情報提供資料 リート・ウィークリーレポート(2016/2/2) マーケットデータ(2016/1/29) ※リート平均配当利回りは2015年12月末時点 リート指数 終値 為替(対円) 騰落率 金利 終値 騰落率 (%) リート平均 配当利回り (%) 先進国(含日本) 886.74 +3.7% 4.00 先進国(除日本) 885.76 +3.3% 4.06 日本 372.48 +8.9% 米国 1055.33 +0.8% 米ドル 121.14 781.58 +3.3% カナダドル 1073.33 +2.1% 英国 82.56 豪州 0.10 3.34 +2.0% 1.92 3.84 86.68 +3.0% 1.23 7.02 ユーロ 131.21 +2.3% 0.33 4.29 +1.2% 英ポンド 172.56 +1.8% 1.56 2.84 598.17 +1.9% 豪ドル 85.82 +3.2% 2.64 5.10 シンガポール 452.82 +3.5% 85.06 +2.4% 2.26 6.82 香港 478.61 +1.6% 15.56 +2.2% 1.66 4.65 カナダ 欧州(除英国) シンガポール ドル 香港ドル (出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成) ※騰落率については、原則先々週末(営業日ベース)の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示。 ※【リート指数】・【リート平均配当利回り】先進国(含日本)・先進国(除日本)、日本・米国・カナダ・欧州(除英国)・英国・豪州・シンガ ポール・香港: S&P 先進国 REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、 S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨 ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の値および平均配当利回り。 ※【為替】NY市場終値。 ※【金利】各国・地域の10年国債利回り。ただし欧州(除英国)はドイツ10年国債利回りを使用。 リート市場の動き 【直近3カ月間:2015/10/29~2016/1/29】 (ポイント) (ポイント) 950 900 800 850 400 800 0 10/29 【2004/3/31~2016/1/29】 1,200 11/29 12/29 1/29 04/3 06/3 08/3 10/3 12/3 (月/日) 14/3 (年/月) (出所:S&PのデータをもとにDIAM作成) ※先進国(含日本)のREITインデックスのグラフデータ:S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし) ※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。 商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号 加入協会/ 一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 1/5 リート・ウィークリーレポート マーケット動向(2016/1/25~2016/1/29) 【日本】 J-REIT市場は大幅に上昇しました。減産期待を背景とした原油価格の反発や、世界的な金利の低下を 好感し週初から堅調に推移していました。29日に、日銀がマイナス金利政策の導入に踏み切ることを決 定したことを受け、J-REITの配当利回りの相対的な魅力度が高まったことや、基準金利が下がることに よる借入調達金利や不動産の期待利回りの低下への思惑から、大きく上昇しました。なお、日銀は1月28 日にJ-REITを12億円、買い入れています。 【米国】 米国リート市場は上昇しました。ロシアとOPEC(石油輸出国機構)との間で減産に向けた協議が行わ れるとの期待から原油価格が反発したものの、中長期金利の低下トレンドが続いたことで買い安心感が 広がりました。27日まで開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)では予想通り政策金利は据え置か れ、世界の経済および金融動向を注視する姿勢が示される一方、米国経済については前向きの見方が維 持されました。 【欧州】 欧州リート市場は上昇しました。イタリアでの銀行の不良債権処理案を巡る懸念や、低調な主要企業 の決算が上値を重くする局面はありましたが、日銀のマイナス金利政策導入を受け市場全体が反転、 リート指数の上昇に繋がりました。英国の1月の全国住宅価格は前月比+0.3%と前月から勢いがやや衰 えたものの、上昇基調を維持しました。 【豪州】 豪州リート市場は上昇しました。原油価格は反転したものの、日銀のマイナス金利政策導入の影響等 から中長期債利回りが低下したことが買い安心感につながりました。10-12月期の消費者物価指数は前期 比0.4%上昇と予想を若干ながら上回り、市場の利下げ期待はやや後退したと見られます。なお、1月26 日の豪州市場は休場となっています。 【アジア】 アジアリート市場は上昇しました。中国本土株式市場の下落という悪材料はあったものの、日銀のマ イナス金利政策導入といった好材料に、より強く反応する展開となりました。シンガポールでは、鉱工 業生産が昨年4月以来の大幅な前年比マイナスとなるなど、低調な経済環境が続いている模様です。 トピックス ■ リート市場の2015年の振り返りと今後の見通し(アジア) 2015年のアジアのリート市場はシンガポールの下落が目立ちました。賃料の伸びが鈍化する中、リー ト価格は一気にマイナス成長を織り込んだと言えます。現実には配当可能利益がマイナスとなる程の賃 料下落は想定されないこと、実物不動産市場での売買価格は横ばい圏を維持していること等から、リー ト価格の動きは行き過ぎであると考えています。足元では世界的に値動きの荒い展開が続いていますが、 市場が落ち着きを取り戻すにつれ見直し買いの対象になるでしょう。 一方、香港リートの昨年のパフォーマンスは通貨が米ドルとリンクしている安心感から底堅い動きと なりました。香港の不動産賃料は、特に目抜き通りの小売店舗では下落していますが、リートに組み入 れられている郊外の生活必需品を取り扱う店舗の賃料は緩やかな上昇を続けています。金利上昇はリス クではありますが、バリュエーションが既に割安圏にあり、リート価格へのインパクトは限定的と考え ています。今後も米ドルペッグが維持されるのであれば、香港リートは引続き底堅い動きとなるでしょ う。最後にマレーシアリートは、現地通貨ベースのパフォーマンスこそ堅調でしたが、通貨の下落で海 外投資家にとってのリターンは低迷しました。現地の小売店舗の賃料は堅調に伸びていますが、強気に なる為には通貨の安定を待つ必要がありそうです。 ※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。 2/5 リート・ウィークリーレポート 各国・地域別グラフ(2015/10/29~2016/1/29) 《日本》 (ポイント) 390 ※各国および地域のリート指数、為替の使用 データについては、P.1「マーケットデータ」の 注記をご参照ください。 日本リート指数 360 330 300 10/29 《米国》 (ポイント) 1,200 11/29 12/29 1/29 (月/日) (円) 米国リート指数 1,100 123 1,000 119 900 10/29 11/29 12/29 1/29 115 1,280 10/29 (月/日) 《欧州(除く英国)》 (ポイント) (円) 欧州リート指数 140 1,060 130 950 120 11/29 12/29 《英国》 (ポイント) 96 10/29 1/29 11/29 12/29 185 82 175 75 165 1/29 1/29 英ポンド/円 195 12/29 1/29 (月/日) (月/日) (円) 英国リート指数 11/29 12/29 (月/日) 89 10/29 11/29 ユーロ/円 150 1,170 10/29 米ドル/円 127 10/29 11/29 12/29 (月/日) 1/29 (月/日) (出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成) ※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。 3/5 リート・ウィークリーレポート 《豪州》 (ポイント) 620 (円) 豪州リート指数 93 580 88 540 83 500 78 10/29 11/29 12/29 1/29 《シンガポール》 (ポイント) 520 10/29 (月/日) シンガポールリート指数 (円) 93 480 88 440 83 400 豪ドル/円 11/29 12/29 1/29 (月/日) シンガポールドル/円 78 10/29 11/29 12/29 1/29 (月/日) 《香港》 (ポイント) 530 10/29 (円) 香港リート指数 16.3 490 15.7 450 15.1 410 11/29 12/29 1/29 (月/日) 香港ドル/円 14.5 10/29 11/29 12/29 1/29 (月/日) 10/29 11/29 12/29 1/29 (月/日) (出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成) 【各指数の著作権等】 ■Standard & Poor’s®並びに S&P®は、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登 録商標です。Dow Jones®は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登 録商標です。これらはS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCに対して使用許諾が与えられており、DIAMアセットマネジメ ント株式会社に対しては特定の目的のために使用するサブライセンスが与えられています。 S&P 先進国 REITインデックス(円 換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジな し)はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが所有しており、DIAMアセットマネジメント株式会社に対して使用許諾が与 えられています。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、DIAMアセット マネジメント株式会社の商品を支持、推奨、販売、販売促進するものではなく、また投資適合性についていかなる表明をするも のではありません。 ※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。 4/5 リート・ウィークリーレポート 160202情報リートW-1 5/5
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