2016年4月4日 ブラジルの金融市場動向 Weekly Report 【2016年3月26日~2016年4月1日の推移】 【1】為替動向 先週のブラジル・レアルは上昇しました。イエレンFRB (米国連邦準備制度理事会)議長が世界経済の減速を 背景に利上げに対して慎重な姿勢を示したことから、レア ルを含む新興国通貨は全般的に上昇しました。ブラジル 国内の材料としては、連立与党先であるPMDB(ブラジル 民主運動党)が連立政権からの離脱を決定したことが政 権交代への期待を強め、レアルの強気材料となりました。 今週の国内の材料に関しては、引き続きルセフ大統領 の弾劾をめぐる動きや政治動向が注目されるほか、ファ ンダメンタルズ面では週末に発表されるインフレ率も注目 されます。 【ブラジル・レアル 為替推移】 (2016年3月4日~2016年4月1日) (円/レアル) 36 (レアル/米ドル) 34 レアル/米ドル(右軸、上下反転) レアル 2.00 31.42 32 2.50 30 3.00 28 3.50 26 4.00 3.55 24 高 安 4.50 22 5.00 3/4 【2】金利動向 1.50 円/レアル(左軸) 3/11 3/18 3/25 4/1 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 先週のブラジル債券市場は金利が低下しました。イエ レンFRB議長の利上げに対する慎重な発言を背景に金 利が低下しました。国内の材料としては、中央銀行が発 表した四半期インフレ報告書で、2016年末に想定される インフレ率が中央銀行の上限目標値を上回るとの見方が 示されました。これを受けて市場では早期の利下げ観測 が後退し、週前半の金利低下の一部がはく落しました。 今週は、引き続き米国の指標や商品市況などの外部環 境に影響されるほか、国内の材料としては、インフレ指標 に注目が集まります。なお、引き続きルセフ大統領の弾 劾に関する進捗の動きも相場を左右すると思われます。 【ブラジル 金利推移】 (2016年3月4日~2016年4月1日) (%) 16.0 2年国債 15.5 15.0 14.5 14.0 13.5 13.50 13.0 3/4 3/11 3/18 3/25 4/1 【3】主要経済指標 発表日 3/30 3/30 4/2 4/8 発表頻度 毎月 毎月 毎月 毎月 期間 2016年2月 2016年2月 2016年3月 2016年3月 指標名 基礎的財政収支(億ブラジル・レアル) 純債務対GDP比 貿易収支(百万米ドル) インフレ率(前年同月比) データ -230 36.8% 4,435 -- (参考)前回 279 35.6% 3,043 10.36% (出所:ブルームバーグより大和投資信託作成) 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。 ■当資料は、各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。 ■当資料の中で記載されている内容、数値、図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更される ことがあります。 ■当資料中における運用実績等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託 フリーダイヤル 0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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