ト ピ ッ ク ス Topics 第40回JA群馬県大会 JAグループ群馬は19日、第40回JA群馬県大会を前橋市民文化会館大ホールで開催、20 16年度から3年間でJAグループが取り組む事業・活動方針を決めました。主題に「組合員が実 感できる自己改革の実践」を掲げ、 「農業者の所得増大」 「農業生産の拡大」を最重要課題に自己改 革に取り組みます。 主題・目標を実現するため、①持続可能なぐんまの農業づくり②豊かで暮らしやすい地域社会へ の貢献③自己改革の実践に向けてのJAの経営基盤づくり④食と農・協同への共感を得る情報発信 ――の4つを柱に事業を展開することを決議しました。 また同大会では、環太平洋連携協定(TPP)交渉の大筋合意と国会決議との整合性の説明を求 めた「TPP大筋合意に対する緊急要請」と「TPP対策運動の継続・強化に関する特別決議」を 満場一致で採択しました。県内15JAの役職員、青年部員、女性会員ら約1200人が出席しま した。 改正農協法の成立・公布、TPP交渉の大筋合意などの情勢変化を踏まえ、JAグループ群馬は 来年度からの3カ年を自己改革の集中実践期間とし、改革の具体化・実践を加速させます。 4事業の主な取り組みは、①は作ったものを売るから消費者が望むものを作るに転換、農畜産物 の有利販売を実現。担い手経営体のニーズに的確に対応するため、JA・県域の各段階で出向く営 農支援体制・機能を強化。②は総合事業を通じ、多様な地域社会が活力を維持できるよう、協同活 動を強化。准組合員は「農業振興の応援団」として位置づけます。 ③はJAグループの結集軸としての新たな中央会を構築するなど、JAが地域から信任されるよ う体制を整備。6JA構想をベースに合併を推進するとともに、隣接するJAとの施設共同利用な ども検討します。④は農業・JAへの理解と支持を広げる広報活動などを展開します。 JA群馬中央会・各連合会の大澤憲一会長は「JAは自主・自立と自主的運営を基本とした協同 組合。自らの課題は自らで解決する。地域に根ざした協同組合として存続することがわれわれの目 指す姿。地域の農業と暮らしになくてはならない組織になることが肝要だ。その実現を目指してJ Aグループ群馬は一体となって着実に実践していく」と述べました。 なお、組合経営の健全な発展に努めたJA邑楽館林を優良組合として表彰しました。 -1-
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