機能形態学 Ⅱ

機能形態学Ⅱ
PhysiologyⅡ
科目担当者
授業概要
講 義
必 修
2 単位 20 講
2 年 前期
2 クラス
(科目責任者)
江川 祥子、 伊藤 萌子
正常な人体のはたらきを理解し、生命現象の基本的仕組みについて学ぶ。
一般目標 1. 「機能形態学I」で学んだ人体の構造と機能の知識を基礎として、生体の恒常性を維持す
(GIO)
行動目標
(SBO)
区
分
1
2
3
4
5
6
7
るためにどのような仕組みが働いているのかを理解する。
1. 体液の分布、組成、調節機構を説明できる。
2. 各内分泌腺から分泌されるホルモンの種類と生理作用を説明できる。
3. ホルモンの分泌調節機構を具体的な例を挙げて説明できる。
4. 内分泌系と神経系による血糖値・血圧調節機構を説明できる。
5. 血球の種類と働きを説明できる。
6. 血液凝固系・線溶系の仕組みを説明できる。
7. 呼吸器系(肺、気管・気管支)の構造を説明できる。
8. 肺での換気機能、ガス交換と呼吸調節機構を説明できる。
9. 消化器系の構造を説明できる。
10. 消化作用における各消化器官の果たす役割を説明できる。
11. 消化・吸収における神経とホルモンの役割について説明できる。
12. 泌尿器系の構造を説明できる。
13. ネフロンの構成、尿生成の機構、体液量の調節機構を説明できる。
14. 生殖器系の構造と機能を説明できる
項
目
1. 序論
2. 体液の役割
1. 内分泌系(1)
1. 内分泌系(2)
1. 内分泌系(3)
1. 内分泌系(4)
1. 内分泌系(5)
1. 血液(1)
授
業 内 容
1. 授業の進め方
2. 内部環境の維持
3. 体液の生理的役割と組成、関連疾患
(対応 SBO 1)
1. 主な内分泌器官とホルモンの概念
2.ホルモンの分類と作用機序
3.ホルモンの分泌調節
(対応 SBO 2,3)
1. 視床・視床下部ホルモンとその作用
2.松果体ホルモンとその作用
3.下垂体ホルモンとその作用
(対応 SBO 2,3)
1. 甲状腺、副甲状腺ホルモンとその作用
2. 副腎ホルモンとその作用
(対応 SBO 2,3)
1. 膵臓ホルモンとその作用
2.インクレチンとその作用
3.血糖の調節
(対応 SBO 2,3,4,11)
1. 性ホルモンとその作用
2. 性周期とホルモン調節
3. 妊娠と分娩
4. 胎盤ホルモンとその作用
(対応 SBO 2,3)
1. 血漿と血液
2. 血液凝固系
3. 線溶系
(対応 SBO 5,6)
(江川)
(伊藤萌)
(伊藤萌)
(伊藤萌)
(伊藤萌)
(伊藤萌)
(伊藤萌)
8
9
1. 血液(2)
1. 機能形態学 I の復習
(1)
1. 血漿の組成と機能
2. 血液型
(対応 SBO 5)
1. 神経の基本的な性質
2. 中枢神経系、末梢神経系
3. 課題演習
(伊藤萌)
(江川)
10
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テキスト
参考書
成績評価
1. 機能形態学 I の復習
(2)
1. 呼吸器系(1)
1. 呼吸器系(2)
1. 消化器系(1)
1. 消化器系(2)
1. 消化器系(3)
1. 消化器系(4)
1. 泌尿器系(1)
1. 泌尿器系(2)
1. 泌尿器系(3)
1. 生殖器系
小林静子
1. 筋肉系、循環器系
2. 課題演習
(江川)
1. 呼吸器の構成
2. 鼻腔、咽頭、喉頭の構造
3. 肺、気管・気管支の構造
(対応 SBO 7)
1. 換気機能とガス交換
2. 酸素・二酸化炭素の運搬
3. 呼吸調節
(対応 SBO 8)
1. 消化器の構成
2. 消化・吸収の機構
3. 口腔、咽頭、食道の構造
4. 口腔内消化
(対応 SBO 9,10)
1. 胃の構造と胃内消化
2. 小腸の構造と小腸内消化
3. 大腸の構造と大腸内消化
(対応 SBO 9,10)
1. 肝臓の構造と機能
2. 胆のうの機能
(対応 SBO 9,10)
1. 膵臓の構造と機能
2. 腸肝循環
3. 栄養素の吸収
(対応 SBO 9,10,11)
1. 腎臓の構造と機能の概略
2. 尿生成の原理
3. 糸球体ろ過
(対応 SBO 12,13)
1. 尿細管における再吸収と分泌
2. 体液量の調節
(対応 SBO 13)
1. 腎クリアランス
2. 尿管、膀胱、尿道の構造と機能
(対応 SBO 13)
1. 男性生殖器の構造と機能
2. 女性生殖器の構造と機能
(対応 SBO 14)
(江川)
(江川)
(江川)
(江川)
(江川)
(江川)
(江川)
(江川)
(江川)
(江川)
他編「新しい機能形態学―ヒトの成り立ちとその働き(第 2 版)」(廣川書店)
佐藤 進 編「“パザパ”薬学演習シリーズ⑧ 機能形態学演習」(京都廣川書店)
坂井建雄・橋本尚詞 著「ぜんぶわかる人体解剖図」(成美堂出版)
中間試験(20%)、定期試験(70%)、演習課題提出(10%)により評価する。
科目担当者
との連絡
江川 教員室:B405、メールアドレス:sachiko(at)hokuyakudai.ac.jp
伊藤萌 教員室:B416、メールアドレス:mimoekoito(at)hokuyakudai.ac.jp
*(at)は@に置き換えてください。
事前学修・ 1. 講義前にテキストの該当部分を予習しておくこと。
事後学修
関連科目
2. 講義後は、講義プリント・ノートなどを参考に振り返りを行うこと。
生物学、機能形態学 I、生化学 I、生化学Ⅱ、生化学Ⅲ、薬理学 I、薬理学Ⅱ、病態生理学、
病態生化学 I、病態生化学Ⅱ
1. 講義プリントを配付する。授業の進行は主にプリントにしたがって行い、テキストは補
完として用いる。配付資料は「HPU-Moodle」にアップロードする。
備
考
2. 適宜、演習課題を行う。
3. http://physiol.umin.jp/index_j.html に復習問題などの解説、解答が示されているの
で活用すること。