日本語版 - 岡山大学研究推進産学官連携機構

国立大学法人
2015.1.28-30
東京
ビッグサイト
nano tech 2015 第14回 国際ナノテクノロジー総合展 ・技術会議
岡山大学は、11学部を擁する総合大学です。社会と大学の間に「知的創造サイクル」の正の循環を作り出すため
国内外の企業・研究機関との交流を促進し、岡山大学の研究活動の高度化・活性化を目指しています。本展示会
では、この方針のもとで研究・開発した高機能ナノ材料・ナノ技術を岡山大学ブース(6T-17)においてパネ
ル展示するとともに、1月29日(木)13:15からの「シーズ&ニーズセミナー」(東6ホールC会場)で詳しく
ご説明いたします。是非ご来場ください。
①高性能高分子ナノ材料-新手法での構造制御による極限材料の開発-
1/29 (13:15 ~ 13:40)
【所属/職名】 大学院自然科学研究科 化学生命工学専攻/准教授
【講演概要】
内田 哲也
剛直構造から成る芳香族高分子は、究極的に優れた性能(耐熱性、力学特性、化学安定性、耐放射線性など)や機
能(光学的性質、ピエゾ特性など)を有すると期待されている。しかしながら、分子鎖の剛直性ゆえに不溶・不融で成
型性が乏しく、材料化が実現できていない。この二律背反的問題点を解決し、剛直構造が有する潜在性能を低下させ
ることなくナノ材料化を可能とする2つの方法を開発した。これにより、新しい高次構造から成るナノ材料の提供が可
能となった。
①重合相変化を利用した構造形成技術
芳香族ポリエステルウィスカー、芳香族ポリエステルナノファイバー不織布、芳香族ポリイミドナノリボン、芳香族ポリ
エステルイミドらせんリボン、ポリベンズイミダゾールナノファイバー、芳香族ポリエステル微粒子など
②急速結晶化法によるナノファイバー化技術
芳香族剛直高分子ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)のナノファイバーとナノファイバーマット
②鉄酸化細菌由来沈殿物から作り出す高活性ナノポーラスシリカ材料
1/29 (13:40 ~ 14:05)
【所属/職名】 大学院自然科学研究科 化学生命工学専攻/教授
【講演概要】
各地の小川に見られる褐色の沈殿物は、水中の溶存鉄が鉄酸化細菌の作用により沈殿した水酸化鉄多孔体粒子で
ある。その粒子は、非常にユニークな形状を持ち、しかも、高濃度にシリカ成分(約20wt%)を含んでいる。我々は、無価
物としてこれまで廃棄されてきたこの褐色沈殿物に注目し、そこから鉄分のみを除去すると、粒子形状を維持したまま
ユニークな形状の非晶質シリカナノ粒子(純度99%以上)が得られることを世界で初めて発見した。しかも、このシリカナ
ノ粒子は、nmサイズのマイクロ孔と500m2/g以上の高比表面積を有するナノ多孔体であり、人工的に化学合成された
高級メソポーラスシリカ材料を超えた高いガス吸着特性や、固体酸性、触媒活性を持つ。この天然物由来の新規ナノ
ポーラスシリカ材料の特徴を紹介する。
藤井 達生
③担体への原子レベル分散方法による遷移金属の高機能化
1/29 (14:05 ~ 14:30)
【所属/職名】 大学院環境生命科学研究科 環境科学専攻/特任助教
【講演概要】
魯 保旺
従来法による触媒調製の場合、遷移金属粒子を原子レベルで担体に分散担持させることが困難であるため、原子
個々が反応に関与できず、触媒としての能力向上に限界があった。そこで、遷移金属粒子を原子レベルで担体に分
散担持させることができれば、原子一つひとつが反応に関与できることになり、触媒としての能力を飛躍的に向上さ
せることができる。
われわれは、遷移金属アンモニウム配位錯イオンを用いることにより、担体表面に遷移金属粒子を原子レベルで分
散•固定化することを実現した。本方法は、担持触媒(遷移金属の集合体の分散)を超え、原子レベルで、担体表面に
遷移金属を高分散させる新たな固定化方法であり、同時に工業的な大量製造方法ともなり得る。
石油精製、環境浄化等の幅広い分野で効率の高い工業用触媒として、従来の担持法で得た触媒に比較し、その活
性は格段に高まると期待され、大きな市場形成につながると期待される。
④酸化グラフェン -合成と応用-
1/29 (14:30~ 14:55)
【所属/職名】 異分野融合先端研究コア/准教授
【講演概要】
酸化グラフェンの実用化を指向した研究は、ここ数年で劇的に進んでいる。しかし、その元となる酸化グラフェンの合
成法や構造制御については、 ほとんど研究が進んでいない。本講演では、 黒鉛の種類や酸化の条件を変えること
でサイズや官能基の種類を制御した酸化グラフェンの合成法を紹介するとともに、酸化グラフェ ンの酸素含有量が
物性に及ぼす効果について最新の研究成果を報告する。実用化のためには酸化グラフェン単独で用いるだけでなく、
金属ナノ粒子、ポリマー、有機分子等により複合化することで、さらに機能を付与した酸化グラフェンの開発が求めら
れており、この点についても言及する。
仁科 勇太
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