応用製図(選択C) - 新潟県立長岡工業高等学校

平成26年度シラバス
教科(科目)
使用準教科書
副教材等
1
工
業(応
用
製
『応
用
図) 単位数
製
3単位
実教出版
機械製図
実教出版
Solid Worksによる3次元CAD
全国工業高等学校長協会
図』
科・学年
学番38
新潟県立長岡工業高等学校
機械科・3学年
『機械製図検定問題集』
学習目標
製図を基礎とした設計製図の実技能力の向上、図面のコンピュータ化や情報化に関する技術を習得させ、プレゼン
テーション能力など幅広い実践能力を養う。
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指導の重点
・製図の基礎に関する確実な定着と設計製図に関する実技能力の向上を図る。
・3次元CAD(ソリッドワークス)を用いたモデリングとアセンブリ(複数のモデリングされた部品を組み合わせて、
組み立て、各部品の合わせ面の確認や可動部の確認、動作による部品同士の干渉などを確認する。)の作製能力の
習得。
・CAD全般についてのファイルの取扱とその管理、技術者倫理についての理解を深める。
・3次元CAD(ソリッドワークス)を用いた設計製図と解析を行う上で必要な知識、技能の習得。
・機械技術者としてのプレゼンテーション能力の向上、多面的専門的な実践能力の育成を図る。
3
学習計画(1単位時間
月
4
50分)
学習項目
設計製図の要点
学習活動・指導内容
・組立図と部品図の役割の理解
時間
出席状況
設計製図上の注意点・各種加工法により製作される部品の図面上の工夫につい
製作上のくふう
5
ての理解と知識の習得
設計の手順
・組立の工夫について理解し、はめあいや合わせ面の明確
授業態度
18
6
・機械に要求される運動動作を実現するための機構につい
機械と安全
て理解を深めその使用方法などを習得する。
出席状況
・機械の使用について安全性が確保されていること、機械
授業態度
そのものが安全である必要性を理解し、必要最低限な機械
7
8
9
的強度などを算出する方法を理解する。
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課題図面
課題テスト
3次元CADソフト
の使用
課題テスト
中間考査
化についての知識を習得する。
機構の理解
評価方法
期末考査
・3次元CADの理解と部品の製作(モデリング)の技能
部品の作製(モデリ を習得する。
ング)
ア セ ン ブ リ の 構 築 ・アセンブリ(複数の部品から構成される組立図を3次元
(3次元空間内での組 空間で描く事により、部品同士の組み立て時の合わせ面の
10
み立て図の構築)
確認や、可動部分についての動作による部品同士の干渉な
どを確認することが出来る)の構築についての知識、技能
出席状況
を習得する。
シュミレーション
・3次元CADソフトの機能である各種シュミレーション
18
課題図面
について理解を深め、技能を習得する。
11
12
1
課題設計製図
与えられた課題解決 ・課題解決の為の機構の確定と全体組立図のスケッチ
のための設計製図
・3次元CADによる部品の構成
・3次元CADによるアセンブリの構成
2
授業態度
・動作干渉など確認事項の検討
出席状況
21
授業態度
課題図面
・検図および検証
3
設計コンペティショ
ン
出席状況
・設計思想をまとめ、アウトプットである図面についての
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プレゼンテーション 有効性を発表しあうことにより、技術者倫理、機械技術者
授業態度
課題図面
としてのプレゼンテーション能力、コミュニケーション能
力を養う。
4
評価規準と評価方法
関心・意欲・態度
進んで知識を吸収しよう
思考・判断・表現
設計において、正しく判断が
技能
規格を遵守し正しい図面
知識・理解
製図に関する知識や規格を
としているか。自分の製図 なされ適切な機構が選択され を作成できるか、他者が正 正しく理解し、製図を正しく
技能の向上に積極的に取り ているか。計算書が適切に作製 しく理解できるような図面 行うことが出来るか。機構や材
組み課題図面を完成させて されているか。自己の考えが図 を作成できるか。3次元CA 料、設計に必要なさまざまな知
いるか、他者に自分の考えを 面の中に表現されているか。 Dを活用する技能を十分に 識を十分に習得しているか。3
伝達しようと工夫している
習得しているか。
かなどを評価します。
次元CADについて理解し、活
用のための知識を習得してい
るか。
具体的な評価方法
・理由のはっきりしない欠席が顕著であるかどうか。
・授業に際し、意欲的に取り組んでいるかどうか。与えられた知識を活用しているか。
・課題図面を正しく理解し、正確に作成することができ、期限までに提出できるか。
・課題テストや定期考査において設計製図知識が定着しているか。
・3次元CADを十分に活用できているか。
・設計コンペティションにおいて、自分の設計思想や考えを他者に的確に表現できているか。
5
その他(担当者からの一言・留意点など)
設計製図は、単に製図の知識を得、図面を作製するだけではなく、課題解決のため自ら仮想的に実現する試みにな
ります。したがって、製図はもとより機械設計、機械工作をはじめとする各教科の集大成となる科目ですので、旺盛
な好奇心をもって意欲的に取組んで欲しいと思います。また、答はないものになりますので、いかに相手に設計思想
や機械についてわかってもらえるかも重要となるため、プレゼンテーションなどを行い、機械技術者として幅広い技
能を習得します。