(平成 28 年2月の経済指標を中心として) 平成 28 年4月 11 日 本県経済は、一部に弱い動きがみられるものの、持ち直している。 個人消費は、一部に弱さがみられるものの、持ち直している。 鉱工業生産は、足踏み状態となっている。 雇用情勢は、改善が緩やかに続いている。 目 次 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 山形県の経済動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 全国の経済動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 東北の経済動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 各 種 経 済 指 標 第 1表 百貨店・スーパー販売額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 2表 新車登録届出台数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 3表 新設住宅着工戸数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 4表 鉱工業生産・在庫・出荷指数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 5表 山形県主要業種別生産指数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 6表 山形県主要業種別在庫指数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 7表 新規・有効求人倍率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 8表 賃金・労働時間・雇用指数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 9表 企業倒産 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 10 表 消費者物価指数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 11 表 公共工事請負金額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (参考) 山形県その他の経済指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 全 国 そ の 他 の 経 済 指 標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山形県景気動向指数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山形県企画振興部統計企画課 ページ 1 3 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 利用上の注意 ・ 山形県経済動向月例報告は、各種経済指標をもとに、本県経済の状況をまとめたものです。 ・ 数字の単位未満は、原則として四捨五入しています。 ・ 指標の中には速報値を使用しているものがあり、翌月に確定値に遡及して変更する場合があり ます。また、季節調整等により数値が改定される場合や公表数値が不定期に訂正される場合が あります。 ・ 各種経済指標は、官公庁、団体、会社等の業務資料及び当該機関の刊行した統計資料等による ものです。 ・ この報告の内容は、インターネットでもご覧いただけます。 http://www.pref.yamagata.jp/ (ホーム>目的で探す 統計情報) ・ この報告の内容についてのお問い合わせは、下記にお願いします。 〒990-8570 山形市松波二丁目8-1 山形県企画振興部統計企画課政策統計担当 TEL 023-630-2180 FAX 023-630-2185 先 月 と の 比 較 判 断 の 変化方向※ 3月 4月 本県経済は、一部に弱い動き 総 括 判 断 がみられるものの、持ち直して (同じ) いる。 個人消費は、一部に弱さがみ 個 人 消 費 られるものの、持ち直してい (同じ) る。 鉱工業生産 雇 用 情 勢 鉱工業生産は、足踏み状態と なっている。 雇用情勢は、改善が緩やかに 続いている。 (同じ) (同じ) ※矢印は基本的な傾向の変化を表しています。 Ⅰ 山形県の経済動向 判断の変化方向 概 況 前 月 比 本県経済は、一部に弱い動きがみられるものの、持ち直して いる。 判断の変化方向 前 月 比 ◎ 個 人 消 費 … 一部に弱さがみられるものの、持ち直している。 ○百貨店・スーパー販売額は、全店舗ベース、既 存店ベースともに2か月連続で前年を上回った。 また、新車登録届出台数は、2か月ぶりに前年 を下回った。 百万円 16,000 12,000 0.0 ・百貨店・スーパー販売額 H28.2月(全店舗) 11,481百万円 前年比(全店舗)3.0% (既存店)2.4% 10,000 △ 5.0 販売額(全店舗) 前年比(既存店) 14,000 8,000 ・乗用車(軽を含む)の新車登録届出台数 H28.2月 4,203台(前年比 △9.5%) 車種別 普通乗用車 968台(前年比 10.6%) 小型乗用車 1,255台(前年比 △16.7%) 軽自動車 1,980台(前年比 △12.4%) % 10.0 百貨店・スーパー販売額 5.0 H27.9月 10月 11月 12月 H28.1月 2月 販売額(全店舗) 11,348 11,805 11,635 14,812 12,806 11,481 前年比(既存店) △2.2 △2.0 △3.7 △2.6 2.8 2.4 台 8,000 新車登録届出台数 台数 △ 10.0 % 10.0 前年比 6,000 0.0 4,000 △10.0 2,000 △20.0 0 H27.9月 10月 11月 12月 H28.1月 2月 台数 4,439 3,625 3,448 3,041 3,499 4,203 前年比 △8.4 △8 4 △4.9 △4 9 △8.1 △8 1 △6.1 △6 1 0.8 08 △9.5 △9 5 △30.0 ○ 住 宅 建 設 … 前年の水準を下回った。 ○住宅建設は、持家、貸家及び分譲住宅が前年を 下回ったことから、全体では14か月ぶりに前年 の水準を下回った。 ・新設住宅着工戸数 H28.2月 総戸数 274戸(前年比 △25.3%) 利用関係別(主なもの) 持 家 171戸(前年比 △11.9%) 貸 家 59戸(前年比 △52.4%) 分譲住宅 44戸(前年比 △10.2%) 戸 新設住宅着工戸数 600 戸数 前年比 500 % 50.0 40.0 30.0 400 20.0 300 10.0 0.0 200 △10.0 100 0 △20.0 9月 10月 11月 12月 H28.1月 2月 戸数 542 417 515 437 331 274 前年比 43.8 5.6 10.8 12.6 32.9 △25.3 △30.0 判断の変化方向 ◎ 鉱 工 業 生 産 … 足踏み状態となっている。 前 月 比 ○鉱工業生産指数(季節調整済)は、はん用・生産用・業務用機械工業、食料品工業などの生産 が増加したことから、前月比で3.3%上昇し、2か月ぶりの上昇となった。 また、前年比(原指数)では7.1%低下し、2か月ぶりの低下となった。 ・鉱工業生産指数 H28.1月 101.1(前月比 3.3%、前年比 △7.1%) 業種別(前月比) 上昇:はん用・生産用・業務用機械工業、食料品工業など13業種 低下:情報通信機械工業、化学工業など9業種 -1- 鉱工業生産指数 指数(H22=100) 主な業種の生産指数 前月比 % 指数 前月比 前年比 110.0 前年比 電子部品・デバイス工業 94.3(△ 4.2%、△13.4%) はん用・生産用・業務用機械工業 128.7( 28.8%、 1.4%) 食料品工業 96.2( 3.9%、△ 1.4%) 情報通信機械工業 60.4(△16.5%、△13.1%) 輸送機械工業 108.0( 3.0%、△ 4.0%) 化学工業 140.7(△10.0%、△16.0%) プラスチック製品工業 86.9( 10.7%、△11.4%) 20.0 100.0 10.0 90.0 0.0 80.0 △10.0 70.0 H27.8月 9月 10月 11月 12月 H28.1月 101.1 指数 94.5 94.3 96.3 98.4 97.9 前月比 △1.6 △0.2 2.1 2.2 △0.5 3.3 前年比 △0.3 △5.8 △4.8 △0.7 1.2 △7.1 △20.0 判断の変化方向 前 月 比 ◎ 雇 用 情 勢 … 改善が緩やかに続いている。 新規・有効求人倍率 倍 2.00 ○有効求人倍率(季節調整値)は、前月比で0.04 ポイント上昇の1.23倍となった。 新規求人倍率 有効求人倍率 1.80 1.60 ・雇用情勢(H28.2月) 有効求人倍率 1.23倍(前月比 0.04㌽) 〃(正社員) 0.73倍(前月比 △0.03㌽) 新規求人倍率 1.75倍(前月比 △0.07㌽) 雇用保険受給者数 3,567人 (前年比 △2.2%) 1.40 1.20 1.00 0.80 H27.9月 10月 11月 12月 H28.1月 2月 新規求人倍率 1.71 1.70 1.56 1.58 1.82 1.75 有効求人倍率 1.20 1.21 1.21 1.20 1.19 1.23 ○ 企 業 倒 産 … 件数は前年と同数だが、負債総額は前年を下回った。 件数は前年と同数だが 負債総額は前年を下回った 百万円 ○企業倒産は、件数は前年と同数だが、 負債総額は前年を下回った。 企業倒産状況 負債総額 件数 4,000 ・企業倒産状況 (H28.3月、負債総額1千万円以上) 件 数 9件 (前年比 +0.0%) 負債総額 20億円 (前年比 △52.23%) 8 3,000 6 2,000 4 1,000 2 0 負債総額 件数 ○ 物 件 10 5,000 H27.10月 11月 12月 H28.1月 2月 3月 1,545 542 4,036 157 591 2,000 4 4 3 4 4 9 0 価 … 前年と同じ水準となった。 ○消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は、 前年と同じ水準となった。 指数(H22=100) 106.0 消費者物価(生鮮食品を除く総合)(山形市) 指数 前年比 105.0 ・消費者物価指数(H28.2月、山形市) 総合指数 103.9 (前年比 0.1%、前月比 △0.1%) 生鮮食品を除く総合指数 103.2 (前年比 0.0%、前月比 △0.2%) 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く 総合指数 101.6 (前年比 1.0%、前月比 △0.1%) % 6.0 5.0 4.0 104.0 3.0 103.0 2.0 102.0 1.0 101.0 0.0 100.0 99.0 (注) 前年比とは前年同月比のことである 前年比とは前年同月比のことである。 -2- △1.0 H27.9月 10月 11月 12月 H28.1月 2月 指数 104.3 104.3 104.0 104.0 103.4 103.2 前年比 △0.1 △0.1 0.1 0.2 △0.1 0.0 △2.0 Ⅱ 全国の経済動向 (内閣府 月例経済報告 平成 28 年3月 23 日) (我が国経済の基調判断) 景気は、このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。 ・個人消費は、消費者マインドに足踏みがみられるなか、おおむね横ばいとなっている。 ・設備投資は、持ち直しの動きがみられる。 ・輸出は、おおむね横ばいとなっている。 ・生産は、このところ横ばいとなっている。 ・企業収益は、非製造業を中心に改善傾向にある。企業の業況判断は、おおむね横ばいとなっ ているものの、このところ一部に慎重さが増している。 ・雇用情勢は、改善している。 ・消費者物価は、緩やかに上昇している。 先行きについては、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やか な回復に向かうことが期待される。ただし、海外経済で弱さがみられており、中国を始めとす るアジア新興国や資源国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがある。こ うしたなかで、海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の影響に留意する必要があ る。 Ⅲ 東北の経済動向 (東北経済産業局 管内の経済動向 平成 28 年3月 17 日) 全体の動向:一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに持ち直している。 鉱工業生産:生産は一進一退となっている。 個 人 消 費:個人消費は緩やかに持ち直している。 住 宅 着 工:新設住宅着工戸数は、被災地を中心に復興需要に支えられ、前年を上回った。 公 共 投 資:公共工事請負金額は、引き続き高水準で推移している。 設 備 投 資:設備投資は、緩やかに持ち直している。 雇 用:新規求人倍率、有効求人倍率ともに高い水準となっており、改善している。 企 業 倒 産:倒産件数は、小康状態が続いている。 -3-
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