リート・ウィークリーレポート(2016/4/12)

情報提供資料
リート・ウィークリーレポート(2016/4/12)
マーケットデータ(2016/4/8)
※リート平均配当利回りは2016年3月末時点
リート指数
為替(対円)
金利
終値
(%)
騰落率
リート平均
配当利回り
終値
騰落率
先進国(含日本)
874.57
-3.1%
3.85
先進国(除日本)
866.42
-3.7%
3.93
日本
401.43
+2.5%
米国
1153.90
-0.5%
米ドル
108.07
858.06
-0.1%
カナダドル
1118.85
+0.5%
英国
83.25
豪州
(%)
-0.08
2.95
-3.2%
1.72
3.74
83.20
-3.0%
1.23
5.88
ユーロ
123.19
-3.2%
0.10
3.83
+2.0%
英ポンド
152.71
-3.9%
1.36
3.34
627.36
+1.5%
豪ドル
81.63
-4.7%
2.40
4.54
シンガポール
479.86
+0.5%
80.10
-3.1%
1.89
6.35
香港
504.50
+0.9%
13.93
-3.3%
1.27
4.70
カナダ
欧州(除英国)
シンガポール
ドル
香港ドル
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※騰落率については、原則先々週末(営業日ベース)の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示。
※【リート指数】・【リート平均配当利回り】先進国(含日本)・先進国(除日本)、日本・米国・カナダ・欧州(除英国)・英国・豪州・シンガ
ポール・香港:S&P 先進国 REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨
ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の値および平均配当利回り。
※【為替】NY市場終値。※【金利】各国・地域の10年国債利回り。ただし欧州(除英国)はドイツ10年国債利回りを使用。
リート市場の動き
【直近3カ月間:2016/1/8~2016/4/8】
(ポイント)
【2004/3/31~2016/4/8】
(ポイント)
950
1,200
890
800
830
400
0
770
1/8
2/8
3/8
4/8
(月/日)
04/3
06/3
08/3
10/3
12/3
14/3
16/3
(年/月)
(出所:S&PのデータをもとにDIAM作成)
※先進国(含日本)のREITインデックスのグラフデータ:S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
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マーケット動向(2016/4/4~2016/4/8)
【日本】
J-REIT市場は上昇しました。前週末に低調な日銀短観を嫌気して下落していましたが、金利低下など
を背景に、今週は見直し買いの動きが強まりました。三鬼商事の発表によると、3月の東京都心5区(千
代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス賃料は27カ月連続の上昇となったものの、空室率
は2カ月連続で悪化しました。大型物件の竣工が複数あったことが影響しているものとみられます。なお、
日銀は4月6日および4月8日にJ-REITを各12億円、買い入れています。
【米国】
米国リート市場は下落しました。ボストン連銀総裁が、利上げ回数が市場の予想より多くなる可能性
を指摘したことを嫌気し、週前半は下落基調でしたが、3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が
公表され、4月に利上げが必要になるか討議されたものの、多くのメンバーが世界的な景気減速リスクを
考慮し慎重な対応が必要との見方をしていたことが明らかになったことで、週後半は上昇基調に転じま
した。
【欧州】
欧州リート市場は上昇しました。中長期金利の低下傾向が続いたことに加え、イタリアの銀行の不良
債権問題についての警戒感が高まる中で、リートを含むディフェンシブな投資対象に資金が集まりやす
かったものとみられます。
【豪州】
豪州リート市場は上昇しました。資源価格の回復に一服感が出ていることに加え、不良債権の増加懸
念や大手銀行が金利操作の疑いで提訴されたことを背景に、主力の資源関係銘柄や銀行などへの投資を
回避する動きが強まる一方で、ディフェンシブなリートが買われる展開となりました。
【アジア】
アジアリート市場は上昇しました。株式市場は世界的に軟調でしたが、FOMC議事録の公表などにより、
米国の追加利上げ観測が一層後退したことから、香港、シンガポールともにリートは上昇しました。な
お、4月4日の香港市場は休場となっています。
トピックス
■
反転が始まったシドニーのオフィス市場(豪州)
シドニーのオフィス市場はこの数年間、大型の開発案件の竣工が続いた影響から、特にハイグレード
の物件についてリーシングが難しい局面が続きました。しかし、これらの供給は今年で一巡し、来年以
降の需給は好転が見込まれています。需要サイドでは、パース、ブリスベン等の都市と比較して資源関
連のテナントが少ない一方、法律事務所、会計事務所などのビジネスサービス分野の需要が堅調です。
これに加え、インターネット関連企業の需要も増えてきています。これまでは、リーシング環境が厳し
い中、要求利回りの低下がリート価格のサポートとなりましたが、今後は賃料の上昇へと牽引役がバト
ンタッチできるのか、注目されます。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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各国・地域別グラフ(2016/1/8~2016/4/8)
※各国および地域のリート指数、為替の使用
データについては、P.1「マーケットデータ」の
注記をご参照ください。
《日本》
(ポイント)
410
日本リート指数
380
350
320
1/8
2/8
3/8
《米国》
(ポイント)
1,200
4/8
(月/日)
(円)
米国リート指数
126
1,100
119
1,000
112
900
1/8
2/8
3/8
4/8
105
1,280
1/8
(月/日)
《欧州(除く英国)》
(ポイント)
(円)
欧州リート指数
140
1,170
130
1,060
120
950
米ドル/円
2/8
3/8
4/8
(月/日)
ユーロ/円
110
1/8
2/8
3/8
《英国》
(ポイント)
95
1/8
4/8
(月/日)
(円)
英国リート指数
190
88
175
81
160
74
145
1/8
2/8
3/8
4/8
(月/日)
1/8
2/8
3/8
4/8
(月/日)
英ポンド/円
2/8
3/8
4/8
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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《豪州》
(ポイント)
640
(円)
豪州リート指数
93
600
88
560
83
520
豪ドル/円
78
1/8
2/8
3/8
4/8
《シンガポール》
(ポイント)
520
1/8
(月/日)
(円)
シンガポールリート指数
90
480
85
440
80
400
75
1/8
《香港》
(ポイント)
530
2/8
3/8
4/8
1/8
(月/日)
(円)
香港リート指数
15.9
490
15.1
450
14.3
410
13.5
1/8
2/8
3/8
4/8
(月/日)
1/8
2/8
3/8
4/8
(月/日)
シンガポールドル/円
2/8
3/8
4/8
(月/日)
香港ドル/円
2/8
3/8
4/8
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
【各指数の著作権等】
■Standard & Poor’s®並びに S&P®は、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登
録商標です。Dow Jones®は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登
録商標です。これらはS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCに対して使用許諾が与えられており、DIAMアセットマネジメ
ント株式会社に対しては特定の目的のために使用するサブライセンスが与えられています。S&P 先進国 REITインデックス(円
換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジな
し)はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが所有しており、DIAMアセットマネジメント株式会社に対して使用許諾が与
えられています。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、DIAMアセット
マネジメント株式会社の商品を支持、推奨、販売、販売促進するものではなく、また投資適合性についていかなる表明をするも
のではありません。
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