メンタルヘルス通信～コンピューターとの付き合い方～平成26年10月発行　第5号ＩＴ化の進んだ現代ではパソコンやシステム端末などのさまざまな情報機器を仕事に使用するのが日常となっています。しかし、このような機器を使っての作業は拘束性が高く、長時間ディスプレー画面を見続けたり、同じ姿勢を保たなければならないことから、心身にさまざまな問題を引き起こします。これが、ＶＤＴ（Visual Display Terminals）症候群と呼ばれる、一種の職業病です。ありませんかこんな症状・・・。ＶＤＴ症候群かも？！肩・首・腕・手などだるい、痛み、しびれ目の疲れ、痛み充血、乾き物がぼやけて見えるＶＤＴ症候群ＶＤＴ症候群を防ぐために ◆ディスプレーは目線より下に ◆長時間連続で作業しないやや下向きにディスプレーを見る。首のこりや目の乾きを防ぐためには効果的。少なくとも1時間おきに１０～１５分の休憩をとる。1日の作業時間は最大で５～６時間程度に。 ◆正しい姿勢からだを動かす ◆休憩中は遠くを見る遠くを見ると、目の筋肉の緊張が和らぐ効果が。目の周りをマッサージしたり温かい蒸しタオルを当てると血行がよくなり疲れが取れる。猫背にならない。書類を取りにいくなどこまめに動く工夫を。肩・腰・背中などこり、痛みＶＤＴ症候群予防ストレッチ首回し肩回し首・肩のこりをほぐす肩や背中の血行をよくする腕ふり手指の血行を良くしだるさやしびれを背伸び・前曲げ背中や腰の緊張を和らげる頭痛、めまい、吐き気、イライラ電磁波について電磁波とは、既に有害とされているX線などの放射線や、紫外線・赤外線などの光、電波等の総称ですが、一般的には電波の事を電磁波と呼んでいます。電気のあるところには必ず電磁波は存在し、電気器具を使うと必ず電磁波は発生します。知らない内に近くにいる人は被曝していると言えます。電磁波被爆と疾病について科学的根拠はまだはっきりしていないようですが、がんの発症率が上昇したり、頭痛、発熱、めまい、動悸などの症状や睡眠・学習能力の低下などの指摘があります。米国では電磁波過敏症の専門医が患者のケアを行っており、スペインやスウェーデンでは電磁波過敏症を病気と認定しているそうです。電磁波が気になる方は「電磁波なび」を検索してください。編集者「衛生管理者杉山久美子」首すじを伸ばしながら大きくゆっくり回す。ひじを曲げて大きく肩を回す。ＶＤＴ症候群予防マッサージ手・腕・肩の力を抜いて細かく振る。両手を上げ上体を後ろにそらす。次にからだの力を抜いて前に倒す。目のリラックスをしましょうこめかみ、目の下、目頭顔は動かさずに眼球だけなどの目の周りをを上下左右にゆっくりやさしく押しもみほぐす。大きく動かす。目をかたく閉じてから、パッと大きく開く体操を何度か繰り返す。