巻末言ほか - ITU-AJ

情報プラザ
最近の活動
ITUAJ
世界情報社会・電気通信日のつどいが開催されます
5月17日は、ITUの誕生日である「世界情報社会・電気通信日」
ビジネス創成の標準化活動へ
です。当協会では、この日を記念して「日本ITU協会賞」を贈呈
する記念式典を挙行します。また、記念講演ではATR脳情報通
信総合研究所長の川人光男氏に、
「人工知能と脳計算論~脳に学
ぶ人工知能の今後~」として
お話しいただきます。今は、
沖電気工業株式会社
ヒト知性が勝っているようで
た なか
しげる
田中 茂
すが、ロボットがヒトを超え
る日は来るのでしょうか?何
だか怖しい気がします。
日本のICT関連の製造業は、
なかなか長いトンネルを抜け出せず、
式典・講演に参加をご希望の
苦しいビジネス活動を続けている。このような環境下では、新た
方は当協会ホームページより
なビジネスを立ち上げるための十分な投資が難しいところもあり、
お申込みください。
複数の企業によるビジネスの立ち上げが模索される。
このような1社での取組みでは困難な新たなビジネスを立ち上
げていくにあたって良く使われる言葉が、
「協調」
「連携」である。
編 集 委 員
委員長 亀山 渉 早稲田大学
「ビジネスのために標準化活動にどう取り組むべきか」のようなお
題での産官の情報交換の場などでは、
「xxxは、オールジャパンで
取り組むべき」
「標準化活動は、各社連携した取組みが重要」と
参加する各社は、みな同じように唱えられる。これは「協調」
「連
委 員 米子 房伸 総務省 情報通信国際戦略局
携」に当たる部分に思うのだが、毎年のように研究会、懇談会な
〃 重成 知弥 総務省 情報通信国際戦略局
どで話題に取り上げられるところであるものの、
一向に「協調」
「連
〃 金子 賢二 総務省 情報通信国際戦略局
〃 岩間 健宏 総務省 総合通信基盤局
〃 深堀 道子 国立研究開発法人情報通信研究機構
〃 岩田 秀行 日本電信電話株式会社
〃 中山 智美 KDDI株式会社
携」がビジネスフィールドで実践され、活動が持続し、大きなビ
ジネス成果につながるまでに至っていないように思っている。
情報通信産業のビジネス構造が複雑になり、1社で完結するビ
ジネスの取組みが難しい状況で、標準化活動の場は、まさに関係
者が「協調」
「連携」の環境を作り、市場創成のスタートアップ
に最適の場に思う。最近の標準化活動動向を見ると、これから5G
/ IoTの標準化が本格化する状況にあり、標準化を活かした様々
〃 小松 裕 ソフトバンクモバイル株式会社
なビジネスが生まれる期待が寄せられている。この領域での標準
〃 神原 浩平 日本放送協会
化活動の成果が世に受け入れられ、世界中で社会実装され、次世
〃 石原 周 一般社団法人日本民間放送連盟
〃 渡辺 章彦 通信電線線材協会
〃 中兼 晴香 パナソニック株式会社
代情報通信ビジネスでおいしい果実を実らせるための絶好のタイ
ミングにある。
ITU協会機関紙は、その一助となる記事を取り上げ、情報を発
信している。機関紙を通じて、関係者の情報共有からビジネス協
〃 中澤 宣彦 三菱電機株式会社
調に発展し、関係者がみなビジネスの成功者になることを願って
〃 東 充宏 富士通株式会社
いる。
〃 飯村 優子 ソニー株式会社
〃 江川 尚志 日本電気株式会社
〃 岩崎 哲久 株式会社東芝
ITUジャーナル
〃 田中 茂 沖電気工業株式会社
Vol.46 No.4 平成28年 4 月 1 日発行/毎月 1 回 1 日発行
〃 櫻井 義人 株式会社日立製作所
発 行 人 小笠原倫明
〃 斧原 晃一 一般社団法人情報通信技術委員会
〃 田中 秀一 一般社団法人電波産業会
顧 問 小菅 敏夫 電気通信大学
〃 齊藤 忠夫 一般財団法人日本データ通信協会
〃 橋本 明 株式会社NTTドコモ
〃 田中 良明 早稲田大学
一般財団法人日本ITU協会
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-17-11
BN御苑ビル5階
TEL.03-5357-7610
(代)
FAX.03-3356-8170
編 集 人 森 雄三、石井篤子、平松れい子
編集協力 株式会社クリエイト・クルーズ
Ⓒ著作権所有 一般財団法人日本ITU協会
ITUジャーナル Vol. 46 No. 4(2016, 4)
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