eDiscovery と弁護士秘匿特権

eDiscovery と弁護士秘匿特権
弁護士秘匿特権の活用
「米国での訴訟の際にクレームチャートの検討資料は開示したくないけれど、何とか開示
しなくても良い手段はないのか?」などと考えたことはありませんか?
米国訴訟における eDiscovery では、その制度の性質から会社にとって重要な書類が強
制的に開示させられることになるため、書類が弁護士秘匿特権及び work product doctrine
に該当しない限り、この開示を避けるすべはありません。一方、実際に訴訟になってから
その書類を隠すなどの行為は許されるものではありません。
では、重要な書類を訴訟の際に相手方に開示しないようにするには、どうしたらよいの
でしょうか?答えは簡単です。弁護士秘匿特権を十分に活用したらよいのです。実際に、
弁護士秘匿特権を活用するために米国企業が企業内弁護士を雇用し始めたという歴史的な
背景があるほどです。
とはいえ、弁護士秘匿特権の概念があまりにも漠然としていることや、文書等はその書
き方等を含めケースバイケースであるため具体的にどうしたらよいのかについてはあまり
語 ら れ る こ とはありません。また、 今もなお” Confidential”や” Attorney Client
Communications“という記載があれば弁護士秘匿特権によりその文書は保護されると誤解
をしている方もあると思います。
そこで、今回のセミナーでは、弁護士秘匿特権に関する判例を少し取り上げながら、弁
護士秘匿特権の活用についてより具体的に説明したいと思っております。また、実際の訴
訟における書類開示の際(Production of document)に弁護士秘匿特権について問題とな
る点などについても言及する予定です。弁護士秘匿特権の概念は非常に難しくいまだに争
いのある概念ではありますが、皆様の理解を手助けし、業務に生かしていただけるような
セミナーにしたいと思っております。皆様の参加をお待ちしております。
<日時>
2015年4月14日(火)
<費用>
無料
15:00―16:30
<セミナーの内容>
1.ディスカバリとは?
e ディスカバリとは?
e ディスカバリの問題点
2.機密情報の開示
避ける方法は?
秘匿特権の活用
3. 外部の弁護士・弁理士の秘匿特権について
シナリオ別
4. 企業内弁護士・弁理士の秘匿特権について
5. 海外の代理人の秘匿特権について
6. 法務部・知的財産部の部員の秘匿特権について
7. 具体的なやり取りについての検討
8. 実際の e ディスカバリ(書類開示)における秘匿特権に関する問題点
<講師> 大平 恵美 カリフォルニア州弁護士、日本国弁理士。
2000 年に弁理士を取得し、弁理士として活躍。2006 年に、ロサンゼルスにある University of Southern
California ロースクールにおいて LL.M.を取得。卒業後は、法律事務所等に勤務をし、カリフォルニア
州弁護士資格を取得。そして、米国弁護士と日本の弁理士のキャリアを活かし、DSA Legal Solutions,
Professional Corporation(弁護士法人)の代表として、知的財産分野において日本企業が米国で適切に
戦うべく、ディスカバリを含む訴訟支援等や平常時の情報管理等の強化のためのコンサルティング及び
契約関連業務など通常のコーポレート業務等を手掛ける。
学歴:
1991年
2007年
<会場>
名古屋大学法学部法律学科卒業
University of Southern California, Gould school of Law (LL.M)卒業
メキキ・クリエイツ(株)〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-17-8 松岡渋谷ビル3F
セミナールーム TEL: 03-5464-5185 窓口 http://www.mekikicreates.com
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Fax: 03-5464-2298
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