セルフメディケーション学 講 義 必 修 1 単位 10 講 4 年 前期 1 クラス Self-medication 科目担当者 村上 美穂 授業概要 セルフメディケーションにおける薬剤師の役割を学ぶ。 一般目標 (GIO) 1. セルフメディケーションの重要性を理解する。 2. 一般用医薬品の意義及び役割を理解する。 3. セルフメディケーションの適用範囲を理解する。 1. 2. 3. 4. 5. 6. 到達目標 7. (SBO) 8. 9. セルフメディケーションの定義を説明できる。(独自) 一般用医薬品販売制度を説明できる。(独自) 主な一般用医薬品(OTC 薬)を列挙し、使用目的を説明できる。 一般用医薬品推奨時に必要な情報提供ができる。(技能:独自) セルフメディケーションの適用範囲と受診勧奨を判断できる。(技能:独自) セルフメディケーションに必要な生活習慣上のアドバイスを説明できる。(独自) 地域住民のセルフメディケーションのために薬剤師が果たす役割を討議できる。(態度) 他者の意見を尊重し、協力してよりよい解決法を見出すことができる。(技能・態度) チームワークと情報共有の重要性を理解し、チームの一員としての役割を積極的に果たす ように努める。(態度) 10.他者の学修を促進するために、適切なフィードバックをすることができる。(態度・技能 :独自) 11.学修内容およびプロセスをふり返り、自身が学修したことおよび、成長に資する自分の長 所、改善点等を挙げることができる。(態度・技能:独自) 区 分 1 項 目 授 業 内 容 1. 序論 1. 授業の進め方 2. セルフメディケーションとセルフケア 3. 一般用医薬品の特徴 2. 総論(1) 4. 演習:小テスト (対応 SBO 1) 1. 一般用医薬品の区分と販売方法 2 1. 総論(2) 2. 一般用医薬品の副作用 3. セルフメディケーションと薬剤師 (対応 SBO 1,2) (特別講義) 1. 頭痛 2. 筋肉痛・関節痛 3 1. 各論(1) 3. 演習:小テスト 4. スモールグループディスカッション(SGD) (対応SBO 3,4,5,6,8,9,10,11) 1. かぜ症候群 2. せき・たん 4 1. 各論(2) 3. 演習:小テスト 4. SGD (対応 SBO 3,4,5,6,8,9,10,11) 1. メタボリック障害(肥満、高血圧、高血糖など) 5 1. 各論(3) 2. 循環器障害(動悸、息切れ、貧血) 3. 冷え性・更年期障害 (対応 SBO 3) 1. 胸やけ・胃もたれ 2. 便秘、下痢 1.各論(4) 6 3. 吐き気・嘔吐 4. 痔 (対応 SBO 3,4,5,6) 1. 花粉症 2. アトピー性皮膚炎、乾燥症 1. 各論(5) 7 3. 虫刺され、ニキビ (対応 SBO 3,4,5,6) 1. みずむし・たむし 2. 抜け毛 8 3. 眼疾患 1. 各論(6) 4. 口腔内障害 (対応 SBO 3,4,5,6) 1. 日用品による中毒・ 事故 9 1. 家庭内にある化学物質による中毒・事故 2. 地 域 内 の 化 学 物 質 に よ る 中 毒 ・ 事 故 3. 演習:小テスト (対応 SBO 3,4,5,6) 10 1. まとめ 1. 地域住民のセルフメディケーションのために薬剤師が果たす役 割を討議する (対応 SBO 7,8,9,10,11) (SGD、発表) テキスト 参考書 中島恵美 カル) 監「わかりやすいセルフメディケーションと OTC 医薬品の使い方」(ネオメディ 日本薬剤師会 編「気になる症状からみた疾患」(薬事日報社) 日本薬学会 編「薬学生・薬剤師のための知っておきたい一般用医薬品(第 2 版)」(東京 化学同人) 成績評価 定期試験(75%)、授業態度(25%)により評価する。 科目担当者 教員室:B521、メールアドレス:miho-c-m(at)hokuyakudai.ac.jp との連絡 *(at)は@に置き換えてください。 事前学修・ 1. テキストの該当部分を事前に予習しておくこと。 事後学修 関連科目 2. 授業後には、配付したプリントおよびテキストを見直し授業内容を復習すること。 機能形態学Ⅰ、機能形態学Ⅱ、薬理学Ⅰ、薬理学Ⅱ、薬理学Ⅲ、医療心理学、病態生理学、 薬物治療学Ⅰ、薬物治療学Ⅱ 1. 講義内容に関連したプリントを配付する。配付資料は「HPU-Moodle」にアップロードす る。 備 考 2. 「区分 2」は五十嵐利幸先生(札幌薬剤師会理事)による特別講義。 3. 授業態度は講義中に行う小テスト、課題提出及び SGD のピア評価(SBO 10)およびポート フォーリオ(SBO 11)で評価する。
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