塩浜3丁目周辺地区 整備基本方針 【概要版】 1 . 策定の主旨 4 . 整 備 の基 本 的 な 考 え 方 川崎臨 海部 は 、 日 本 経 済 を 牽 引 し てきた我 が 国を代 表する工 業地帯 で あり、高 度なもの づ くり技 術とと もに、公 害 を 克 服 し て き た 過 程にお ける世界 有数の環境技術をもつ 企業が多 数立地して いる。 そうし た中 、 塩浜 3 丁目周辺地区は、大規 模な工場のほか下水処 理場などの大型公共施 設が 立 地 し 、 臨 海 部 の 産業 活動 とと も に 市 街 地の 市 民 生活 を支 え る うえ で 重 要な 役 割 を 担 って き た が、近 年は公 共 施 設 の 老 朽 化 や 更 な る高度 化 に対応 した更新 整備な ど が進んで いる。今 後 は従来 の 役割を 維持し な が ら 、 更 新 整 備 等 を 契機に 臨 海部の 活性化や 持続的 発 展に資す る取組が 求 められ て おり、 上位計 画 等を 踏 ま え 、 当 地 区 の整備の基 本的な考 え方や方向 性を取り まとめた。 2 . 塩浜3丁目 周 辺 地 区 の 現 状 産業道 路及 び JR 東 海 道 貨 物 支 線 か ら水江運河 までの約 70ha の当 地区内に は、下水処 理場を中 心とし た本市 の ラ イ フ ラ イ ン を 支 え る重要 な 公共施 設をはじ め、斎 場 や温水プ ールなど の 市有財 産 が集積 してい る 。そ の 他 、大 規 模 工 場 に加え、中 小工場と 住宅が共存 する街並 みが形成さ れている。 一方、 大規 模 な 工 場 の 土 地 利 用 転 換も進ん で おり、 近年では 、物流 ・ 商業機能 を集約し た 大型複 合施設 が立地 し 、民 間 バ ス 事 業 者 に よるバス営 業所の建 設も予定さ れている 。 3 . 塩浜3丁目 周 辺 地 区 の 主 な課 題 1)地 区内 道 路 の 改 善 幹線 道 路 と 地 区 内道 路 の 接 続形態( 位置、道路 構造)が 脆弱 2)市 有財 産 の 有 効 活 用 利用 さ れ て い な い市 有 財 産 が存在 3)幹 線道 路 の 機 能 強 化 と 沿 道 環 境 の 改 善 川崎 臨 港 警 察 署 前交 差 点 は 環境基準 非達成 臨港 道 路 整 備 に よる 交 通 流 動変化 路上 駐 停 車 車 両 によ る 交 通 阻害 4)街 並み の 改 善 施設 の 更 新 や 利 用状 況 等 に よる沿道 の景観形成 緑の ネ ッ ト ワ ー ク化 が 必 要 5)市 民利 用 施 設 へ の 交 通 ア ク セ ス 殿町 夜 光 線 の 沿 道 に 立 地 す る温水 プールなど の市民が 利用する 施設の利用 状況に応 じた 交通 ア ク セ ス 主な 課 題 図 環境基準達成に 向けた対応 1)土 地利 用 公共施 設の更新 整備等にあ わせた市 有財産の有 効活用 ライフ イノベー ション分野 の中心拠 点である殿 町3丁目 地区を支援 ・補完す る機能導入 下水道 資源等の エネルギー 活用や資 源循環を踏 まえた環 境配慮型施 設の導入 臨海部 への立地 誘導に資す る交通ネ ットワーク の構築に 向けたバス 拠点施設 の形成 既成市 街地等と の共生、市 民が利用 する施設を 中心とし た開かれた 地区形成 2)基 盤整 備 公共施 設の更新 時期を踏ま えた土地 利用を支え る基幹的 道路の段階 的整備 バス拠 点施設の 進出や基幹 的道路整 備による臨 海部のバ ス交通機能 強化 周辺道 路整備動 向を踏まえ た交通機 能強化や沿 道環境改 善 公園等 の公共空 間と立地企 業による 緑の創出な どによる アメニティ ・回遊性 の向上 --------------------------------------------------------------------------------------- 基 本 方針 図 利用許可に係る今後の対応 適正管理及び 今後のあり方の検討 路上駐車による 沿道環境悪化への対応 商業・業務 エリア 施設更新計画の 検討及び有効活用 公共公益施設等 集積エリア 緑の 拠点 水辺の 拠点 緑のネットワーク化、 回遊性の向上 バス 車庫 街並み改善 皐 橋 水 江 町 線 施設更新計画を 踏まえた有効活用 臨港道路整備等に伴う 交通流動変化への対応 上下水道局 (下水処理場等) 5 . 整 備 の方 向 性 産業道路 臨港署 市有財産 更新を 控えた公 共施設が 多く集積 して いる エリアを “機能導 入・有効 活用推進 地区 ”と して、 公共施 設等の更 新整備に合 わせて、 具体的な取 組を進め る。 1)臨 海部 の 活性 化に 資する機 能 導入 市有財 産の有効 活用による 新たな機 能導入 土地利 用を支え る基盤整備 2)臨 海部 の 産業 成長 を支える 交 通機 能 の強 化 臨海部 の交通利 便性向上に 資するバ ス交通機能 の強化 ドライ バーのレ スト機能な ど臨海部 の交通・物 流をサポ ートする機 能導入 周辺道 路ネット ワーク整備 の動向を 踏まえた幹 線道路交 通の円滑化 や沿道環 境の改善 3)安 全・ 安 心、 快適 で魅力あ る 地区 形 成 緑化の 推進など による潤い のある地 区整備 エネル ギーや環 境技術等の 活用によ る地球環境 貢献 災害に 強い地区 形成 市民が 利用する 施設を中心 とした開 かれた地区 形成 建設緑政局 (道路等) 建設緑政局 (公園) 殿 町 夜 光 線 既成市街地 エリア 交通の 拠点 施設の利用状況に応 じた交通アクセス 商業・業務エリア 工場エリア サポート機能 の導入 水江運河 港湾局 (臨海鉄道等) 既成市街地エリア 公共公益施設等集積エリア 地区の土地利用を支える 基幹的道路 幹線道路とのアクセス改善 環境局 (クリーンセンター等) 凡 例 交通局 (旧市電用地) 健康福祉局 (葬祭場) 臨海部 幹線道路 (構想) 工場エリア 幹線道路交通の円滑化、 沿道環境改善 水と緑のネットワーク化 機能導入・有効活用推進地区
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