平成27年平均の有効求人倍率

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平成27年平均の有効求人倍率
有効求人倍率の推移
1月 29 日に厚生労働省
有効求人倍率(倍)
から公表された「一般職業 2.00
紹介状況」によると、平成
27 年平均の有効求人倍率 1.50
有効求人倍率(左目盛)
1.40
は前年を 0.11 ポイント上
回る 1.20 倍となった。平
1.00
成 21 年 に 0.47 倍 と 統 計
有効求人数の
の取れる昭和 38 年以降の
前年比(右目
0.50
有効求職者数の
0.47
盛)
最低を記録したあと、6年
前年比(右目
盛)
連 続 の 上 昇 で、平 成 3 年
0.00
(1.40 倍)以来の高い水準
である。
平成 27 年平均の有効求
人数は前年に比べて 4.3 %
増で6年連続の増加、有効
地域別有効求人倍率
求職者数は 5.4 %減で6年連続の減少となっている。 (倍)
1.60
雇用形態別の有効求人倍率をみると、正社員は
1.40
0.75 倍、パートタイムは 1.52 倍で、それぞれ前年を
1.20
0.09 ポイント、
0.14 ポイント上回っている。
1.00
地域別の有効求人倍率をみると、東海が 1.41 倍
0.80
で最も高く、次いで北陸と中国が 1.37 倍、南関東が
0.60
1.27 倍、東北が 1.21 倍などとなっている。すべて
の地域において前年の有効求人倍率を上回っている。 0.40
0.20
平成 21 年にはすべての地域で前年を下回り、その後
0.00
22 年に南関東を除く地域で前年を上回り、23 年以
降は5年連続してすべての地域で前年を上回ってい
る。
また、
職業別の有効求人倍率をみると、
保安の職業
で 5.01 倍と最も高く、次いで建設・採
職業別有効求人倍率
掘の職業で 2.91 倍、サービスの職業で
(倍)
2.45 倍、専門的・技術的職業で 1.77 倍 8.00
などとなっている。その一方で事務的 7.00
6.00
職業や運搬・清掃・包装等の職業では1 5.00
倍を切っており職業による差は大きい。 4.00
また、より細かい分類で高いところを 3.00
みると、建設躯体工事の職業で 7.00 倍、 2.00
1.00
建設の職業で 2.88 倍、介護サービスの
0.00
職業で 2.59 倍、医師、歯科医師、獣医師、
薬剤師で 6.15 倍、建築・土木・測量技術
者で 3.75 倍などとなっている。
65
1.20
50
25
0
-25
-50
平成27年
26年
25年
(調査・解析部)
注 パートタイムを含む常用労働者
Business Labor Trend 2016.3