商業科(3年 ビジネス経済) 目 標 ・現代経済において経済理論が果たす役割とそれを学ぶ意義を理解させる。 ・ビジネスに必要な経済に関する基礎的な知識を習得させる。 ・経済の仕組みや概念について理解させる。 ・経済に関する基礎的な理論を基に、経済事象を主体的に考える能力と態度を育てる。 単元・教材 学 習 の ね ら い 市場と経済 資源配分のしくみ 現代の市場経済とビジ ネス 学 需要と供給 需要の概念と 需要の変化 供給の概念と 供給の変化 習 の 内 容 価格決定と市場の役割 価格決定のしくみ 市場の役割と課題 経済成長と景気循環 GDP(国内総生産) 経済循環 物価と実質GDP 経済成長 景気変動とインフレー ション 経済政策 財政 金融 評価の観点 評 価 に つ い て 関 意 態 心 欲 度 思 判 考 断 技 表 能 現 知 理 識 解 ・財を配分するしくみとして、資源配分メカニズムがあることを学ぶ。 ・資源配分の有効な手段として市場メカニズムがあることを学ぶ。 ・市場メカニズムと組織による資源配分を対比して理解する。 ・計画経済について、市場経済との対比の中で理解させるとともに、それぞれの特徴と効率性につ いて考察する。 ・需要の価格弾力性について、いろいろな財を想定させながら理解する。 ・需要の所得弾力性について理解させると同時に下級財の存在についても学ぶ。 ・供給の意味を理解させ、価格と供給量の関係について理解させるとともに、供給曲線が右上がりになること を学ぶ。 ・「総費用=変動費+固定費」という概念を学習し、変動費の例として労働費をあげることによって限界費用 逓増の法則を理解する。 ・供給の変化、供給曲線のシフトについて、技術革新や原材料価格の変化、市場に参入している企業数の変化 などの例を用いて理解する。 ・需要曲線と供給曲線を図示しながら、均衡点で均衡価格と均衡量が達成されることを学習する。 ・市場において、需要や供給の変化に対応するために、価格が変化することを理解する。 ・資本や労働などの生産要素の配分と市場について、財の配分と対比しながら理解する。 ・GDPについて、付加価値の合計と最終生産物の生産額という二つの側面から理解する。 ・フローとストックの概念について学習し、ストックによる豊かさについて考察する。 ・経済循環のなかでの家計と企業とのかかわりあいについて、それぞれの生産物市場、生産要素市場、金融市 場との関係を通じて学習する。 ・インフレーションとデフレーションについて学習し、わが国の過去の経験から、それらの具体的な種類につ いて認識する。 ・実質GDPと名目GDPの概念を学び、経済成長率を理解させると同時にGDPデフレーターについて認識 する。 ・総供給の変化によってひきおこされる景気変動について学び、スタグフレーションの存在について認識する。 ・総需要曲線と総供給曲線のシフトと物価の関係について再考する。 ・マネーストックと物価変動の関係について理解させるとともに、貨幣数量説について概観する。 ・市場の失敗について認識し、公共財の供給に対する問題点を把握させることで、政府の資源配分機能を理解 する。 ・所得の格差について認識し、政府の所得再分配機能につて理解する。 ・政府の景気安定機能を総需要の調節の観点から理解し、自動安定化装置と裁量的な財政政策について理解す る。 ・金融市場について概観し、金融資産に対する収益とリスクの関係を学ぶことで、ポートフォリオ選択につい て考察させる。 ・直接金融と間接金融について確認し、それぞれの長所と短所、わが国の金融市場での歴史的な流れを理解し た上で、こんにちの世界の金融市場について、証券化や市場型間接金融をキーワードに考察する。 評 価 規 準 評価の方法 ・基礎的なマクロ経済理論を基に、景気の循環や経済政策の影響などの経済 事象を主体的に考察する能力と態度が身についているか。 ・現在の経済状態について関心をもち、その展望について自らの考えを整理 する意欲や態度が身についているか。 ・経済活動に関する諸問題を理解し解決するために、日頃から自らの思考を 深めているか。 ・経済に関する自らの意見を的確に表現する能力が身についているか。 ・経済に関するさまざまな情報や資料を各メディアから収集し、そのなかか ら適切なものを選択して、主体的に活用する能力が身についているか。 ・グループ討議 ・経済に関する基礎的・基本的な知識と見識を身につけ、それを現実の諸問 題に適用できる水準まで理解を深めているか。 ・経済社会におけるミクロ経済理論、マクロ経済理論の位置づけとその応用 範囲について理解し、さまざまな経済に対する意見を参考に、主体的に自ら の意見を発する能力が身についているか。 ・単元テスト ・提出課題(レポート) ・提出課題(レポート) ・定期考査 ・グループ討議 ・提出課題(レポート) ・定期考査
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