リニューアル工法 パイプリバース工法(管更生工法) 特長 工事方法 ●既設管をクリーニングした後、内部にやや口径の小さいポリエチレン管を 挿入し、既設管内面とポリエチレン間との間にセメントミルクを圧入する 工法です。 ●ポリエチレン間は材質的に安定しており、水質上はもちろん、漏水、赤 水、電食問題も解消します。 ●既設管、セメント間、ポリエチレン間の3重構造で、既設管の強度に問題 がある場合がある場合でも使用でき、施工後の強度が向上します。 ●既設管の管種に限定されず使用できます。 ●工事は容易で、掘削面積が小さいので、交通渋滞や騒音も最小限で済みま す。 ●工期が短く、工費も新管布設より経済的です。 ●水道配水用ポリエチレン管を挿入することにより、耐震管路に甦ります。 ①管内のクリーニングをします。他の工法のよう にパイプの地肌まで清掃する必要はありませ ん。 ②1本4〜8mのポリエチレン管を、融着機で融着 しながら徐々に管内に引き込みます。 ③ステンレスコアと特殊短管により両端の管末処 理を行います。 ④漏水テスト後、セメントミルクを圧入。 ⑤セメントミルク硬化後、立坑内の管連絡を行い ます。 ■ポリエチレン管挿入略図(断面図) ■パイプリバース工事立坑内標準配管図 リニューアル工法 WICCビーバー工法(コンクリート水槽防食工法) 特長 工事方法 ●水道施設におけるコンクリート構造物の、表面の中性化・腐食の影響を防 止する塗装工法です。 ●水中接着剤とJWWA K 138規格又はJWWA K 143規格に合格した上塗り 塗料の組み合わせにより、湿潤性の高いコンクリート面に直接塗装が可能 です。 ●コンクリートの乾燥を待たずに、プライマー塗装ができ、上塗り材料の硬 化も早く、既設構造物の補修など短時間での施工を要求される工事に適し ています。 ●水道水への安全性も万全です。 ①既設構造物のコンクリートの物性、シュミット・ ハンマーによるコンクリート強度、フェノール フタレン液による中性化度の調査、クラック・ 劣化・凹凸などの目視調査を行います。 ②ダイヤモンドカッターでクラック部をUカット し、劣化部のはつりを行います。 ③施工面を高圧水で清掃し、下地コンクリート表 面は、送風機、ウエスを用いて表面水滴を除去 します。 ④湧水部や欠損部、クラック等を補修します。 ⑤所定の配合比に従い主剤と硬化剤を撹拌機で混 合、プライマー塗装を行います。 ⑥パテ剤は所定の配合比に従い、主剤と硬化剤を 混合、凹凸、ひび割れ、段差部に押込んで平滑 に仕上げます。 ⑦上塗り剤は流動性を保つため適切な温度で加温、 塗装厚はWICCビーバーⅠ工法で0.8mm、WICC ビーバーⅡ工法で0.5mmを標準とし、ウェッ トゲージで塗膜厚を管理します。塗装配合と吹 き付けは特殊ライニング車を使用します。 ⑧塗装完了後、温度養生・換気養生を十分に行い ます。 ■ポリエチレン管挿入略図(断面図) 297
© Copyright 2024 ExpyDoc