科 目 名 人間居住論 教職 科 目 区 分 環境マインド養成 履修区分 選択

科 目 名
人間居住論
科 目 区 分 環境マインド養成 履修区分
教 員 名
教職
選択
配当年次
2
単位数
2
開講区分
前期
張 漢賢(専任)
キーワード: 居住環境整備、居住問題、尊厳
授業の概要
到達目標
産業革命以降の都市化、人口増がもたらした世界各地の居住地の拡大や居住環境の変
容、格差の顕在化、スラム・スクオッター(不法占拠地区)の発生など、各国におけ
る良質な居住環境の確保・改善するための制度とその限界・課題、居住環境評価の考
え方と改善の具現化手法について講述する。グローバルな視野をもって各国、各地域
の人間居住問題を概観し、人間居住の思想、居住環境整備の手法・制度・到達点から
地球環境問題の本質を探る。
人間居住の思想、居住環境整備の制度、手法について学習し、人権の基礎となる
居住環境の整備課題を通して、地球環境に対する問題意識・着想力を拡げる。
1 回目:人間居住論の視座
2 回目:イギリス産業革命時代の都市化と居住環境問題
3 回目:理想都市・民間活力・国家の介入
4 回目:イギリスにおける居住環境整備の制度的対応と発達
5 回目:イギリスにおける居住環境整備の制度的対応と発達(つづき)
6 回目:日本の住宅政策の展開
7 回目:都市発展とスラム
授業計画
8 回目:インフォーマル・セクター
9 回目:都市の持続的発展―インドネシアのカンポン改善事業
10 回目:アジアにおける参加型開発の展開
11 回目:高齢者から捉える「居住環境」
12 回目:先進国の居住運動―フランスの事例から―
13 回目:貧困とのたたかい
14 回目:人間居住の基本課題
15 回目:総括―人間居住諸課題の変化と展望
16 回目:定期試験
評価方法
定期試験で評価する。
講義外での
学 習
グローバルな視野、時代感覚をもって、地域文化・システムの多様性を意識して履修
すること。
履修上の
注意事項
講義資料を毎回配布するが、講義ノートをとること。
教
材
◆教科書:特になし
◆参考書:授業の進行に合わせてその都度指示する。