係や当番・掃除活動が苦手な子

係や当番・掃除活動が苦手な子
主訴:・いやな活動はしたがらない。
・活動や当番を忘れてしまう。
・何をしたらよいか分からない。
上記のような状態であっても、要因が異なることがあります。そこに配慮しな
がら、支援を考えていけるといいと思います。
主な要因としては、短期記憶がまだ未発達である、うまくできないと感じてし
まっている、失敗した経験がある、他に心的ストレスがある、手順が分からない、
見通しがもてていないなど様々です。
手立て
 仕事を固定する。
 手順表をつくる。箇条書きや図を多用して作る。
 一人または二人で行う仕事にして、多くの人と協力することが求められない
係にする。
 当番表や木札、ワッペン、腕章など係と意識できるアイテムを使う。
 簡単に行える係から取り組み、成就感や所属感、承認感を経験する。
 興味関心がある仕事を係にする。
 仕事をやり終えたら、見で見て分かる形でチェックする。仕事札を裏返す。
達成表にシールを貼る。など
 出来て当たり前でなく、できたら認め褒めることを忘れない。
 教師と楽しく取り組む。(その中で心的ストレスがかかっていないかつか
む。)
日頃から家庭で、保護者と料理をしたりお手伝いをしたりする中で、身のこな
しや器用さが変化してきます。そして、数の概念、形の概念、空間認知、内言語・
外言語も積み上げられていきます。生活の中で、学校で取り組んだことを生かす
生活にしていくことで確実な力となっていきます。