4 実践内容 平成26年度の実績

4 実 践 内 容
4 .実 践 内 容
平成26年度の実践
☆
地域や社会に自分たちができること
『手話講習会』 (国際理解・親善の実践)
(1) 活動目標
手話を学ぶことを通して、共に生きる仲間として理解し合い、相手を考え進んでコミュ
ニケーションを図り、自分にも何かできるのではないかという意欲を持つ。
(2) 活動内容
・
人は多くの人々と共生していかなければならず、人間同士が互いに違いを受けと
め互いに認め合って生きていかなければならないことに気づく。(気づき)
・
本校にある特別支援難聴学級の生徒と、より積極的に関わり合うために、自分た
ちがどうすればよいのかを考える。(考え)
・
手話が、コミュニケーション手段の一つとして発生した言語である手話を知り聾
者に対する理解を深める。(考え)
・
本校にある特別支援難聴学級の教師から簡単な指文字や手話を学ぶ。(実行する)
(3) 活動の成果と課題
<生徒の感想>
・
日本語や英語と同じように、聾者にとって手話は大切なものだということが、わ
かった。
・
難聴といえども、聞こえにくい音や分かりにくい言葉があるようなので、これか
ら、近くにいるときには、手助けができればと思った。
<成果と課題>
●
聾者にゲストティーチャートして来ていただき、学んだことを生かす場面がある
とよかった。
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☆
地域や社会に自分たちができること
「地域のゴミ拾い」 (奉仕の実践)
(1) 活動目標
一人の人間として行う奉仕作業の意義や、社会に役立つことで地域や社会のために進ん
で働こうとする態度を養う。
(2) 活動内容
・
毎朝通る通学路でゴミの多い箇所を話し合う。(気づき)
・
ゴミ拾いの地域を各学級で学区から割り振る。(考え)
・
継続できる活動になるよう、各学級で休み時間、放課後を利用してできることを
考える。
・
(考え)
総合の時間に校舎近辺や通学路のゴミ拾い活動を各クラスでグループごとに実施
する。
・
(実行する)
休み時間、放課後担当するグループが交代で15分間校庭や学校周りのゴミ拾い、
除草作業をちょこボラ(ちょこっとボランティア)として実施する。 (実行する)
(3) 活動の成果と課題
<生徒の感想>
・
今までにもゴミ拾いを何度かしてきたが、1年に1度というような単発的な活動で
あった。しかし今回は、学級のみんなが続けられるように各クラス工夫した。グルー
プごと交代で草むしりとゴミ拾いをした。無理なく継続できたのがよかったと思う。
・
自分の住む地域をきれいにしようという思いで一生懸命ゴミ拾いができた。実際
にゴミ拾いをして、ゴミの量の多さに驚いた。自分もポイ捨てをしないようにと心
に決めた。
<成果と課題>
●
ゴミ拾いで草が生い茂る場所や古いゴミなどを拾う際、放射線量が気になる。
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☆救急法
『AED講習会』
(健康・安全の実践)
(1) 活動目標
本校生徒が、AEDを使用した心肺蘇生法を実際に体験および知ることにより緊急時に
できるだけ落ち着いて対処できるよう、心構えや態度を育てる。
(2) 活動内容
心肺蘇生法やAEDの操作方法を習得する。
・
海開きを目前にし、水難事故がおきた場合の救急法について知る必要があると気
づく。
(気づき)
・
緊急時に備え、AEDの操作方法や心肺蘇生法についての知識を学ぶ。 (考え)
・
グループごとに分かれ、実際に救急法を体験する。(実行する)
(3) 活動の成果と課題
<生徒の感想>
・
心臓マッサージの方法やAEDの使い方が分からなかったので、学べる機会があ
ってよかった。
・
操作方法を知ることで、助けられる命があることを知った。
<成果と課題>
○
救急法に関する意識の高まりが見られた。
●
学校全体での継続的な取り組みが必要である。
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☆
いわき万本桜プロジェクト
(国際理解・親善の実践)
(1) 活動目標
自分の住んでいる地域の課題を見つけ、未来のために地域や人々に役立つ活動を
率先して行う力を養う。
(2) 活動内容
・
万本桜プロジェクト代表の話を聞き、桜植樹の目的や方針を知る。
(気づき)
・
震災後のいわきについて、今後具体的にできることが何か、自分の考えを持つ。
(気づき・考え)
・
植樹活動を通して、自分のふるさとを維持・発展させるために、実践していくこ
とを考えていく。
・
(考える)
壁新聞を作成し、活動のまとめをし、具体的な行動案を立てる。(考え・行動する)
(3) 活動の成果と課題
<生徒の感想>
・
未来の人たちのために、自分たちが役立てたことがとてもうれしかった。
・
植樹は多くの人々の協力があって成り立っていることが分かり、人とのつながり
を大切にしていきたいと思った。また、このプロジェクトを多くの人に知ってもら
いたいと思った。
<成果と課題>
○
講話を通して、ふるさと「いわき」の課題に真剣に向き合おうとする姿勢がみら
れた。
○
植樹を通して、自分たちもふるさとのために何かができると自信を持ち、未来へ
の希望がもてた。
●
植樹のための資金をどのような活動で調達するか、より深く考えていく必要がある。
●
植樹だけでなく、その維持・管理の方法について継続して取り組ませる。
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☆ エネルギー教育
~地球温暖化と再生可能エネルギーの関係~
(健康・安全の実践)
(1) 活動目標
原発事故後のエネルギー問題を理解し、多種のエネルギーの可能性に触れ、自分
たちの未来を真剣に考えようとする姿勢を育てる。
(2) 活動内容
・
エネルギーの講話を聞き、地球温暖化とエネルギーの関係を学ぶ。
・
エネルギー資源の乏しい日本の現状を知る。
・
実験を通して、新エネルギー・再生エネルギー・自然エネルギーなど、未来への可
(気づき・考え)
能性を秘めたエネルギーについて考えを深める。
・
(気づき)
創エネルギー・省エネルギーを理解し、消費量の削減を実践する。
(考える)
(実行する)
(3) 活動の成果と課題
<生徒の感想>
・
日本のエネルギー自給率はとても低いので、環境への悪影響も考え、リスクやコ
ストを考慮した発電法を探りたい。
・
地球温暖化の現状が深刻であると理解できたので、私にもできる省エネを心がけ
ていきたい。
<成果と課題>
〇
いろいろなエネルギーを知り、未来の可能性を肌で感じ、今後どのように有効利
用すべきか、真剣に考えることができた。
〇
日本のエネルギー資源の現状を考え、いかに無駄をなくすか気づくことができた。
〇
エネルギー問題の深刻さを知り、今から取り組まなければならないと考える生徒
が増えた。
●
実際の取り組みを話し合う場を設けることで、さらに考えを深めさせていく。
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☆ 盲導犬実演体験
(健康・安全の実践)
(1) 活動目標
盲導犬との触れあいを通して、障がいへの理解を深め、障がい者の方々と交流し
ようとする福祉の心を育てる。
(2) 活動内容
・
協会職員の方の話を聞き、盲導犬の役割・活動内容を知る。
(気づき)
・
模擬体験を通して、障がい者の立場を理解しようとする。
・
協会の方へ質問したり、盲導犬との触れあい体験を通して、視覚障がい者の方々
(気づき・考え)
にとって一番必要なサポートは何かを考え、今後行動に移す。 (考え・行動する)
(3) 活動の成果と課題
<生徒の感想>
・
実際に盲導犬歩行をして、視覚障がい者の方々の不安に気づき、どうしたら障が
い者の方々が安心できるか実感できた。
<成果と課題>
〇
障がい者に出会っても、何をしたらよいか迷いがあったが、勇気を出して話しか
けることが大切で、自分たちのできることから始めようと考える生徒が多かった。
〇
盲導犬が、いかに視覚障がい者に安心感を与え役に立っているかを知り、実際自
分たちには何ができるのか考えを深められた。
●
盲導犬に限らず、常に福祉の心を持って、多くの障がい者のために行動できるよ
う体験活動の機会を増やしていくこと。
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