リート・ウィークリーレポート(2016/12/20)

情報提供資料
リート・ウィークリーレポート(2016/12/20)
マーケットデータ(2016/12/16)
※リート平均配当利回りは2016年11月末時点
リート指数
終値
為替(対円)
騰落率
終値
金利
騰落率
(%)
リート平均
配当利回り
(%)
先進国(含日本)
932.99
+1.6%
4.24
先進国(除日本)
933.26
+1.7%
4.30
日本
386.36
+0.1%
米国
1164.68
-0.6%
米ドル
117.93
886.96
-1.3%
カナダドル
1074.05
+0.3%
英国
78.47
豪州
0.08
3.57
+2.3%
2.59
4.05
88.43
+1.1%
1.83
6.03
ユーロ
123.22
+1.2%
0.31
4.88
+0.4%
英ポンド
147.37
+1.5%
1.44
4.19
635.47
+0.3%
豪ドル
86.15
+0.3%
2.87
4.89
シンガポール
492.50
-2.4%
81.59
+1.3%
2.51
6.49
香港
565.61
-6.5%
15.19
+2.1%
1.89
4.52
カナダ
欧州(除英国)
シンガポール
ドル
香港ドル
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにアセットマネジメントOne作成)
※騰落率については、原則先々週末(営業日ベース)の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示。
※【リート指数】・【リート平均配当利回り】先進国(含日本)・先進国(除日本)、日本・米国・カナダ・欧州(除英国)・英国・豪州・シンガ
ポール・香港:S&P 先進国 REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨
ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の値および平均配当利回り。
※【為替】NY市場終値。※【金利】各国・地域の10年国債利回り。ただし欧州(除英国)はドイツ10年国債利回りを使用。
リート市場の動き
【直近3カ月間:2016/9/16~2016/12/16】
(ポイント)
1,200
950
890
800
830
400
770
0
9/16
【2004/3/31~2016/12/16】
(ポイント)
10/16
11/16
12/16
(月/日)
04/3
06/3
08/3
10/3
12/3
14/3
16/3
(年/月)
(出所:S&PのデータをもとにアセットマネジメントOne作成)
※先進国(含日本)のREITインデックスのグラフデータ:S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
商 号 等 / アセットマネジメントOne株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
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マーケット動向(2016/12/12~2016/12/16)
【日本】
J-REIT市場はほぼ横ばいとなりました。米ドルをはじめ主要通貨に対して円安が進んだことを好感し
株式市場は上昇しましたが、東証REIT指数で1,800ポイントを超えてくる水準では利益確定売りが膨ら
んだこともあり、上値の重たい展開が続きました。なお、日銀は12月15日にJ-REITを13億円買い入れ
ました。
【米国】
米国リート市場は下落しました。FRB(米連邦準備制度理事会)は14日のFOMC(米連邦公開市場委
員会)で、市場予想通り政策金利を0.25%引き上げることを決定しました。同時に示された経済見通し
では、2017年の利上げ予想回数が中央値で3回と、9月時点での2回からペースが早まり、金利上昇への
警戒感が高まる中下落しました。週末にかけて金利上昇が一服したところで多少反発しましたが、週間
では下落しました。
【欧州】
欧州リート市場は小幅に上昇しました。FRBが利上げペースを加速すると示唆したことから、EU圏の
債券市場では金利が上昇したことが嫌気され、リート市場の上値は重くなりました。しかし、週末にか
けてはM&A期待の高まりから上昇した株式市場に追随する形でリート市場も上昇しました。英国の10月
住宅価格指数は前年比で6.9%上昇しましたが、市場予想は下回りました。
【豪州】
豪州リート市場は小幅に上昇しました。原油市場が底堅く推移する中、リート市場は週前半は堅調に
推移したものの、FRBの利上げ決定後は豪州でも金利が上昇したことが嫌気され、上げ幅は縮小しました。
豪州の第3四半期住宅価格指数は前期比で1.5%の上昇にとどまり、市場予想を下回りました。
【アジア】
アジアリート市場は大きく下落しました。米国の利上げ加速見通しを受けて、中国はじめ新興国から
の資金流出への懸念が高まったことや、中国当局が保険会社の株式買入れへの規制を強化したことが影
響しました。シンガポールの10月小売売上高は、自動車販売を除くベースで前年比0.3%減となり、引き
続き軟調な状況が続いています。
トピックス
■
金利上昇とリート市場
米国をはじめ、各国の債券市場では長期金利の上昇が足元でみられますが、金利上昇には良い金利上
昇と悪い金利上昇があると言われています。良い金利上昇とは、景気が良く物価が上昇するために、イ
ンフレを抑制しようと中央銀行が金融引き締めをし、金利が上昇するケースです。一方、悪い金利上昇
とは、財政不安から国債が売却されたり、金融危機などをきっかけとした投資家のリスク回避的な動き
から金利が上昇するケースです。金利が上昇すると、リートの借入コストが上昇するうえ、利回り資産
としての相対的な魅力が低下するといったネガティブな側面があります。しかしながら、良い金利上昇
はリート市場にとって必ずしもネガティブな要素ばかりではありません。実物資産である不動産に投資
を行うリートはインフレに強い資産であり、また、景気の拡大は空室率低下や賃料の上昇といった不動
産のファンダメンタルズ改善にも繋がるためです。
12月14日にFRBは1年ぶりの利上げを全会一致で決定しましたが、声明文には「労働環境と物価上昇
率の実績と見通しに鑑みて、政策金利を引き上げると決断した」とあり、経済環境の改善が利上げの背
景であり、足元の金利上昇が良い金利上昇であると考えられます。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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各国・地域別グラフ(2016/9/16~2016/12/16)
《日本》
(ポイント)
440
※各国および地域のリート指数、為替の使用
データについては、P.1「マーケットデータ」の
注記をご参照ください。
日本リート指数
410
380
350
9/16
10/16
《米国》
(ポイント)
1,350
11/16
12/16
(月/日)
(円)
米国リート指数
121
1,250
113
1,150
105
1,050
米ドル/円
97
9/16
10/16
11/16
《欧州(除く英国)》
(ポイント)
1,280
9/16
12/16
(月/日)
(円)
欧州リート指数
135
1,170
125
1,060
115
950
105
9/16
10/16
11/16
9/16
12/16
(月/日)
10/16
11/16
12/16
(月/日)
ユーロ/円
10/16
11/16
12/16
(月/日)
《英国》
(ポイント)
89
(円)
英国リート指数
165
81
150
73
135
65
9/16
10/16
11/16
12/16
英ポンド/円
120
(月/日)
9/16
10/16
11/16
12/16
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにアセットマネジメントOne作成)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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《豪州》
(ポイント)
760
(円)
豪州リート指数
88
700
83
640
78
580
9/16
10/16
11/16
12/16
73
560
9/16
(月/日)
《シンガポール》
(ポイント)
(円)
シンガポールリート指数
85
520
80
480
75
440
70
9/16
《香港》
(ポイント)
700
10/16
11/16
12/16
9/16
(月/日)
(円)
香港リート指数
15.5
650
14.5
600
13.5
550
12.5
9/16
10/16
11/16
12/16
豪ドル/円
(月/日)
9/16
10/16
11/16
12/16
(月/日)
シンガポールドル/円
10/16
11/16
12/16
(月/日)
香港ドル/円
10/16
11/16
12/16
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにアセットマネジメントOne作成)
【各指数の著作権等】
■Standard & Poor’s®並びにS&P®は、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の
登録商標です。Dow Jones®は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の
登録商標です。これらはS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCに対して使用許諾が与えられており、アセットマネジメント
One株式会社に対しては特定の目的のために使用するサブライセンスが与えられています。S&P 先進国 REITインデックス(円
換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジな
し)はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが所有しており、アセットマネジメントOne株式会社に対して使用許諾が与え
られています。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、アセットマネジメ
ントOne株式会社の商品を支持、推奨、販売、販売促進するものではなく、また投資適合性についていかなる表明をするもので
はありません。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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リート・ウィークリーレポート
投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項
【投資信託に係るリスクと費用】
● 投資信託に係るリスクについて
投資信託は、株式、債券および不動産投資信託証券(リート)などの値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リ
スクもあります。)に投資をしますので、市場環境、組入有価証券の発行者に係る信用状況等の変化により基準価額は
変動します。このため、購入金額について元本保証および利回り保証のいずれもありません。
● 投資信託に係る費用について
[ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。]
■お客さまが直接的に負担する費用
購入時手数料 :上限4.104%(税込)
信託財産留保額:上限0.5%
公社債投信およびグリーン公社債投信の換金時手数料:取得年月日により、1万口につき上限108円(税込)
その他の投資信託の換金時手数料:ありません
■お客さまが信託財産で間接的に負担する費用
運用管理費用(信託報酬):上限 年率2.6824%(税込)
※ 上記は基本的な料率の状況を示したものであり、成功報酬制を採用するファンドについては、成功報酬額の加算
によってご負担いただく費用が上記の上限を超過する場合があります。成功報酬額は基準価額の水準等により変
動するため、あらかじめ上限の額等を示すことができません。
■その他費用・手数料
上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)等でご確認ください。
※上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。
費用の料率につきましては、アセットマネジメントOne株式会社が運用するすべての投資信託のうち、徴収するそれぞれ
の費用における最高の料率を記載しております。
※税法が改正された場合等には、税込手数料等が変更となることがあります。
【ご注意事項】
●当資料は、アセットマネジメントOne株式会社が作成したものです。
●当資料は、情報提供を目的とするものであり、投資家に対する投資勧誘を目的とするものではありません。
●当資料は、アセットマネジメントOne株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その内容の完
全性、正確性について、同社が保証するものではありません。また掲載データは過去の実績であり、将来の運用成果を保
証するものではありません。
●当資料における内容は作成時点のものであり、今後予告なく変更される場合があります。
●投資信託は、
1.預金等や保険契約ではありません。また、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。加
えて、証券会社を通して購入していない場合には投資者保護基金の対象ではありません。
2.購入金額について元本保証および利回り保証のいずれもありません。
3.投資した資産の価値が減少して購入金額を下回る場合がありますが、これによる損失は購入者が負担することとなり
ます。
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