平成26年度シラバス 『生産システム技術』

『生産システム技術』
平成26年度シラバス
教科(科目) 工
使用教科書
副教材等
1
業(生産システム技術)単位数
実教出版
2単位
科・学年
学番38
新潟県立長岡工業高等学校
機械科・3学年
『生産システム技術』
なし
学習目標
生産システムに関する知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。
2
指導の重点
・基本的な電気現象や電子現象に関する知識を習得させる。
・電気現象や電子現象を数式を用いて表現する方法を習得させる。
3
学習計画(1単位時間
月
4
5
50分)
学習項目
直流回路
学習活動・指導内容
・日常使われる直流と交流の違いを理解する
○電気回路
・電気の基本物理量や単位を理解する
授業態度
直流と交流
・オームの法則とは何かを理解する
課題提出
電気回路
・電気が流れるために必要な電圧の働きを知る
小テスト
・電池の直列接続と並列接続の違いを学習する
中間考査
○オームの法則
オームの法則
・電池内部にある抵抗の求め方
電圧降下
・抵抗の直列接続・並列接続回路において
電池の接続方法と内部抵抗
抵抗の接続と簡単な
直流回路の計算
6
キルヒホッフの法則
○抵抗の性質
合成抵抗,端子電圧,電流を求める
・複雑な電気回路に適用できるキルヒホッフの法則
を理解し、計算できるようになる
12
・電気抵抗の性質を理解する
出席状況
・抵抗の用途、材質による分類を知る
授業態度
いろいろな抵抗
・電流による発熱(ジュール熱)を理解し、求める
課題提出
・電気による仕事に関する電力と電力量を理解する
小テスト
ジュール熱
・許容電流とは何か理解しヒューズの働きを知る
期末考査
電力と電力量
・温度変化と電気に関する次の効果を理解する
許容電流とヒューズ
熱電気現象
○電流の化学作用と電池
8
電気分解
9
ファラデーの法則
ゼーベック効果・ペルチエ効果
・電気と原子の関係を調べ電気分解を理解する
・ファラデーの法則を理解する
・化学反応で電気エネルギーを発生する電池の
基本的構造と種類を学ぶ
14
電池
磁気と静電気
○電流と磁気
10
評価方法
出席状況
導体の抵抗
○電流の熱作用と電力
7
時間
・磁石の基本的な性質を知り、磁気に関するクーロ
出席状況
ンの法則を学ぶ
授業態度
磁石と磁気
・磁気に関する量や単位を理解する
課題提出
磁気誘導と磁束密度
・電流と磁気の関係を理解する
小テスト
電流による磁界
・電流と磁界によって発生する電磁力を理解する
中間考査
○磁気作用の応用
・電磁力の応用として直流電動機の原理を学ぶ
電磁力と直流電動機
・磁界中の運動で発生する誘導起電力を理解する
電磁誘導と直流発電機
・直流発電機の原理を学ぶ
○静電気
・動かない電気静電気の性質を学ぶ
帯電と電荷
・静電気に関するクーロンの法則を理解する
静電容量
・コンデンサについて学び各種計算をする
コンデンサの接続
・コンデンサの用途、材質による分類を知る
いろいろなコンデンサ
12
交流回路
○交流の基本的取り扱い
11
交流とは
正弦波交流の取り扱い
・交流とは何か理解する
・正弦波交流の性質を学び、取り扱いを理解する
出席状況
授業態度
・交流に抵抗・コイル・コンデンサを接続したとき
課題提出
の振る舞いを調べ理解する
小テスト
抵抗・コイル・コンデンサ ・交流回路に抵抗・コイル・コンデンサを直列に
に流れる電流
12
○交流回路
期末考査
接続した場合について理解する
14
・交流回路における共振とは何か理解する
直列回路とインピーダンス
1
2
共振回路
○交流電力
・交流における電力の表し方を学ぶ
出席状況
交流電力
・単相誘導電動機の基本原理を学ぶ
授業態度
単相誘導電動機
・力率について学び理解する
課題提出
力率の改善
小テスト
18
4
期末考査
評価規準と評価方法
関心・意欲・態度
授業に積極的に取り組ん
思考・判断
問題解答の課程を正しく順
技能・表現
計算力や単位の換算、ま
知識・理解
電気に関する様々な法則や
でいるか。提示された課題 序立てて進めることが出来て た工業的な解答手法による 理論を正しく理解し活用でき
等に対し、自ら進んで解答 いるかなど、解答に結びつく 表現を理解しているかを評 るかを評価します。
する姿勢があるか。などか 順序等を評価します。
価します。
ら評価します。
具体的な評価方法
・理由のはっきりしない欠席が顕著であるかどうか。
・授業に際し、意欲的に取り組んでいるかどうか(教員の問いかけに返答できるか等)。
・与えられた課題をきちんと理解し、期限までに提出できるか。
・随時行われる小テストや定期考査での理解の到達度。
5
その他(担当者からの一言・留意点など)
現在の機械はその多くが電気を動力や制御に利用しています。本科目では、この電気に関して基本的な知識を習
得することを目標の一つとしています。目に見えないことが多い電気ですが、生活体験を活用することでより身近
に電気を知ることができます。
授業では、計算が多くありますので、数学の力や物理の知識も必要になります。