「臨床実習 2015」 内山量史(春日居サイバーナイフ・リハビリ病院) 日本言語聴覚士協会は、臨床実習に携わる会員を支援する目的で 2004 年に「臨床実 習マニュアル」を発刊し会員に配布した。その後、ICFの考え方、セクシャルハラス メントに対する対応、個人情報の取り扱いなど時代の変化に伴い修正する必要がある内 容が修正加筆され、2010 年に改訂版をホームページで掲載した。 その「臨床実習マニュアル」から実習生の指導方法やフィードバックの方法などにつ いて紹介する。 また、臨床実習施設として複数の言語聴覚士がそれぞれの役割を持って実習生と関わ り、環境調整を行いながら臨床参加型の実習を実践している当院での例を紹介する。 指導者および患者への負担を軽減し、実習生に多くの経験を積ませることができる効 率的な実習の提供に向けて取り組んでいる工夫やアイディアの数々を紹介しながら、こ れからの実習指導者に向けて指導上のポイントについても説明したい。
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