グラフで見る県内経済横ばいで推移している県内経済。【概況】雇用は改善に向けた動きがみられる生産活動概ね横ばいで推移している鉱工業（生産・出荷・在庫）指数（季節調整値） ◆12月の鉱工業生産指数（季節調整値）は、（2010年＝100） 150 前月比0.9％上昇して101.7となった。出荷指数は同2.4％上昇して101.1となった。在庫指数は同0.9％低下して143.2となった。 140 130 ◆はん用・生産用・業務用機械は、工作機械の生産を中心に高水準で推移している。 ◆食料品は、米菓や水産練り製品の生産が堅調に推移している。 120 110 100 ◆金属製品は、作業工具や建設用金属製品を中心に持ち直しつつある。 ◆輸送機械は、国内自動車メーカーの在庫 90 80 12/1 4 7 ◆電子部品・デバイスは、低水準で横ばい 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 （年／月）調整の影響から弱含んでいる。生産出荷在庫（資料）新潟県「新潟県鉱工業指数」推移している。個人消費横ばいで推移している ◆１月の大型小売店販売額（既存店）は、前年の駆け込み需要の反動などから前年比2.2％減となった。 ◆２月の乗用車（軽含む）新規登録・届出台数は、前年比17.0％減となった。ただ（％）大型小売店販売額（既存店、前年比）乗用車新規登録・届出台数（軽含む、前年比）（％） 12 120 10 100 8 80 6 60 4 40 2 20 0 0 し、例年２月の新規登録・届出台数とし -2 -20 ては高水準にある。 -4 -40 -6 -60 -8 -80 ◆２月の家電販売は、冷蔵庫などの白物家電やパソコンの販売が振るわず、前年を -10 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 15/1 -100 （年／月）下回った模様である。大型小売店（左軸）乗用車（軽含む右軸）（資料）経済産業省「商業動態統計」北陸信越運輸局新潟運輸支局「新車新規登録台数」新潟経済社会リサーチセンターセンター月報 2015.04 35 35 グラフで見る県内経済雇用改善に向けた動きがみられる有効求人倍率（全数） ◆１月の有効求人倍率（パートタイムを含（％）（倍） 1.3 40 む全数、季節調整値）は、前月比0.03ポイント上昇し1.22倍となった。２カ月連 1.2 20 続の上昇となり、改善に向けた動きがみ 1.1 られる。 1.0 0 ◆１月の新規求人数（同・実数）は、前年 0.9 比2.6％増となった。製造業や運輸業、 -20 医療・福祉などで前年を上回った。 0.8 -40 12/1 ◆雇用保険の受給資格決定件数は、４カ月設備投資 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 0.7 10 15/1 （年／月）連続で前年を下回ったほか、受給者実人員も60カ月連続で前年を下回った。 4 有効求職者数の前年比（左軸）有効求人倍率（季調調整値、右軸）有効求人数の前年比（左軸）（資料）新潟労働局「最近の雇用失業情勢」「労働市場月報」緩やかに持ち直している非居住用建築物の着工床面積（前年比） ◆製造業では、老朽化設備の更新投資に加（％） 250 えて、生産能力増大や合理化・省力化に向けた投資が増加している。 200 150 ◆非製造業では、小売業や建設業で新規出 100 店や機械設備などの大型投資の反動から、前年の投資額を下回っている。 50 0 ◆１月の非居住用建築物着工床面積は、前 -50 年比4.8％増となり、３カ月連続で前年を上回った。 -100 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 15/1 （年／月）非居住用建築物着工床面積（資料）国土交通省「建築着工統計」新潟経済社会リサーチセンターセンター月報 2015.04 36 36 3カ月移動平均（前年比）グラフで見る県内経済住宅投資下げ止まりつつある新設住宅着工戸数（利用関係別寄与度） ◆１月の新設住宅着工戸数は、前年比2.4％減となり２カ月ぶりに減少した。ただし、前年比でみた減少幅は縮小してお（％） 100 80 60 り、基調としては下げ止まりつつある。 40 20 ◆持家の着工戸数は前年比10.0％減の269 0 戸となり、６カ月連続で前年を下回った。 -20 ◆貸家は前年比18.8％増の221戸となり、２カ月連続で前年を上回った。 -40 -60 -80 12/1 4 7 10 13/1 4 貸家分譲 7 10 14/1 4 7 10 15/1 （年／月） ◆分譲は前年比34.0％減の35戸となり、３カ月ぶりに前年を下回った。公共投資持家新設住宅着工戸数（前年比）（資料）国土交通省「住宅着工統計」減少している公共工事請負金額（発注者別寄与度） ◆ １月の公共工事請負金額は、前年比（％） 80 43.4％減と３カ月連続で前年を下回った。 60 ◆国の機関（国、独立行政法人等）は、２カ月ぶりに前年を下回った。 ◆地方の機関（県、市町村）は、２カ月連続で前年を下回った。 40 20 0 -20 -40 -60 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 15/1 （年／月）国の機関地方の機関その他公共工事請負金額（前年比）（資料）東日本建設業保証新潟支店「前払金保証実績からみた公共工事の動向」（神田恵）新潟経済社会リサーチセンターセンター月報 2015.04 37 37