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情報提供資料
リート・ウィークリーレポート(2016/3/23)
マーケットデータ(2016/3/18)
※リート平均配当利回りは2016年2月末時点
リート指数
終値
為替(対円)
騰落率
金利
終値
騰落率
(%)
リート平均
配当利回り
(%)
先進国(含日本)
888.34
+0.5%
4.11
先進国(除日本)
882.72
+0.6%
4.22
日本
395.29
-0.3%
米国
1139.29
+2.2%
米ドル
111.55
853.96
+1.5%
カナダドル
1130.40
+3.4%
英国
81.88
豪州
-0.09
2.96
-2.0%
1.87
4.02
85.79
-0.5%
1.29
6.53
ユーロ
125.72
-1.0%
0.21
4.15
+3.1%
英ポンド
161.47
-1.4%
1.45
3.46
622.78
-0.3%
豪ドル
84.86
-1.5%
2.55
5.00
シンガポール
485.42
+1.6%
82.10
-1.0%
2.01
6.60
香港
508.42
+5.1%
14.38
-2.0%
1.25
4.83
カナダ
欧州(除英国)
シンガポール
ドル
香港ドル
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※騰落率については、原則先々週末(営業日ベース)の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示。
※【リート指数】・【リート平均配当利回り】先進国(含日本)・先進国(除日本)、日本・米国・カナダ・欧州(除英国)・英国・豪州・シンガ
ポール・香港:S&P 先進国 REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨
ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の値および平均配当利回り。
※【為替】NY市場終値。※【金利】各国・地域の10年国債利回り。ただし欧州(除英国)はドイツ10年国債利回りを使用。
リート市場の動き
【直近3カ月間:2015/12/18~2016/3/18】
(ポイント)
【2004/3/31~2016/3/18】
(ポイント)
950
1,200
890
800
830
400
0
770
12/18
1/18
2/18
3/18
(月/日)
04/3
06/3
08/3
10/3
12/3
14/3
(年/月)
(出所:S&PのデータをもとにDIAM作成)
※先進国(含日本)のREITインデックスのグラフデータ:S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
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リート・ウィークリーレポート
マーケット動向(2016/3/14~2016/3/18)
【日本】
J-REIT市場は小幅に下落しました。前週にECB(欧州中央銀行)から追加金融緩和が打ち出され、16
日に開かれたFOMC(米連邦公開市場委員会)では年内の利上げ見通しが引き下げられるなど、金融環境
は追い風だったものの、今週にはスターアジア不動産投資法人が上場を発表するなど、相次ぐ公募増資
による需給悪化懸念もあり、利食い売り圧力も強かったものとみられます。
【米国】
米国リート市場は上昇しました。世界経済の減速リスクを理由に、政策金利が据え置かれるとともに、
年内の利上げ回数見通しが従来の年4回から年2回へと修正されるなど、FOMCで市場予想以上にハト派
寄りの姿勢が示されたことが好感されました。2月の住宅着工件数が予想を上回る一方、住宅建設許可件
数はやや弱含むなど住宅関連統計はまちまちの結果となりました。
【欧州】
欧州リート市場は上昇しました。前週のECBによる追加緩和に続き、FOMCで米金融当局の追加利上げ
姿勢が弱まったことが利回り資産への選好を強めました。英国では16日に財務相から提出された新年度
予算案の中で、2件以上の住宅保有者に課される印紙税の引き上げについて、当初予定より長い課税免除
期間が設けられる方向となったことが好感され、リートを含む不動産関連株が上昇しました。
【豪州】
豪州リート市場は小幅に下落しました。前週のECBによる追加緩和決定やFOMCの利上げ見通し引下げ
があったものの、2月の国内雇用統計で、就業者数は伸び悩んだものの失業率が予想以上に低下したこと
で、追加利下げ期待が後退しました。
【アジア】
アジアリート市場は上昇しました。2月の小売売上高や鉱工業生産が事前予想を下回るなど、中国およ
び域内の景気減速不安は残ったままでしたが、FOMCの利上げ見通しが引き下げられたことで香港、シン
ガポールとも市中金利が低下し、利回り資産に資金が集まりました。
トピックス
■
「Brexit(ブリクジット=英国のEU離脱)」を警戒する英国リート市場(英国)
年明け以降の英国リート市場のパフォーマンスは、世界の主要リート市場の中で最低となっています。
原油価格の底割れによって、中東をはじめとする産油国からロンドンを中心とする英国不動産市場への
資金流入が細る、もしくは流出に繋がるとの懸念が高まっていました。そうした中で2月20日にキャメロ
ン首相が英国のEU(欧州連合)離脱の是非を問う国民投票を6月23日に実施することを発表すると、改
めて同国の離脱リスクが強く意識され、株式、英ポンドとともにリート市場の下落にも拍車がかかる格
好となっています。実際に、予定していた物件の取得や改修を先送りする例も出てきている模様です。
英国のEU離脱で特に悪影響を受けると予想される金融系テナントからの賃料収入が、主要リートの収
入合計の1割未満に過ぎないことなどを理由に、リート市場の下落は過剰反応と主張する向きもあります
が、離脱となった場合の影響の広がりが読みにくいだけに、当面上値は重いだろうとの見方が多くなっ
ています。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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リート・ウィークリーレポート
各国・地域別グラフ(2015/12/18~2016/3/18)
《日本》
(ポイント)
410
※各国および地域のリート指数、為替の使用
データについては、P.1「マーケットデータ」の
注記をご参照ください。
日本リート指数
380
350
320
12/18
《米国》
(ポイント)
1,200
1/18
2/18
3/18
(月/日)
(円)
米国リート指数
1,100
120
1,000
115
900
12/18
1/18
2/18
3/18
110
1,280
12/18
(月/日)
《欧州(除く英国)》
(ポイント)
(円)
欧州リート指数
140
1,060
130
950
120
1/18
2/18
《英国》
(ポイント)
95
12/18
3/18
1/18
2/18
180
81
165
74
150
3/18
(月/日)
3/18
英ポンド/円
195
2/18
3/18
(月/日)
(月/日)
(円)
英国リート指数
1/18
2/18
(月/日)
88
12/18
1/18
ユーロ/円
150
1,170
12/18
米ドル/円
125
12/18
1/18
2/18
3/18
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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リート・ウィークリーレポート
《豪州》
(ポイント)
640
(円)
豪州リート指数
93
600
88
560
83
520
豪ドル/円
78
12/18
1/18
2/18
3/18
《シンガポール》
(ポイント)
520
12/18
(月/日)
(円)
シンガポールリート指数
93
480
88
440
83
400
1/18
2/18
3/18
(月/日)
シンガポールドル/円
78
12/18
《香港》
(ポイント)
530
1/18
2/18
3/18
(月/日)
12/18
(円)
香港リート指数
16.4
490
15.6
450
14.8
410
14.0
12/18
1/18
2/18
3/18
(月/日)
12/18
1/18
2/18
3/18
(月/日)
香港ドル/円
1/18
2/18
3/18
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
【各指数の著作権等】
■Standard & Poor’s®並びに S&P®は、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登
録商標です。Dow Jones®は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登
録商標です。これらはS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCに対して使用許諾が与えられており、DIAMアセットマネジメ
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換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジな
し)はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが所有しており、DIAMアセットマネジメント株式会社に対して使用許諾が与
えられています。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、DIAMアセット
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のではありません。
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