(様式1) 平成 26年度 山梨県立富士見支援学校学校評価報告書(自己

(様式1)
平成 26年度 山梨県立富士見支援学校学校評価報告書(自己評価・学校関係者評価) 本校
学校目標・経営方針
子どもたちの病状に配慮し、健康の回復を図りながら、義務教育における学習空白を補完するとともに、社会の中で人と関わりながら生きていくための力を育む。
A ほぼ達成できた。(8割以上)
1児童生徒の実態に即した支援や学習指導に努める
本年度の重点目標
山梨県立富士見支援学校校長 谷戸 髙志
4 良くできている。
達 B 概ね達成できた。(6割以上)
成
度 C 不十分である。(4割以上)
D 達成できなかった。(4割以下)
2病弱児教育の充実とセンター的機能の発揮に努める
評 3 できている。
価 2 あまりできていない。
1 できていない。
自 己 評 価
本年度の重点目標
番号
評価項目
具体的方策
26年度末評価(12月20日現在)
方策の評価指標
児童生徒・保護者
児童生徒の実態に応じた柔軟な教育課程の アンケート、学部会
での検証(満足度
編成に努める
80%)
教師相互の授業参
児童生徒の実態に即した支援や
1
学習指導に努める
教師相互の授業公開、異校種間授業参観な 観および研究会に
どを通して、ICT等教材や指導法を工夫し、 よる検証、児童生
徒・保護者アンケー
わかりやすい授業の研究及び実践を行う
ト(満足度80%)
学部会での実践検
児童生徒の実態に即した生活指導を行うこと 討会、児童生徒・保
護者アンケート(満
によって社会性の育成を目指す
足度80%)
2
個別の教育支援計画の策定と、計画に基づく
個別の指導計画の作成や評価についてのア
カウンタビリティの確立を目指す
保護者アンケート、
職員アンケート、学
部会での検証(満
足度80%)
前籍校への復帰のための関係機関との連携
の充実と、転出児童生徒のフォローアップの
充実に取り組む
保護者アンケート、
職員アンケート、学
部会での検証(満
足度80%)
病弱教育の充実とセンター的機能
の発揮
保護者アンケート、
HPやブログで情報を発信することによって、 職員アンケート、学
部会での検証(満
病弱児教育への理解と啓発に努める
足度80%)
職員アンケート、相
高校生こころのサポートルームの企画運営の 談支援実施の回
数、関係機関への
充実をはかり、高校との連携を深める
アンケートでの検証
留意点
学校関係者評価
自己評価結果
・週ごとの時間割編成により、通院生のた
めのバランスの良い授業時間の確保がで
きた。
・教師相互の授業提案を行い、授業内容の
検討、成果の検証を行った。また、前籍校
授業参観や異校種授業参観を実施するこ
とにより、授業力の向上につなげることがで
きた。児童生徒及び保護者からもわかりや
すい授業であると評価をいただいた。
・行事における取り組みでは、児童生徒の
実態に合わせて役割を分担し、活動するこ
とができた。体験活動や校外学習も含め、
社会性の育成に向けた取り組みについて、
保護者からも高い評価を受けた。
・防災避難訓練及び防災教室の実施、警察
署職員による交通安全教室の実施を通し
て、児童生徒の防災・安全に対する意識の
向上を図ることができた。
・個別の指導計画の評価、記述に関する説
明を適宜行うことによって、評価に関して、
より客観的で妥当な判断のための手立てを
明確に示すことができた。学習評価につい
て、保護者からもおおむね良い評価を得て
いる。
・転学に関わって、関係機関と連携を深め
ながら、児童生徒がより安心して本校への
通学が可能となるよう、環境調整等を行うこ
とができた。
・前籍校連絡会だけでなく、必要に応じて連
絡を取り合うことで、本校に対する理解も深
まり、円滑に連携することができた。
・HPは、月1~2回の更新を行い、学校の
情報を外部へ発信した。
・病弱専門部特別支援連携協議会を開催
し、県内の病弱児支援学級等との連携を図
り、指導力の向上に役立てることができた。
・高校生こころのサポートルームの運営に
当たって、本年度はセンター的機能として
試行を行ったが、相談に応じた高等学校の
満足度は高かった。しかし、まだこの取り組
みを知らない高等学校の担任も多いようで
ある。
実施日 (平成27年 2月12日)
達成度
成果と次年度への課題・改善策
評価
B
・準ずる教育課程として現行の教育課程を見直し、
来年度から小学部2年生の算数、総授業時数を1時
間増やして実施する。
・前籍校や小中学校の授業を参考にして、指導と評
価の一体化及び適正な評価について検討したい。
・児童生徒の状況を把握し、柔軟に対応することに
よって、効率よく学習することができた。来年度も、
在籍数の変化に応じて適宜学習グループを見直す
など、柔軟に対応していきたい。
・相互授業参観、前籍校授業参観など本年度の研
究成果を踏まえ、授業力、指導力、対応力のさらな
る向上を目指して来年度の校内研究を計画してい
く。
・指導主事を迎えて「合理的配慮」について学習した
が、来年度は具体化していきたい。
・いじめ実態調査については、内容を見直し、安全
で安心な学校生活を保証できるよう努めたい。
・学部会において、児童生徒の情報交換を行ってい
るが、指導法や対応する教員の役割分担等細部に
わたる確認の機会を設定したい。
4
B
・評価の妥当性については、引き続き本年度の
取り組みを継承し、検討を行っていく。
・転籍につながる教育相談は、長期化すること
もあり、工夫が必要である。
・小児科との連携を図りながら、様々な事例に
対応した教育実践を行っていきたい。
・思春期外来との連携について、よりよい方法
を検討し、転籍及び児童生徒指導につなげて
いきたい。
・来年度は中学部3年生の在籍が多いので、前
籍校との情報交換に努め、生徒の進路指導を
行っていく。
・病弱専門部特別支援連携協議会について
は、今年度の取り組みを継続する中で、参加者
のニーズや状況に応じた研修会の実施や情報
提供を行っていく。
・高校生こころのサポートルームについては、
来年度から本格的実施が始まるので、県教委
の事業方針に基づき、高等学校及び関係機関
と連携をしながら迅速で適切な支援を実施して
いく。また、高校生こころのサポートルームの取
り組みについて、まだ周知されてない実態があ
るので、さらに高等学校への周知徹底を図って
いく。
4
意見・要望等
・いじめに対する新たな取り組みについて、思春期の
生徒は、いじめをきっかけに病気が発症することもある
ので、前籍校と連携した指導体制づくりをお願いした
い。
・授業実践については、前籍校の授業参観への取り組
みや、学校評価等を見ても工夫が感じられる。
・様々な学校行事を通して、児童生徒の社会性を育成
する工夫がされていると思った。
・中央病院に病気等で入院している児童生徒の学習補
償について、迅速な連携と対応ができている。入院中
でも学習できることは、病状の改善にも役立ち、保護者
の支援にもなる。さらに連携を深めていきたい。
・様々な教育活動によく取り組んでいると思う。
・病弱専門部特別支援連携協議会が、県内の病弱支
援学級等(院内・院外)の担当者の研修の場として大
いに機能している。さらに連携をし密にしてほしい。
・一方で、県内の病弱児支援学級などの現状を見る
と、富士見支援学校は、精神疾患・不登校児の支援を
中心としたセンター校としての認識である。身体的疾患
も支援できる特別支援コーディネーターの育成も必要
である。
・発達障害を持つ児童生徒や、学校に行けていない病
弱の児童生徒の学習補償の場がほしいと思う。
・高校生こころのサポートルームの取り組みは、大変よ
い取り組みだと思っている。対応している高校生や保
護者に利用を進めたいところである。ただし、まだ、高
等学校の先生方にも情報が行き渡っていないように思
う。アピールの仕方を工夫したらどうか。
・入院治療している高校生の学習補償についても、取
り組みができると良いと思っている。
・教職員の学校評価について、本校と分校で同じ内容
のアンケート項目を設けたらどうか。
(1)重点目標と評価項目については,各学校の現状と課題に基づき,実情に合わせて重点化し,設定する。
(2)学校関係者評価については,年度当初に今年度の重点目標の現状と具体的対策を説明し,評価に必要な情報提供を計画的に行う。学校関係者評価実施日とは,最終回の学校評価委員会等を開催し,学校自己評価を踏まえて評価を受けた日とする。