取る 中野 平雅(高校生軽量級) 取られる 一本 20150830 大阪大会 第 4 位(公式には入賞扱いではない) 3戦1勝2敗 技有り 2 減点 注意 警告 1 回戦 対 小野 航(愛知三重) 本戦3-0判定勝ち 序盤 中盤 終盤 先手取も軽い技で効果薄 右下段連打も効果薄く 勝利意欲あるも展開と技無 0 40 秒 突き 34(63%) 蹴り 20(37%) 姿勢保持率 70% 80 秒 突き 28(65%) 蹴り 15(35%) 有効打率 35% ガード保持率 80% ①9 秒 左前内股から先手を取る。流れ自 体は非常に良い。が、技の威力、繋ぎ、展 開という観点から見ると修正点は非常に 多い。まず「縦」から入る事。左内股は軽 くて良いのだが左突きも軽く、さらに右下 段も軽い。ヒラマサの技は総じて「軽い」 事が大きな課題になる。軽い技を重くする には何が必要かを考える必要がある。 ➁25 秒~32 秒 この間、若干劣性。この ままの展開では相手ペースになる敗戦パ ターンの所を右下段回し蹴りで盛り返し ている。右から左へと展開を拡げる事が出 来れば良いのだが、そこまでは至らない。 が、盛り返す事は出来ているので OK! 120 秒 突き 39(73%) 防御率 60% 主導率 65% ①36 秒~42 秒まで この間、7 発の右下 段回し蹴りを蹴っている。防御なり、カウ ンターなりの対応を行っている所だが、相 手は打たれっぱなし。打たれても良いと考 えたか、防御技術がない相手だったのか。 ➁~59 秒まで 右下段の蹴り方を修正す る事。蹴りの質が軽いので相手に効かす事 が出来ていない。脛を相手の大腿に乗せる ように滑り込ませる事で「効く下段」が出 来るようになるはず。 ③~1 分 18 秒まで 互いに譲らない展開 も膝を交えている中野がやや優勢。右膝蹴 り、下段を軸に左、上中下に振れる技が欲 しい場面。 蹴り 15(27%) サプライズ率 0% ①~1 分 43 秒まで 突きの打ち方、当て 方を「相手に力が伝わる事を目的」に修正 していきたい。この場面まで突きをある程 度は打つものの効果(相手を崩す、ダメー ジをあたえる等)を出せていない。 相手が打たれ強いのかもしれないが、それ でも効かせられるだけの強い突きが欲し いし、連打攻撃も欲しい。 ➁~終了まで 決め手がなく、互いにズルズルと同じ展開 を繰り返している。このあたりに上位層と の大きな壁を見てとれる。「展開」と一言 で言えば終わるが、試合展開と自分の動き をもう少しメリハリつけて動きたい。 準決勝戦 対 前田 将輝(大阪南) 本戦合わせ一本負け 序盤 中盤 序盤から相手の猛攻に お腹のダメージか、力なく 0 終盤 40 秒 突き 24(73%) 蹴り 9(27%) 姿勢保持率 % ガード保持率 % ①~24 秒 相手の序盤からの猛攻。何と か右下段回し蹴りを返すも、そのまま勢い で押されてしまう。上体が丸まり屈曲姿勢 が目立ち、膝蹴りの格好の的となる姿勢を 自分で作り出す。この点が最初の技有を取 られる伏線になっている。 ➁34 秒 突き→膝蹴りを返す。この 3 連 打と相手の技を比較してみたい。威力、回 転ともに相手が大幅に上回っているのが 分かる。相手のこの感じが標準的な動きと 認識して良い。自分をここに近づける事。 ③48 秒 追い込まれた状態で膝蹴りをも らい技有奪われる 80 秒 突き 16(67%) 有効打率 % 蹴り 8(33%) 防御率 % ①58 秒 再開後、左右の下段蹴りを蹴る も威力がなく効果的にはならない。 相手も無警戒で後ろ回し蹴りを蹴ってく るあたりに完全に飲まれている状態であ るのが理解できる。 ➁1 分 4 秒 いったん場外へ出てからの出 会い、たんに密着するのみで相手の攻撃に 対して防御も攻撃もない。結果だけ見ると 相手に殴られるために接近している。この 動きでは勝利は覚束ない。せめて 2 回ほど の技、返し技は欲しい。 ③1 分 22 秒 一方的な展開となり右下突 きで技有、合わせ一本を取られる。 主導率 % サプライズ率 % 3 位決定戦 対 榎木 司(愛知三重) 本戦0-5判定負け 序盤 中盤 終盤 相手に簡単に懐入らせて 応戦、下がり応戦組手展開 盛り返し局面あるも意欲無し 0 40 秒 突き 14(59%) 姿勢保持率 75% 蹴り 9(41%) ガード保持率 75% ①13 秒 相手の前進に対して簡単に懐に 入れて突きを打たれる。12 秒の時点で中 段蹴り系を使用して相手に「来るなら強烈 なものを喰らわせてやるぞ」というメッセ ージを送りたい。そのためには技の完成度 が必要なので、技の稽古、そして身体を支 えるための強い身体作りを行いたい。 ➁20 秒 ある程度、打ち合える相手に対 して何故か下がる。この際、なんらかの意 図はあったのか?見ている分には単に休 憩意図にしか見えないが。だとしたら埼玉 県大会より何らの成長が見えない。24 秒 時点を見ると何も考えていない感じ。 ③~36 秒 相手の技を受けて下がる。 80 秒 突き 24(69%) 有効打率 40% 蹴り 11(31%) 防御率 30% ①~41 秒 応戦組手&勝利意欲の低さを 象徴している「下がりながら応戦」。この 動きでどのようにしたら勝てるのか教え て欲しい。 ➁41 秒~45 秒 たんに休んでいるだけ。 勝つ気などなく、そもそも勝負する気もな かったのではないか。 ③48 秒 序盤②と同様。 ④~1 分 16 秒まで 相手に詰められない と技が出ないのかなぜだろうか? 自分で考えた事はあるのか?改善しよう とは考えないのか?そもそも勝とうとい う気があるのか?さほど実力差のない対 戦だけに非常に悔しい試合展開。 120 秒 突き 35(76%) 主導率 35% 蹴り 11(24%) サプライズ率 0% ①1 分 18 秒~30 秒 この場面の打ち合い では実力差が伯仲している事を表してい るのではないか。ヒラマサの右膝で相手を 2 ㍍弱下げる事に成功もしているし、相手 の攻撃も大きなダメージにはなっていな いもよう。敗因は精神的に薄弱な事。 ➁1 分 41 秒 打ち合いで負けていないに も関わらず下がる。序盤②同様。 ③試合終了まで 正直、大して疲れていな かったのではないか。終了後の軽い足取り を見ているとそのように感じる。「あ~終 わった」と。完敗では自分のプライドが傷 つくので、ある一定の応戦で惜敗ペースを 維持。 「惜しかったな~」と言われる程度 狙いの試合展開にしか見えない。 総評 技が軽く、打たれ弱い。 この言葉に尽きる。他にも言いたい事は山ほどあるが上記 2 点のみに焦点を絞って 錬成までの一ヶ月を過ごして行きたい。 会場でも述べたが、自分の課題をどのように改善していくのかを、ある程度の根拠 を持って構築できるようにして行きたい。 そのためには運動に関する色々な事柄を自分で調べ、知識として蓄える必要がある。 幸いにも文武両道を売りにしている高校なので図書室には、それなりの良書が揃っ ているのではないか? まずは自分で調べて考える事。 攻撃面 ①軽い攻撃力を向上させるように意識的 に稽古する事。 何を、どのように行えば良いのかは自分 でしっかりと考えて欲しい。 防御面 ①打たれ弱い身体、圧力に弱い身体を強 くする事を意識して稽古する事。 何を、どのように行えば良いのかは自分 でしっかりと考えて欲しい。
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