第38回城南・早良・西区胸部画像勉強会 症例① 89歳 女性 主訴:胸部異常陰影 現病歴:2014年5月に肺炎を生じ、近医にて加療( SBT/ABPC, MEPM)。陰影は残存するも炎症所見改善 したという事で退院となった。同年8月にフォローのた め近医受診。陰影悪化を認め、肺炎の診断で再入院 。リンパ節増大を認めるという事で、当院紹介受診。 既往歴:55歳、子宮筋腫、HT。生活歴:喫煙歴なし。 身体所見:肺音:左下肺野呼吸音減弱、副雑音なし。 検査所見:WBC=7400(N69, Eo5, Ly19.1) , CRP= 0.48, BUN/Cr=27/1.40, AST/ALT=13/5, LDH=135, CEA=2.3 2013/3/14 2014/8/13 2013/4/12 2014/8/14 診断は? 症例呈示-② 37歳 男性 主訴:右側胸部痛 現病歴:2015年5月札幌出張中に、右側胸部痛が出現。息苦しさも伴い 、急患診療センター受診した。両側下肺野浸潤陰影を指摘され、翌 日紹介医受診。抗菌薬(LVFX)投与され、帰福し、当院紹介受診。症 状は軽減なし。 既往歴:特記事項なし。生活歴:20本/日x15年。職歴:営業職 身体所見:肺音:両側背部にcrackles。SpO2=96% 検査所見:WBC=9100 (N68.7, Eo3.4, Ly19.8) , CRP=3.65, BUN/Cr=13/0.85, AST/ALT=37/59, LDH=180,CEA=4.0, KL-6=155 診断は? 症例呈示-③ 55歳男性 主訴:胸部異常陰影 現病歴:2014年12月-2015年4月に当院血液内科にて悪 性リンパ腫に対する化学療法を施行。効果判定目的 に撮影した胸部CTにて異常陰影を指摘され、当科受 診。症状なし。 既往歴:悪性リンパ腫、胆嚢切除。喫煙歴:なし 身体所見:肺音 正常、副雑音なし 検査所見:WBC=2600(N70.5, Eo1,Ly11.5) , CRP=0.05, BUN/Cr=15/0.67, AST/ALT=17/15, LDH=205, sIL-2R=392 診断は? 症例呈示-④ 83歳 男性 主訴:胸部異常陰影 現病歴:早期胃がん術後フォロー中。CEAが上昇傾向 のため、胸部CT施行したところ、異常陰影を認め、 当科紹介受診。 既往歴:早期胃がん、脳梗塞。喫煙歴:20本/日x45年 身体所見:肺音 正常、副雑音なし 検査所見:WBC=5800, CRP=0.04, BUN/Cr=17/0.65, AST/ALT=19/18, LDH=195, KL-6=203 CEA=6.7, CYFRA=2.5 診断は?
© Copyright 2024 ExpyDoc