古典B [必選]

平成27年度 年間授業計画
東京都立杉並高等学校 全日制
教科
国語
対象学年
使用教科書・教材
科目
具体的な指導目標
古典文法 「助動詞1」
古文 随筆
一 5 『方丈記』「行く川の流れ」
学 月 「安元の大火」
6 古典文法「助動詞2」
漢文 伝奇「枕中記」
月 古典文法 「助動詞3」
古文 歌物語『大和物語』
「姥捨」
9 古文 随筆『枕草子』
月 「木の花は」 「かたはらいたき
二 10
学 月
期
11
月
12
月
3(105)
「古典B」(第一学習社)、「完全マスター古典文法」「完全マスター古典文法準拠ノート」(第一学習社)
「ビジュアルカラー国語便覧」(大修館書店)、「ベストセレクション古文単語325」(尚文出版)
4 古文 説話
月 『宇治拾遺物語』「袴垂」
7
月
単位数(授業時数)
2学年 必修選択
授業内容
期
古典B
もの」 古典文法 「助詞1」
漢文 史伝『史記』
「鴻門の会」「四面楚歌」
漢文訓読法の復習
漢文基本句形
古文 物語『源氏物語』
「桐壺」「若紫」
古典文法 「助詞2」「敬語法」
軍記物語 『義経記』
「吉野山の合戦のこと」
・後日の自習ができるノート作りを指導する。
・『宇治拾遺物語』を読み、登場人物の関係や話
の展開を正確に把握し、その心情の変化を読み
取る力を身につける。一年時に学習した文法事
項、特に用言の活用や口語訳に必要な助詞助
動詞についての復習をする。
・『方丈記』という中世の随筆を読み、時代や作者
のものの見方、考え方について理解を深め、ま
た、無常観を理解する。
・助動詞の意味、用法、活用を理解する。
・漢文 「枕中記」を読み、ストーリーの展開を把
握し、中国の道教的な文化や伝統について理解
する。
・『枕草子』「木の花は」「かたはらいたきもの」を
読み、作者清少納言の感性、文体の特徴につい
て考える。
・『史記』の読解を通して、項羽と劉邦を中心とし
た多彩な登場人物の描写を味わい、作者司馬遷
の人間に対する洞察力にふれる。また、作品中
に出てくるさまざまな句法を学ぶ。
・「桐壺」冒頭を読み、光の出自について知る。
「若紫」の場面を正確に理解し、その場面で用い
られている古文の敬語法を学ぶ。
・『義経記』を読み、登場人物の心情や当時の武
士の生活の様子を知り、中世軍記物語の世界に
親しむ態度を養う。
・「雲林院…」を読み、歴史物語における虚構性
を考え、『大鏡』全体への興味や物語の世界に親
「雲林院の菩提講」「道長と伊 しむ態度を養う。「道長と伊周」を読み、一条朝に
三
周ー弓争ひー」
おける二后並立の状況や、それぞれの女房たち
学 2 漢文 思想
による女流文学の精華にも触れる。
期 月 「論語」と「孟子」
・古代中国の思想家のものの見方、考え方を理
古典文法 助動詞、助詞の復習 解するとともに、それらの思想の生まれた時代背
景を理解をし、さらに、わが国の文化や社会に与
3
えた影響についても考える。
予定時数
39
42
1 古文 歴史物語
月 『大鏡』
24
月
評価の観点・方法
評価は、定期考査を中心に、ノート提出状況や内容、授業への取
り組み状況(関心・意欲・態度)などを総合的に判断して行う。
古文単語は、定期考査ごとに範囲を決めて出題に含める。