第55期富里支部ニュース2号

富里支部ニュース
ノースウエスト航空日本支社労働組合
〒286-0202
千葉県富里市日吉倉223-1東ビル 303 号室
第 55 期 第2号
2015 年 9 月 11 日発行
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http://www.h7.dion.ne.jp/~nwunion/
8 月 29 日付で組合員各自のもとに配達証明付で解雇通知書が送られてきました。
執行部からは、即座に会社宛に解雇通知の即時撤回を求める文書が送られました。組合員
は、機内食部長の金子氏を通じて人事部宛に解雇理由を請求し、9 月 4 日付でそれぞれの
手元に解雇理由が送付されてきました。解雇理由は、「事業縮小等当社の都合(具体的には、
成田機内食部を他社へ事業譲渡したこと)による解雇」とありました。
エアラインで働くという喜びをもって入社し、誇りをもって働いてきた私たちとっては、
非常に厳しい現実です。機内食業務というのは航空会社にあってはノンコアの部門かもし
れません。でも、少なくとも私たち機内食部の従業員はノンコアではなく、会社の資産の
一部であることは確実です。他の部署の皆さんと同様に 1 年 365 日、どんな悪天候、社
会情勢のなかにあっても責任と誇りをもって運航を支えてきました。解雇通知を受け取っ
ても、いつもと変わらず一人一人の責任を果たしています。
我々が解雇通知を渡されたのは、ケータリング会社に転籍せず、希望退職を望まず、
デルタ航空で働き続けることを選択したからです。
会社は 8 月 24 日アメリカの全国紙で約 8 万人の従業員に感謝を伝える広告を出しまし
た。広告の見出しには〝The people who drive the on-time machine”と書かれてい
ます。皮肉なことにそのわずか 5 日後に私たちは会社の都合によって解雇通知を受け取る
ことになりました。このような会社がほんとうに社会で称賛を受けることができるのでし
ょうか。
雇用の継続を希望する従業員に働くチャンスを与えず、強硬に解雇を行おうとしている
ことは、世界トップクラスの航空会社のイメージからほど遠いものです。
果たして森本支社長は従業員やデルタ航空を利用されるお客様に納得のいく説明をするこ
とができるでしょうか。
毎日運航が安全に快適に行われているのは、経営者だけでなく、いかなる環境であって
も忠実に働く従業員ひとりひとりの労働の賜物であることが忘れられているのではないで
しょうか。富里支部では、会社が解雇通知を即座に撤回し、雇用の継続を求める従業員に
ポジションを与えることを要求し続けます。