リート・ウィークリーレポート(2016/1/26)

情報提供資料
リート・ウィークリーレポート (2016/1/26)
マーケットデータ (2016/1/22)
※リート平均配当利回りは2015年12月末時点
リート指数
為替(対円)
終値
リート平均
配当利回り
(%)
金利
(%)
終値
騰落率
騰落率
先進国(含日本)
854.81
+2.4%
4 .00
先進国(除日本)
857.46
+2.7%
4 .06
日本
342.00
-1.4%
米国
1047.24
+1.2%
米ドル
118.78
カ ナダ
756.94
+2.3%
カ ナダドル
1051.49
+1.7%
英国
81.57
豪州
0.24
3 .34
+1.5%
2.05
3 .84
84.12
+4.5%
1.32
7 .02
ユーロ
128.26
+0.4%
0.48
4 .29
+0.4%
英ポンド
169.45
+1.6%
1.71
2 .84
587.00
+2.2%
豪ドル
83.18
+3.6%
2.73
5 .10
シ ンガポール
437.70
-0.8%
シ ンガポール
ドル
83.08
+2.2%
2.35
6 .82
香港
470.95
-2.8%
香港ドル
15.23
+1.5%
1.72
4 .65
欧州(除英国)
※騰落率については、原則先々週末(営業日ベース)の値を基に算出し小数点第3位を四捨五入して表示。 (出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※【リート指数】・【リート平均配当利回り】先進国(含日本)・先進国(除日本)、日本・米国・カナダ・欧州(除英国)・英国・豪州・シンガポール・香港: S&P 先進
国 REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、 S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の値
および平均配当利回り。
※【為替】NY市場終値。 ※【金利】各国・地域の10年国債利回り。ただし欧州(除英国)はドイツ10年国債利回りを使用。
リート市場の動き
(ポイント)
【直近3カ月間:2015/10/22~2016/1/22】
1,200
900
800
850
400
800
10/22
【2004/3/31~2016/1/22】
(ポイント)
950
0
11/22
12/22
1/22
(月/日)
04/3
06/3
08/3
10/3
12/3
14/3
(出所:S&PのデータをもとにDIAM作成)
(年/月)
※先進国(含日本)のREITインデックスのグラフデータ:S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
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マーケット動向 (2016/1/18~2016/1/22)
【日本】
J-REIT市場は下落しました。中国の経済統計の下振れや、原油価格の底割れによる信用リスク不安などを背
景に世界的に株価が下落したことが影響しましたが、日本やユーロ圏の金融緩和期待が高まったことから下げ幅
を縮小しました。イオンリート投資法人(小売)は調達予定額約284億円の増資と、5物件・計554億円の物件取得
を発表しています。なお、日銀は1月18日、19日にJ-REITを各12億円、買い入れています。
【米国】
米国リート市場は上昇しました。ガソリン在庫の増加などを受け原油市況が一段と下落したことや、低調な中国
の経済統計を受けてリスク回避の動きが強まったものの、中長期債利回りが安定的に推移する中で、リートは
ディフェンシブ性を発揮しました。12月の住宅建設許可件数は予想を上回る一方、住宅着工件数は予想外に前
月比減少するなど、住宅関連統計はまちまちの結果となりました。なお、1月18日の米国市場は休場となっていま
す。
【欧州】
欧州リート市場は上昇しました。原油市況の続落や中国経済への懸念に加え、ECB(欧州中央銀行)がユーロ
圏の銀行に対し不良債権について情報提供を求めたことから投資家のリスク回避姿勢が強まり、週半ばに下落
しました。その後、21日にドラギECB総裁が理事会後の会見で、景気下振れリスクが高まったとして3月に追加緩
和を実施する可能性を示唆したことなどが好感され、週後半に大きく反発しました。
【豪州】
豪州リート市場は上昇しました。世界経済減速への警戒感から世界的に株式市場は軟調でしたが、原油市況
の下落を受けた大手資源株からの資金シフトや、バリュエーションの割安感に着目した買いがリート市場を押し上
げたと見られます。また、11月の新築住宅販売戸数は集合住宅の落ち込みが影響し、前月比で2.7%減少しまし
た。
【アジア】
アジアリート市場は下落しました。中国の12月小売売上や鉱工業生産など主要経済指標がいずれも事前予想
を下回り、同国およびアジア経済の減速懸念が一層高まりました。投資家のリスク回避姿勢が強まる中、シンガ
ポールではリートの下落幅は株式市場に比べ抑えられました。
トピックス
■ リート市場の2015年の振り返りと今後の見通し(米国)
2015年の米国リート市場は、年間トータルリターンは期待リターン水準にはやや及ばなかったものの、前年比プ
ラスを確保しました。政策金利の引き上げが広く予想される中で、利回り資産であるリートの価格は金融政策関
連の要人発言や経済統計の結果に一喜一憂する動きとなりましたが、雇用環境の回復や、リーマンショック後の
新規物件供給が抑制されてきたことを背景に、小売やオフィス物件を中心に賃料および空室率の改善が進み、
ファンダメンタルズ(基礎的条件)は着実な改善を示しました。2016年も引き続き政策金利の動向に敏感な相場展
開になることが予想されますが、中国をはじめとする新興国の景気や中東における地政学リスクの高まりなど、
外部環境の不透明感が増す中で、利上げは非常に慎重に行われる公算が高くなっています。世界的な景気の失
速が無い限りは、国内経済の回復を受けた賃料上昇、低金利環境を背景とした不動産への底堅い需要が引き続
き期待できるとみています。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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各国・地域別グラフ (2015/10/22~2016/1/22)
※各国および地域のリート指数、為替の使用
データについては、P.1「マーケットデータ」の
注記をご参照ください。
《日本》
(ポイント)
日本リート指数
390
360
330
300
10/22
11/22
12/22
《米国》
(ポイント)
1/22
(月/日)
(円)
米国リート指数
1,200
127
1,100
123
1,000
119
900
10/22
11/22
12/22
115
10/22
(円)
欧州リート指数
150
1,170
140
1,060
130
11/22
12/22
《英国》
(ポイント)
1/22
120
10/22
ユーロ/円
11/22
12/22
(月/日)
英国リート指数
(円)
195
89
185
82
175
11/22
12/22
1/22
1/22
1/22
(月/日)
96
75
10/22
12/22
(月/日)
1,280
950
10/22
11/22
(月/日)
《欧州(除く英国)》
(ポイント)
1/22
米ドル/円
165
10/22
(月/日)
英ポンド/円
11/22
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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12/22
1/22
(月/日)
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《豪州》
(ポイント)
620
(円)
豪州リート指数
580
88
540
83
500
10/22
11/22
豪ドル/円
93
12/22
78
10/22
1/22
11/22
12/22
(月/日)
1/22
(月/日)
《シンガポール》
(ポイント)
シンガポールリート指数
(円)
520
93
480
88
440
83
400
10/22
11/22
12/22
78
10/22
1/22
シンガポールドル/円
11/22
12/22
1/22
(月/日)
(月/日)
《香港》
(ポイント)
(円)
香港リート指数
530
16.3
490
15.7
450
15.1
410
10/22
11/22
12/22
1/22
14.5
10/22
(月/日)
香港ドル/円
11/22
12/22
1/22
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
【各指数の著作権等】
■Standard & Poor’s®並びに S&P®は、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登録商
標です。Dow Jones®は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登録商標です。
これらはS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCに対して使用許諾が与えられており、DIAMアセットマネジメント株式会社に
対しては特定の目的のために使用するサブライセンスが与えられています。 S&P 先進国 REITインデックス(円換算ベース、
配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジなし)はS&P ダウ・
ジョーンズ・インデックスLLCが所有しており、DIAMアセットマネジメント株式会社に対して使用許諾が与えられています。S&P
ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、DIAMアセットマネジメント株式会社の商
品を支持、推奨、販売、販売促進するものではなく、また投資適合性についていかなる表明をするものではありません。
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