貸出金利(ストック)を貸出金残高で加重平均したもの。 2.貸出約定平均金利は、銀行勘定の円貨貸出(金融機関向け貸出を含む)にかかるもの。 <銀行券受払高> 1. 「銀行券受払高」は、東海3県において本行が取引先金融機関や官庁、個人等に対して銀行券を受払いした額。 2.「銀行券受(-)払超高」は、銀行券支払高から銀行券受入高を引いたもの。マイナス表示は受入超を、無表示は支払超を表す。
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