保健だより 9号 「ガンバレ,マラソン大会!」11.11 更新

保健だより
2015.11.11
今回のテーマ
ガンバレ、マラソン大会!
宜野座高校
保健室 第9号
持久走は、心肺機能を鍛えるいいチャンス。ちょっと苦しいぐらいのペースが良いと言われて
います。
だけど、無理は禁物。次のことを参考にして、安全で、かつ 「自分も頑張れば、そこそこ(ま
あまあ、なかなか etc)できる」 気持ちを味わって下さい。
1.朝食をしっかり食べよう
朝食は頭と体を目覚させ、1日の活動にむけて体調
を整えるために欠かせないものです。朝食を食べない
2.排便を済ませてこよう!
ついでに朝の排便習慣もつけよう!
大便は努力することによって規則正しく排泄(はい
と血液中の栄養が少なくなり、
せつ)できるようになります。出ないかもしれないけ
酸素の運搬(うんぱん)ができ
れど、毎日トイレへ行く時間を決めてチャレンジして
ないため、貧血を起こしたり、
みましょう。
『うんこ』が 体の中にたまったままにな
気分が悪くなっ たりします。
ると、腹痛・おう吐・気分不良などを引き起こしてし
まいます。また、肌荒れなどの原因にもなります。
3.十分な睡眠をとろう
4.靴は足にあったものをはこう
睡眠不足は全身の生命活動を鈍らせ、脳貧血やおう
大きすぎてすぐに脱げるよう
吐・めまい・頭痛など を引き起こします。また成長
な靴は、転倒の危険性が高くなり
ホルモンの分泌を妨げたり、免疫力を低下させ、様々
ます。また、小さすぎる靴は足の
な病気にかかりやすくなってしまいます。マラソンな
爪を痛めてしまいます。目安とし
ど体力がいる活動をする時は、特に
ては、かかとの部分がしっかりしていて、履いた状態
十分な睡眠をとっておくことが大
で足の指を動かせるくらいの余裕があるのがと良い
切。また、前日にはスマホの電源を
と言われています。さらに靴底のクッション性にも配
早めに落として下さい。
慮できたらいいですね。
5.自分のペースで走ろう!
6.気分が悪い時は、早めに先生に知らせ
自分の『走り』のペースを崩さないように、同じ調 よう
子を心がけながら、完走を目指そう。他の人のペース
いつもと違う苦しさを感じた
に巻き込まれて、息切れしないよう
ら、無理をせず早めに先生に知
にね。
らせて下さい。また、周りに顔
色が悪かったり、フラフラしながら走っている生徒が
いたら、すぐに先生に知らせて下さい。
7.走った後の汗の始末をしっかりしよ 8.自分の健康状態に敏感になろう
健康な時の自分をよく知り、元気が出ない時や体調
う
汗で濡れた体育着を着たままだと、カゼをひきやす
の悪い時は『なぜそうなのか?』原因を考えるように
くなってしまいます。大会当日はタオルや着替えを持
してみて下さい。原因に心当たりをつけたら、早く元
参し、走った後に汗を拭き取って、新しい服に着替え
気になるよう努力を!
ることをすすめます。
走る前
→
ウォーミングアップが必要
ウォーミングアップをすることで体温や筋温(筋肉の温度)
が上昇し、体が柔軟になります。さらに関節のもつ可動域(関
節の動く範囲) を高めることができます。
またウォーミングアップを行うことで、アドレナリン量が多
くなり中枢神経を刺激して、運動に対する心理的な準備が整い
ます。ウォーミングアップを行わずに急激に強い負荷の運動を
すると、身体が順応できないため、けがの原因になりやすいで
す。
一般的な方法としては、次のような運動がおすすめ。
① 軽いジョギングや体操
② ストレッチング、マッサージなど(右イラスト参考に)
③ 競技に合った軽い運動
走った後
→
クールダウンが大切
激しい運動を急に中止すると、悪心、めまい、立ちくらみなどの症状が出ることがあります。これ
は運動によって身体の機能が安静の状態に戻る過程で、相互の間のバランスを失うために起こりま
す。その予防のためには、激しい運動後に直ちに安静にするのではなく、しばらく軽い運動を行い、
高まっていた機能を徐々に安静状態に導いていく必要があります。このために行う運動をクールダ
ウンといいます。
クールダウンの内容は、主運動の種目や激しさによっても違いますが、一般的には次のような運
動の組合わせを合計5分間くらい行って下さい。
① 1~2分間軽いジョギングか歩行
② 下肢の柔軟体操とストレッチング
③ 下肢筋のマッサージな
あ
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