2015 年度 水産学科海洋実習 2 レグ1 8/27~8/29 於:望星丸 文責

2015 年度 水産学科海洋実習 2 レグ1
8/27~8/29
於:望星丸
文責:武藤
集合した学生たちは順番に登舷礼に向かいます.
教員も登舷礼に参加.手前から.新人,中村先生.軍人(?)
,大貫先生.一般人(??)
,髙見先生.
お見送り.吉川先生,ご苦労様です.田邊さん,岡田さんありがとう.
気象・海象観測.アスマン通風乾湿計.航海士の世古さんの御指導の下,用法を解説.壁ドン,しているわけ
ではなく,日陰で測定しなければならないのです.中腰なのは高さが決まっているためです.
ノルパックネット.垂直曳きでプランクトンを捕ります.ワイヤー傾角を測定して,実水深を求めます.オレ
ンジ色の作業着は航海学専攻の実習学生たちです.ありがとうございます.
CTD 観測と採水.ぐるりと並んだ円筒形の採水器の下に,CTD が設置されています.CTD は塩分,水温,
水深を測定する電子機器です.採水器は,狙った水深の海水を採取できます.
「私はこのように武藤先生にだまされて,水深 500m の海水を飲まされました.とても冷たくて美味しい飲み
物に見えました」
(再現)
髙見先生,だましてすみません.あとで差し上げたフルーツゼリーで勘弁してください.
丸稚ネット表層曵.あえて全体は沈めずに,稚魚を狙います.
丸稚ネット表層曵では,全長 1.5m ほどのシュモクザメも出現.頭部前縁がややくぼんでいるように見え,第
1背鰭がさほど尖らないことから,アカシュモクザメのようです.ネットを噛むのではないか,と一部の教員
は緊張.
夜の釣りの獲物.被鱗域の状態からシロサバフグまたはクロサバフグに同定されました.尾鰭の色から,シロ
サバフグらしき個体とクロサバフグらしき個体がいました.
その他の釣果は,マサバ,ゴマサバ,クロシビカマス,マアジ,タチウオでした.「○○が何匹連れたらどう
しましょうか,あとの掃除は大変ですね.
」などとの,連夜の皮算用は,ほとんど不発に終わった模様です.
初日の釣りの時間には,船の周りに数百匹の全長40センチほどのトビウオの大群が現れました.何分,暗い
ので,画像の修正をしても白い影が見えるのみですが.乗らないとなかなか判らない海の神秘.
素晴らしい朝が来て,起床後の体操.指導者によってはとっても短くなってしまいました.
水深計測.駿河湾は少し沖に出ると,急激に深くなります.
採集兵器(?)
,スミス・マッキンタイヤ-型採泥機.ワイヤーが外れるなどの万が一の事故の場合の安全確
保のため,ロープが張られています.
採泥機を連結するワイヤーは 3,000 メートルもあり,その巨大な糸巻き状の格納部分は,グーグルマップでも
良く確認されます.
大貫先生による採集物の解説.
採泥調査の採集物をさらに観察.残ったのは相当熱心(マニアック?)な学生たち.
そして,レグ 2 の船は旅立つ.お帰りお待ちしております.