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2
据
ゆえん
仕
い
事
で
歌
や
学
を
~
ぶ
ひ
わ
問8
問6
し
自
さ
3
3
2015年度 中京大学 言語表現学科 一般・特Ⅰ・特
やっき
2
〔一〕
問1 1
逸話
問3
良
寺
えて
問2 1
問5
禅
言
ウ
ぶじょく
た
ア
語
問7
2
〔二〕
催促
問6
れ
問1 1
さ
問3
イ
練
イ
洗
問2
問4
問5
み
よくよう
7
技
エ
論述問題
3
〔二〕問9
術
と論述問題の合計を「
」とし
※上記の比率は、国語読解力問題
たおおよその割合です。
10
国語読解力問題
の
〔一〕〔二〕問9以外
4
素地
ウ
問8
明
4
つ
直截
文
配点比率
推薦 国語基礎学力型問題
ウ
然
問4
が
問7
も
要領
たしな
Ⅱ
問9
日本語にはあいまいな表現が多いと言われるが、若者
の言葉のなかにも、それは見られる。
「○○君、就職し
たいの?」
「うーん、でも社会に出るためにはもうすこ
、か
、したいか
、な
、、み
、た
、い
、な
、……」
し勉強と
この会話において、
「とか」
「かな」
「みたいな」など
の語は、文脈から言えばなくても文章が成立する言葉で
ある。メールだと更にこのあとに(笑)とか、顔文字と
かが添えられる場合もある。この場合、
「とか」は、勉
強以外にも他に何かしたいことがある可能性を残すよう
な言い方である。
「かな」もそうであるし、最後の「み
たいな」は、下に「感じがする」のような意味の言葉が
省略されていると考えられるが、これらはすべて、断定
することをやんわりと避けるという働きをしているよう
である。メールの顔文字なども、相手にいやな思いをさ
せないようにという効果を持つ。これらのあいまい表現
が若者の間で作られ、広まっているということは、現代
人が、はっきりと断定するような表現をせず、聞き手に
想像させ、判断の余地を与え、自分の主張を抑えて他人
と対立することを避けるような傾向をもつということを
示している。このような若者言葉を、すべて誤用だとし
て否定することは意味がない。言葉というものは、常に
新しい世代によって変えられていくものであり、最初は
誤用であっても、多数の人間が使うようになれば社会に
定着していくものが多い。言葉というものは、単なる流
行ではなく、社会の人間関係を映しだしている。新しい
言葉が、単なる一時的な流行で消えていってしまうもの
字)
なのか。それとも新しい社会のあり方を反映していくも
(
のであるのか。見極めていく必要があるだろう。
●論述(
〔二〕問9)のポイント
最後は、あいまい表現が今後どのようになっていくのか、あなたの考えを明示して締めくくりたい。
くに当たっては、感情的なものではなく、根拠をもった肯定か否定かのどちらかの立場に立ち、その理由を明確にする。そして
まいな表現を使ってしまう理由を考えてみよう。その上で、あいまいな表現を使うことは正しいのか正しくないのか。解答を書
うに、「とか」「かな」「みたいな」のような語や、メールで使われる顔文字や記号でもよい。そしてあなたが、そういったあい
まず、あなたたちの日常で使われているあいまいな表現にどのようなものがあるか。実例を探してみよう。解答例にもあるよ
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