平成27年度の実践 ☆ 職場体験活動 (奉 仕 の実 践 ) (1) 活 動 目 標 実社会における職場での体験活動を通して、働くことの意義や社会・人との関わりに つ い て 学 び 、よ り 豊 か な 社 会 の 実 現 に 貢 献 で き る よ う な 心 構 え と 態 度 、実 践 力 を 育 て る 。 (2) 活 動 内 容 ・ 修 学 旅 行 に お け る 訪 問 ・ 見 学 先 で の イ ン タ ビ ュ ー 活 動 や 、 様 々 な 職 業 に つ い ての 調 べ 学 習 を 行 い 、 社 会 の あ ら ゆ る 場 面 で 多 く の 人 に 支 え ら れ て 日 常 生 活 が 営 ま れて いることに気づく。 ( 気 づ き・考 え る ) ・ 自 身 が 将 来 就 き た い と 考 え て い る 職 業 や 、 人 を 支 え る 活 動 に 従 事 し て い る と 考え ら れ る 職 業 に つ い て 具 体 的 な 情 報 を 収 集 し 、仕 事 の 内 容 等 に 関 す る 知 識 を 身 に つ け、 働くことの意義を考える。 ( 考 え る) ・ 実 際 の 職 場 を 訪 問 し 、そ れ ぞ れ の 現 場 で の 仕 事 を 体 験 学 習 す る 。 (実行する) (3) 活 動 の成 果 と課 題 <生徒の感想> ・ 聾 学 校 で は 、 先 生 が 生 徒 に な る べ く 多 く の 言 葉 を 発 す る よ う に 上 手 に 働 き か け、 日 常 生 活 の 中 で 言 葉 の 獲 得 が で き る よ う に 工 夫 し て い た 。 「 耳 が 不 自 由 な 人 」 とし て で は な く 、一 人 の 人 と し て 相 手 を 尊 重 し て い る と 感 じ 、感 動 し た 。【 県 立 聾 学 校 】 ・ 「 警 察 官 」 は 、 た と え 自 分 た ち の 存 在 が 周 り か ら 面 倒 く さ い と 思 わ れ て も 、 「正 直 に 生 活 し て い る 人 を 守 る ! 」 と い う 強 い 信 念 を 持 っ て 仕 事 に 取 組 み 、 市 民 に とっ て の 「 心 強 い 味 方 」 に な っ て い る こ と に 感 動 し た 。 自 分 も 、 そ ん な 警 察 官 に な るた めに頑張りたい。【警察署】 ・ ド ク タ ー ・ 看 護 師 ・ 理 学 療 法 士 ・ 介 護 士 ・ 事 務 員 さ ん ・ 清 掃 の 方 、 等 々 、 そ れぞ れ 立 場 も 仕 事 内 容 も 違 う け れ ど 、 病 気 や け が で 困 っ て い る 人 の た め に 、 自 分 の でき る こ と を 一 生 懸 命 や る と い う 姿 勢 は 皆 同 じ で 、 そ の 人 た ち が 協 力 し 合 っ て 病 気 やけ が で 苦 し ん で い る 人 に 笑 顔 と 元 気 を 取 り 戻 さ せ て い く 姿 は 、 す ご く か っ こ い い と思 った。 【総合病院】 ・ 仕 事 は 、 本 の 貸 し 出 し と 整 理 だ け で は な い 。 様 々 な 質 問 に 笑 顔 で 答 え 、 本 探 しを 手 伝 う 知 識 や 手 際 は プ ロ だ と 感 じ た 。 ま た 、 お 年 寄 り か ら 子 供 、 障 が い を 持 っ た方 ま で 、 誰 で も 気 持 ち 良 く 利 用 で き る よ う た く さ ん の 工 夫 が さ れ て い る こ と に 気 づい た。 【市立図書館】 ・ 花の管理等は大変だが、お客様が「きれいだね」と、笑顔で帰って行く姿を見ると、 また頑張れるという言葉が印象的だった。お客様の喜ぶ姿が働く人を支え・励まし、 働く人々の地道な努力がお客様の笑顔を支えていると感じた。【 フ ラ ワ ー セ ン タ ー 】 <成果と課題> ○ 職 場 体 験 活 動 を す る 前 に 、 世 の 中 に あ る 様 々 な 仕 事 に つ い て 調 べ た り 、 体 験 先の 仕 事 内 容 に つ い て 情 報 を 収 集 し た こ と に よ り 、 机 上 の 知 識 や 何 と な く 抱 い て い たイ メ ー ジ が 具 体 化 さ れ 、 働 く こ と の 大 変 さ と 喜 び が 実 感 を 伴 っ て 理 解 で き た よ う であ る。 ○ 生 徒 の 感 想 を 読 む と 、 普 段 当 た り 前 の よ う に 受 け 止 め て い た こ と の 中 に 様 々 な工 夫 が あ り 、 そ れ は そ れ ぞ れ の 仕 事 に 就 く 人 た ち の 思 い や り と 強 い 信 念 、 そ し て 努力 の 積 み 重 ね か ら 生 ま れ て い る こ と へ の 気 づ き が 、 多 く 見 ら れ た 。 今 後 の 生 活 に おい て 、 周 囲 へ の 感 謝 の 気 持 ち を 持 ち 、 自 分 に で き る こ と を 探 そ う と い う 姿 勢 が 着 実に 育っていることを感じた。 ● 周 囲 と の 様 々 な 関 わ り 合 い の 中 で 生 活 は 営 ま れ て い る と い う 学 び が 、 他 者 へ の感 謝 と 尊 重 、 更 に は 社 会 で 自 身 を よ り よ く 生 か し て 生 き る た め の 進 路 選 択 に つ な げさ せたい。 -15- -15- ☆ いわき万本桜プロジェクト(2年目) (国際理解・親善の実践) (1) 活動目標 自分の住んでいる地域の課題を見つけ、未来のために地域や人々に役立つ活動を率先し て行う力を養う。 (2) 活動内容 ・ 万本桜プロジェクトの現状について話を聞いたり、昨年度植樹した場所を見学す ることで現状を知る。 ・ (気づき) 山の整備作業を通して、プロジェクトに今後どのように貢献していくことができ るのか考えていく。 ・ (考える) 活動の振り返りをして3学年に向けた具体的な行動案を立てる。(考え・実行する) (3) 活動の成果と課題 <生徒の感想> ・ プロジェクトに参加する前は、誰が植えても変わらないのではと思っていたけど、 苗木の成長を見たら植えてよかったと思えました。 ・ 桜の苗木周辺の整備・手入れが非常に大変なものであるとわかった。半年ぶりに 自分たちは来たが、この期間ずっと整備してくれていたプロジェクトの方々に感謝 したい。自分たちが役に立てるように今後頑張りたい。 ・ 大変な作業を毎日していると聞いて驚きました。いわきのためにここまで頑張っ てくれているプロジェクトの方々は本当にすごいなと思いました。 <成果と課題> ○ 昨年度から継続して取り組むことで、生徒の活動に対する思いが強くなった。 ○ プロジェクトを進めている方々への感謝の気持ちと、自分たちも貢献していきた いという気持ちが強くみられるようになった。 ● 定期的な活動の機会の設定が必要である。 -16- -16- ☆ 草野地区の伝統や特徴を調べ、地域に役立つ 活動を考え実践しよう (奉仕の実践) (1) 活動目標 小川江筋の歴史や役割について調べる活動に取り組み、そこで学んだことをもとに、 青少年赤十字活動として、地域に役立つ活動を考え、実践する。 (2) 活動内容 ・ 小川江筋について、家族など身近な人への聞き取り活動に取り組む。(気づく) ・ 小川江筋管理事務所員の方の話を聞き、現在の小川江筋について学ぶ。(考える) ・ 小川江筋を拓いた人物を祭る沢村神社の訪問し宮司さんの話を聞く。(考える) ・ 学校近くの小川江筋を見学し水田よりも高い山裾を流れていることを知る。それをもとに 江筋の完成後地域にどう役だっているかについて話し合う。(考える) ・ 小川江筋の水が海に注ぐ状況の知るために、夏井川河口と排水機場を見学する。 (実行する) ・ 排水機場で回収されたゴミの状況を確認し、帰り道にごみ拾い作業に取り組む。 (実行する) (3) 活動の成果と課題 ○ 小川江筋について調べることで、自分たちの郷土について知識を深めることができ、より いっそう郷土を大切に思う心を育むことができた。 ○ これまでの先人の努力と、現在も小川江筋を守る努力を続けている人々の様子を学ぶこと ができた。それにより生徒たちは社会の一員として自分ができることを考えるようになった。 ○ 排水機場の役割とその周辺の土地の特徴を知り、水路の環境保全のための美化作業に真剣 に取り組むことができた。 ○ 生徒自身の関心や興味を高める手だてとして、①身近な人への聞き取り、②学級での情報 交換、③地域の方の話を聞く、④その結果を次の活動に生かす。以上4点の流れを基本とす ることにより、生徒が自分の課題として主体的に取り組む様子が見られた。 ● 教師主導の活動だけでなく、生徒自身の興味、関心に沿っての活動として何ができるか、 さらに考察していく必要がある。 ● 今回の課題について、今回で終わりとすることなく、生徒が今後も活動を継続していく機 会を大切にしていきたい。 -17-17-
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