階段スリット事例集 http : //axis-slit.com 階段スリットの必要性 耐震スリットに対する構造設計上の必要性が高まるにつれ、階段室にもスリットを設置する設計が 多く見受けられます。また、建築物のデザインが多様化するなか、以前はスリットを設けることが 少なかった箇所や特殊な形状の壁・梁に対応する製品への需要が高まっています。 アクシスでは、階段をはじめとした様々な特殊形状スリットの製作も行っています。 「鉄筋コンクリート造建築物における構造スリット設計指針」(( 社 ) 日本建築構造技術者協会 編 /2009)には以下のように記されています。 『階段室の壁にスリットを設けても、柱と踊り場が一体なので壁が柱を拘束する。壁と階段の間にスリット を設けるか、階段を鉄骨造とするなどして柱を拘束しないようにしなければならない。』 スリットを 設ける スリット 階段スリットの要求性能 階段スリットは主にポリスチレンフォームの芯材と硬質塩ビの目地受けで構成されています。 階段スリットは、階段室の壁と階段を切り離すことが目的なので、耐火・遮音性能について言及さ れることは多くありません。しかし、階段室は避難時には重要な経路であるなどの理由から耐火性 能を要求される場合があります。耐火性能が求められる場合にはアルカリアースシリケートウール を耐火材として使用します。 ※実際の耐火材は塩ビ材の内部に セットされています。 階段スリット設置例 階段スリットの設置箇所や仕様は設計の指定に従います。 スリット材の仕様(耐火材の有無・スリット材の厚み等)をご指定頂いた上、スリット設置位置が わかる階段躯体図の CAD データをお送りください。 例① スリット材を梁下ラインまで設置する設計の指定に合わせ製作しました。 踊り場から上半分の片側のみにスリットを設けています。 平面図 例② 断面図 設計の指定により、上部および下部の階段と踊り場用のスリットを製作しました。 階段室を取り囲むようにスリットが設置されています。 平面図 断面図 施工写真 〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南 1-33-1 第二東都ビル 2F TEL:03-5377-7781 FAX:03-5377-7782 2015.06
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