科 目 名 国際協力論 科目区分 国際経営 教 員 名 教職 履修区分 選択 配当年次 3 単位数 2 開講区分 後期 相川 泰(専任) キーワード: 国際環境協力、日本(の環境問題現場)の経験、民間非営利協力 授業の概要 「国際環境協力――日本の公害被害現場および対中環境協力の事例から学ぶ」と題 し、公害被害現場やそのネットワーキングに力を入れてきた各地の国際協力、およ び、中国への環境協力の事例を通して、新たな国際(環境)協力論を模索する。 到達目標 下記2点について具体的に説明できるようになる。 ・日本が持つ国際協力の資源としての公害経験と現状について ・各地の国際協力の事例 それらを一般化し理論なり法則なりが導き出せるなら、尚可。 授業計画 1. この科目の内容と進め方:国際協力論の多様なあり方と国際環境協力論 2. 国際協力の視点・論点、事例から学ぶ意味、日本を事例とする意味 3. 日本公害の概要、世界共通語になっているが終わっていない「ミナマタ」の問題(1) 4. 世界共通語になっているが終わっていない「ミナマタ」の問題(2) 5. 世界に広がる水俣病と共通性を持つ環境被害 6. 新潟水俣病・松花江水俣病問題と国際協力 7. 世界から問い返される日本の水銀対策 8. 土呂久公害からアジア砒素ネットワークへ 9. 西淀川公害と国際協力 10.その他の日本の公害地域と国際協力、日本環境会議の対アジア協力 11.日中環境被害救済交流 12.東アジア環境情報発伝所 13.対中緑化協力 14.日中環境協力および国際環境協力の諸相 15.国際環境協力の理論をめざして 16.試験* ※受講者の反応、時事動向その他の事情により、適宜内容を変更することがある *期末レポートに替える場合がある 評価方法 期末試験または期末レポートのみ。ただし、時事動向次第では期末試験・レポートと は別に関連レポートの提出を求める場合がある。その場合の配点は、その都度連絡す る。建設的な質問・提案等をした場合、名前が確認できた場合に限り、1 回につき最 大 10%の加算対象とする。自発的なレポート等はその内容次第で加点材料として評価 する。私語が目に余る場合、学生証の提示を求めて記録し、1 回につき 5-10%の減点 対象とする。 講義外での 学 習 プリントで提供される毎回の講義内容の復習が最低限求められる。それに加えて余力 や関心があるなら「国際協力」に関連する書籍を1~数冊読み、本講義と比較論評な どした自発レポートを作成し、提出した場合、加点材料として評価される。 履修上の 注意事項 本講義は国際協力論の1つのあり方の模索であって、模範的・典型的・完成された国 際協力論の講義ではないということは予め承知の上で受講すること。重要な連絡を授 業内で行う場合がある。休講・補講など掲示も活用する。本講義の受講にパソコン・ 携帯電話等は必要ないので、聴覚障害などによる要約筆記の場合を除いて受講生のパ ソコン等の使用を禁止する。 教 材 ◆教科書:なし(プリント配布) ◆参考書:各回のプリントに明記
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