平成23年度 巡回相談実施後アンケート集計結果 岡山県健康の森学園支援学校 2 月までに実施した学校園等26の巡回先より、御回答いただいたものをまとめました。 今年度相談件数:44回(80名) 1 相談の内容 2 巡回相談後の取り組みでケースはどのようになりましたか? ※ その他…相談でアドバイスを受けたことで、 見方や行動のとらえ方が変わりました。 3 巡回相談後の校内体制や職員の意識はどのように変わりましたか? ○一層連携した指導ができるようになった。 ○悩んでいることを教えてもらい、心が落ち着いて子どもに接することがで きるようになってきた。 ○不安な部分の指導がスムーズに行えるようになり安心した。全体で共通理 解して関わる事で改善する事が多かった。 ○職員共通理解し、担任だけでなく、皆で協力して対応する。 ○T児に対する対応が変わりました。難しいことをさせるのではなく、排泄 の自立ができるよう根気よくかかわりました。また、身の回りのことを、 自分でできること(着脱・食事など)など基本的生活の自立に向けて、一 対一でかかわるようになりました。 ○職員全体で共通理解をして、園児の支援をすることができるようになった。 ○あせらずゆっくりと ○かかわる特定の人に、極端に負担のかかることのないように、複数の職員 で見守るようにしました。クラス内において手薄になってしまう部分がな いように、お互いにフォローしあうように心がけました。 ○行っていた支援を継続していくことが有効である。と、いう事がわかり、 引き続きの支援を行っている。 ○職員間で気づいたことを報告し合ったり,話し合って,障害児に対する理 解を深めていこうとする連携の意識をもつようになった。 ○児童の成長をともに喜んでもらっている。どの方向に進んでいけばよいの かという長期目標を共に理解できる。 ○特別支援学級の活動・授業に他の職員・児童がかかわる姿を日常に見るこ とができる。 ○集団行動の場では、目標を一つ程度に絞り、職員が共通理解をして守れる ように指示していった。 ○通常学級の気になる子についての実態や支援の仕方についての共通理解が でき、行事では同一歩調で指導にあたることができるようになりました。 ○校内体制について特別支援教育の充実を優先課題として取り組むことがで きた。職員の意識はさらに高くなり、特別支援教育が特別ではなくなってい る。 ○行っている支援内容について自信をもって実施できるようになった。 ○職員の意識は高まりました。今後の指導のあり方について同一のベクトル で検討することができました。 ○コーディネーターを中心に相談体制がとりやすくなり、夏季休業中に校内 研修を行ったこともあり、全職員で見ていく意識ができた。 ○今回は、特に個人的に担任している児童についての相談でしたので、変わ ったということはあまり感じません。 ○共通理解を図っていたつもりであったが、対象児童への接し方にばらつが あった。指導を受け、全体に報告し、先生の指導を徹底し、対応していくよ うにした。専門家の指導ということで、みんなのベクトルが一つになった。 ○声かけ等、担任や他の職員も児童に対しての接し方や見る目においても幅 広い視点で見ようと心がけるようになった。 ○校内における支援体制づくりの見直しをした。担任、教育支援員、養護教 諭が中心になって対応していたが、副担任が時間割調整等主な連絡をとって くれるようになるなど他の教員にも支援の輪を広げる体制づくりに変えて いった。 ○授業の改善を意識しながら、日々、指導するようになったと思います。 ○教員間での共通理解が深まり、本人の行動についての情報交換が持てるよ うになった。 ○講演後のグループ協議の中で、支援員の役割について、話が深まりました。 各校園での今後の支援について、ヒントを得て帰られたと思います。 4 巡回相談を受けて、①から⑦についてどのように感じておられますか。あ てはまる番号に○をしてください。 1 まったくあてはまらない 3 どちらでもない 4 2 少しあてはまる ② ① 学校の考え、要望をよく聞いて もらえた 2 0% 4 28% 5 64% 5 とてもあてはまる 園児・児童生徒に対する理解が 進んだ 1 0% 3 8% あまりあてはまらない 1 2 0% 0% 5 60% 3 4% 4 36% ③ 発達障害など専門的理解が進んだ 1 2 0% 0% 3 0% ④ 保護者や子どもに対する理解が進んだ 1 0% 2 0% 3 4% 5 36% 5 56% 4 64% ⑤ 4 40% 今後の見通し、展望を持つことが ⑥ 巡回相談を受けてよかった できた 1 0% 2 4% 1 0% 3 0% 2 3 0% 0% 4 12% 4 36% 5 60% 5 88% ⑦ また巡回相談を活用したいと思う 1 0% 2 3 0%0% 4 16% 5 84% 1 まったくあてはまらない 2 あまりあてはまらない 3 どちらでもない 4 少しあてはまる 5 とてもあてはまる 5 巡回相談を受けて、児童生徒を指導支援する上で役だったことがあればお書き 下さい ○保育士のチームワークのよさや子どもとの適度な距離感など認めてもらい、自信につ ながった。 ○カードの作り方がわかった。(ラミネートを通してふちなしにきってもいいことなど) ○個々の子どもについて疑問に思っていることがわかって良かった。・子どもへの接し 方がわかった。・運動会の時、お母さんの写真を見せて使うなど、保育のヒントがわ かった。 ○言葉がけ…気持ちに寄り添った言葉がけをする。たたいた時…不安なんだ、言いたい 事があってつらい、そういう気持ちを持って接していく。 ○短い指示、カードを楽しく使用する。流れを全体に示し、見通しをもたせる。レベル をぐっと下げて、皆がほめてもらえることからスタートする。 ○健康の森での過ごし方がわかりました。T児にとっては、排泄の自立と、基本的生活 習慣(食事、着脱)の自立が大切ということがわかりました。 ○支援児の様子、行動、特性などを細かく分析していただき、その後の支援に役立てる ことができました。また、担任、支援員の園児に対する支援の仕方を具体的に教えて いただき、その後、指導していただいた支援の方法を実践してみることができた。 ○指導の仕方(絵カードの使用について) ○普段の生活の中で、気になる行動が、本人の中でなにをどのように感じてかというこ とについて教えてくださったのが、大変勉強になりました。自分の中で、戸惑ってい たことなども多かったので、異なった視点から説明いただけたのが良かったです。 ○相談時に配慮していた「環境の構成」「支援の手立て」を続けていく事が有効である と、教えていただき、継続した支援をしている。 ○発達障害のある園児への理解と言葉のかけ方, 保護者への支援のあり方が勉強できた。 ○長期にわたって成長をみていただいているので、今何が必要なのかというポイントを 押さえて指導・助言がいただけている ○困り感を児童の立場に立って考えること。学校全体で支援することの大切さを共通理 解できた。 ○教材をいくつか紹介してもらえた。対応の仕方を教えてもらえた。 ○学習時間中に隙間がないようにすることで離席が減り、学習に集中することができる こと。『けれども』の気持ちを鍛えていくこと。 ○『通常学級における境界線児の指導』についての講話を聞き、教師の言葉かけや学習 指導での具体的な支援の仕方がよくわかり、指導に役立てることができました。 ○情報の入力と出力について困り感をもつことがほとんどであり、入力と出力について 支援することで不適応行動を軽減できることがある。運動と認知は結びついており、 感覚統合運動などを手がかりにすることもできる。「できるようになったこと」を分 析することで、支援のヒントがたくさんある。1つ1つを細かくみることも大切。 ○校内体制についての確認や具体的な指導方法、支援方法についての検証を行うことが できた。 ○他の職員との連携について。特性への対応の仕方について。 ○児童個々について、具体的な支援の仕方や言葉かけの例をたくさん教えていただいた こと。 ○しっかり話を聞いてくださったこと、健康の森学園の教室の中で、いろいろな教具を 見せてくださったこと、授業をみていただき、アドバイスをしてくださったこと、そ の児童に使えそうな教材のプリントの出版社を教えてくださったこと、たくさんのこ とが私にとってヒントになりました。 ○自信をもって行動できるように事前に説明だけでなく、実際にやってみることや先の 見通しをしっかり持たせるようにすること。 ○担任が今行っている児童への指導・支援について,適切であると後押しをしてくださ り心強く感じた。また,保護者からの質問などの対応についても指導していただき大変 参考となった。 ○生徒の状態についての気づきを深めたり、見方を変えたりすることができたこと。手 だてにつなげるヒントを一緒に考えていただいたこと。校内における支援体制づくり について助言していただいたこと。 ○参考文献を示してくださったり、貸してくださったりして本当に役に立ちました。あ りがとうございました。また、支援のしかたについては、ポイントをおさえた具体的 なもので、すぐに役に立ちました。 ○自己肯定感を高めるため、本人の話を受け止めるように努める。その場合、復唱する だけでもよい。専門の医療機関で受診することが必要である。(保護者にとっても真 剣に考えるきっかけとなる。) ○特別支援教育支援員の研修会の講師をお願いし、「障害のあるこどもの理解と支援の あり方」と題して大変有意義なお話をしていただきました。特に支援するときのポイ ントやこどもの見方については、具体的な例を挙げてお話しいただいたので大変参考 になりました。 6 巡回相談全体を通して、お気づきになったことや、本校に対するご要望等があり ましたら、自由にお書き下さい。 ○来年度も指導を受けたいと思います。よろしくお願いします。 ○自分たちの手だてがよいのか、また見てもらって指導を受けたい。子どもの様子を見 てもらい、発達を見てもらいたい。 ○今後も御指導をおねがいします。 ○特になし ○丁寧に指導してくださり、ありがとうございました。 ○今年度は一度しか巡回相談を受けることができませんでしたが、今後しっかりと相談 をしながら進めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○短い時間の中で、とても細かなところまで見ていただけたと思います。子どもに対す る理解などについては、思い込んでしまっている状態のあったと思い、客観的で専門 的なアドバイスで、自分自身を見つめ直す機会にもなったように思います。今後もよ ろしくお願いします。 ○特にありません。お世話になりました。 ○巡回相談の手続きが、電話等でより簡略にすむようにすれば、もっと活用する学校が ふえると思う。また、一つの学校に同じ方が数年続けて来てくだされば、学校の変化 を知っていただけ、相談の質があがる。 ○巡回相談の回数を増やして、児童の変化や課題、対応について、支援のあり方を継続 的に指導していただきたい。(スーパーバイザー的) ○進路についての情報が欲しい。知的も情緒も。 ○今後ともよろしくお願いいたします。 ○学校に来ていただくことだけでなく、電話やメールでの相談にものっていただきあり がたかったです。今後とも御指導よろしくお願いいいたします。 ○年4回、相談をいただきました。細かく、焦点化されたご助言、ご指導をいただきま した。ありがとうございました。今後も継続したいと考えています。 ○お忙しいと思いますが、要望のある学校には回数を増やせるよう、人員を増やしてい ただけると幸いです。 ○快く相談に応じていただき助かりました。 ○せっかく来校いただいたのに、十分な時間を設定できず申し訳ございませんでした。 1日に3名の児童を見ていただき、また、それぞれの児童について指導・助言してい ただき、担任はもちろん、学校も大変感謝しております。また、機会がありましたら、 今度は、1日1人に設定するようにしたいと思います。 ○巡回相談をきっかけとして、継続した指導が必要な児童や保護者への個別の相談、助言 をいただきやすくなったと感じています。今後ともよろしくお願いします。 ○生徒との面談でとても温かいまなざしで対応してくださったり、校内の支援体制にも 助言をいただいたりできたのでとてもありがたかった。 ○丁寧に対応していただき感謝しております。今後も、ご指導・ご助言を頂く機会があ ると思いますのでよろしくお願いいたします。 ○巡回相談については、市内の小学校等で大変お世話になっています。学校からの報告 で、ご指導していただいたことが大変役に立っていると聞いています。市教委といた しましても、継続して支援していただけるので大変ありがたく思っています。今後と もよろしくお願いします。
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