ゼミナール紹介文 - Ryusuke Shinohara

し の は ら
り ゅ う す け
篠原 隆介ゼミナール
1. ゼミのテーマ
(a) ミクロ経済学で現代社会の諸問題を考えよう!
(b) 経済学を学習する上で必要最低限の数学 (四則演
算、1 次関数、2 次関数、方程式の解き方、微分、
積分、極大極小の求め方など) を身につけよう!
⋆ ゼミの学習履歴を紹介する HP:
http://ryusukeshinohara.ehoh.net/
hosei_shinohara_zemi.htm
5. 担当教員から
2. ゼミの内容 (運営について)
経
♦ 教科書を指定し、ゼミ生がその内容について報告
かもしれません。確かに、これらのニュースは新聞・
する形でゼミを進めています。本年度は、梶井厚
テレビで頻繁に見聞きしますし、我々の生活にとっ
志、松井彰彦著『ミクロ経済学戦略的アプローチ』
て重要なものなので、経済学を通して考察されるべ
(日本評論社) を教科書として指定しました。来年
き問題であることは、間違いありません。しかし、経
度も、輪読形式でゼミを進行します。
済学の対象は、これだけではなく、我々の身近にも
済と言うと、景気 (好不況)、金融、財政、国
際貿易などの単語を真っ先に思い浮かべる
♦ 経済学を学ぶ上での数学的準備として、尾山大輔
存在します。例えば、まさに今、皆さんが経験して
等『経済学で出る数学』(日本評論社) の自主学習
いる「ゼミ選び」も、経済学の対象となります。私
を長期休暇の課題として与えています。長期休暇
が、ゼミ選びから思い起こすのは、ティブーの「足に
明けに、担当教員とゼミ生で数学の復習会を開き、
よる投票理論」です。ティブーの理論は、住民の居
疑問の解消に努めています。来年度も、同様の方
住地選択と資源配分の効率性に関するもので、もち
針で数学の学習を行います。
ろん、ゼミ選びを想定しているわけではありません。
♦ 上記の 2 点に関して、定期的に理解度の確認を行
しかし、住民が居住地を選択する状況と学生がゼミ
います。理解度が低い内容に関しては、担当教員
を選ぶ状況には、多くの類似点があります (例えば、
がゼミ内で解説をしています。来年度も同様の方
ゼミで提供される教育サービスが、地方公共財と似
針です。
た性格を持つことなど)。彼の理論は、ゼミ選びに対
♦ 2015 年度のゼミ生は 16 名 (2 年生 5 名、3 年生
11 名) です。
3. 担当教員について
氏名: 篠原 隆介 (しのはら りゅうすけ)
担当科目: 公共経済論 A&B など
専門分野: 公共経済学 (特に、公共財供給における、
自発的供給、交渉、メカニズム・デザイン、政治経
済学)、ゲーム理論 (特に、戦略的状況下におけるグ
ループ行動の帰結の分析)
その他: 最近、ワーカホリック気味です (笑)
しても、示唆に富んだ指摘を与えると考えられます
(ティブーの理論の詳細については、公共経済学の教
科書を参照してください)。
経済学を学び、経済学を通して身近な問題を考え
るようになること。これが、私のゼミの目標です。
「経済学を理解すること」は容易ではありませんし、
「経済学を使って考える問題を探すこと」も容易では
ありません。ゼミ生には、この目標を実現するため
に、多くの時間を費やして、常日頃から、勉強して
もらいたいと考えています。ゼミでの学習活動に積
極的に参加し、努力を厭わない学生の応募を期待し
4. ゼミ見学、HP
ます。教員とゼミ生双方の努力により、ゼミが刺激
⋆ ゼミ見学: 10/26,15:10-16:40,125 番教室 (教室
的な研究の場になることを期待します。ともに、勉
内への出入りは自由だが、私語厳禁)
強していきましょう!