平成 26 年度 神奈川県立新城高等学校不祥事ゼロプログラム実施結果

平成 26 年度
神奈川県立新城高等学校不祥事ゼロプログラム実施結果
平成 27 年4月7日
神奈川県立新城高等学校
神奈川県立新城高等学校では、
「教育委員会不祥事ゼロプログラム作成方針」に基づき、不祥事の未然防止を図るため、次のとおり「神奈川県立新城高等
学校不祥事ゼロプログラム」
(以下、
「不祥事ゼロプログラム」という。)を定める。
1
実施責任者
不祥事ゼロプログラムの実施責任者は校長とし、副校長及び教頭がこれを補佐する。
2
課題、目標及び行動
課
題
目
標
法令違反職員はゼロ
法令遵守意識の向上
1
(公務外非行の防止、
職員行動指針の周
知・徹底を含む)
行
動
検
証
職員行動指針(緑色カード)を随時携帯する。 ・職員行動指針をIDカードケースに入れる等、携帯することによって
職員行動指針を常に意識するために、見やすい
職員の意識啓発に努めたが、全員に徹底する必要がある。掲示につい
ところに掲示する。
ては、版が小さいため見づらくなっているため改善が必要である。
○事故防止会議【職員行動指針、より良い県民
・教育公務員としての自覚を持ち、常に法令遵守を意識して行動する
対応】
:6月実施
ように職員一同が心がけた結果、法令違反等の不祥事は発生していな
い。
法令遵守意識を向上さ
教育公務員の不祥事に関する新聞記事を取り
せ、公務外の非行はゼロ
上げ、朝の打ち合わせ等で、意識啓発を行う。 の打ち合わせで伝えることによって、職員に関心を持たせ、そのこと
・教育公務員の不祥事に関する新聞記事をその日のうちに掲載し、朝
また、個別の面談を実施する。また、次代を担
を話題にする場面も見られた。
う若手教職員への指導を徹底し、全職員で相互
・個別の面談を行い、不祥事に関して特に意識している点を話させる
に注意喚起する。
ことによって、意識啓発を行った。
○職員会議【懲戒処分の指針・啓発資料等】
:
・校内の初任者研修で、不祥事防止について注意喚起した結果、公務
4月実施
外の非行はゼロであった。
・職員室内において、日常的に若手教職員への指導の機会が見られる
ようになり、風通しが良くなってきている。
1
2
わいせつ・セクハラ行為
校内研修を行い、わいせつ・セクハラ行為につ
・適切な校内研修を通じて、わいせつ・セクハラ行為についての理解
を行っている職員はゼロ
いての理解を深め、決して行ってはいけない行
が深まるよう努めたが、さらに「自分は大丈夫」ではなく「セクハラ
為であることの理解を深め、互いに注意喚起し
をしていないか」という視点をもたせる必要がある。
わいせつ・セクハラ行
あえる環境作りに取り組む。また、個人相談・ ・個人相談・面談の際の可視化については、透明ガラスでない部屋を
為の防止
面談の際には可視化を行い、疑義を持たれない
使う場合は、ドアを開けるなど工夫が必要である。
ように心掛ける。
○事故防止研修会(講師:保健体育課)
:9月
3
体罰、不適切な指導を行
校内研修を行い、体罰や不適切な指導の理解を
・外部講師による適切な校内研修を通じて、体罰や不適切な指導の理
っている職員はゼロ
深め、職員一人ひとりについて生徒の理解に基
解を深められた。
づく指導を徹底させる。また部活動においては
・人権に配慮した研修を行い、生徒の心に向き合う生徒指導の重要性
複数顧問配置を行いなおかつ全職員で見守り
に対する意識が高まった。
体罰、不適切な指導の
関わっていくように意識啓発や体制作りに取
・顧問総会等を充実させ、部活動において全職員で見守り関わってい
防止
り組む。
く意識啓発を推進する必要がある。
○事故防止会議【体罰根絶全国共通ルールと体
罰、不適切な指導の防止】
:5月
○事故防止研修会(講師:保健体育課)
:9月
○事故防止会議(生徒指導グループ)
:11月
4
成績の誤処理・進路関係
作成マニュアル順守を徹底し、途中の過程を省
・点検マニュアルの改善を行い、点検の重点項目を複数の職員で念入
書類の誤作成をゼロ
かずチェックを厳密に行う。必ず複数の職員
りに複数回を行い事故防止に努めたが、交付時の最終的な点検まで徹
成績処理及び進路関
で、複数回実施することを徹底する。
底する必要がある。
係書類の作成及び取
○職員会議【成績処理の注意点】(カリキュラ
扱いに係る事故防止
ム開発グループ)
:6月
○事故防止会議【進路関係】(キャリア支援グ
ループ)
:7月
個人情報等の管理、情
5
セキュリティがかかって
個人情報のデータファイルには必ずセキュリ
・個人情報のデータファイルにはパスワードを設定し、対策重要度の
いない個人情報データフ
ティをかける。
分類に従い保管を行うことが徹底できた。
ァイルはゼロ
○事故防止会議(学校管理グループ)
:7月
・生徒会執行部(生徒会室)のコンピュータにログインセキュリティ
報セキュリティ対策
(パスワードの設定、
誤廃棄防止)
をかけ他者の使用の制限をし、セキュリティー対策が徹底できた。
紙ベースの個人情報を無
生徒の答案等、紙ベースの個人情報をやむを得
・声かけの励行等により、やむを得ない場合の紙ベースの個人情報を、
断で持ち帰る職員はゼロ
ず持ち帰る場合等は、個人情報校外持ち出し許
無断で持ち帰る職員はいなかったが、今後は、メッセージアプリの ID
可の提出を徹底する。
等の管理についても徹底する必要がある。
2
6
業務執行体制の確保
その人のみにしかできな
グループ内の業務協力体制を強化し、業務の引
・校内ネットワークの共有フォルダや紙文書のオープンファイルシス
等(情報共有、相互チ
い業務はゼロ
き継ぎ等がスムーズに行えるようにする。
テムの活用により、業務協力体制が強化された。
○グループ会議【業務協力体制の確保】
:4月
・業務内容について、複数人による協力体制を確保した結果、引き継
ェック体制、業務協力
ぎがスムーズに行えた。
体制)
7
会計事務等の適正執
不適正な徴収・執行はゼ
支払いは振込を原則とする。迅速な支払い・納
・起案・支払伝票・領収書の貼付・銀行口座確認など迅速で適切な会
ロ
品の確認を徹底する。浜銀ファイナス等の適切
計処理に努めた。二度、三度の厳重なチェックを行うことで、保護者
な運用に努める。保護者通知、督促通知の誤配
通知、督促通知の誤配付を起こさなかった。
行
付を防止する。
○事故防止会議(PTA 広報グループ)
:10 月
8
入学者選抜に係る事
故防止
入選業務における事故は
全教職員によるマニュアルの確認により、業務
・時系列に沿ったマニュアルを整備し、業務の全職員への共通理解を
ゼロ
を全教職員に周知徹底し、共通理解を図る。
深めたが、声かけによる徹底等再三再四行っていく必要がある。
○事故防止会議(入学者選抜委員会)
:1月
3 その他の主な取組
①個別面談 ②若手教員等の研修会 ③部活動における応急手当講習会(生徒会グループ) ④その他必要に応じて実施
検 証:個別面談を実施し、不祥事防止に対する考えを言葉にすることで意識啓発ができた。初任者には、校内の初任者研修において徹底できたが、
その他の若手教員には会話機会を意識的に増やし、授業や部活動等を定期的に観察に行き「常に気にかけている」ということを、今以上に示
す必要がある。職員全員が顧問であるという観点から、部活動における応急手当講習会を実施したことによって、部活動における事故に対す
る対応を徹底できた。
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