[分散と標準偏差] 2015年度 春学期 金曜4限 偏差: ・・・個々のデータと算術平均の差 偏差平方和:∑ ・・・偏差の2乗の総合計 応用計量経済分析 A 第6回 (標本)分散: ∑ ・・・偏差平方和を標本数で除した値 データの散らばり度合いを表す指標 2015.5.15 担 当: 石 川 達 哉 ([email protected]) (標本)標準偏差: ・・・分散の平方根。分散と同様にデータの散らばり度合いを表す指標 分散とは異なり、元のデータと同じ単位を伴う 教育用ホームページはhttp://www1.meijigakuin.ac.jp/~ishikawa 明治学院大学 2015年度 春学期 [正規分布における標準偏差の意義] [母分散と母標準偏差] ∑ 母分散: ・・・ 母集団の分散 母標準偏差: 2 観測データが平均値±標準偏差の範囲におさまる確率は68.3% 観測データが平均値±標準偏差×2(慣例的に2“シグマ”と呼ぶ) の範囲におさまる確率は95.4% 観測データが平均値±標準偏差×3の範囲におさまる確率は99.7% 正規分布における標準偏差とその範囲に含まれるデータの割合 ∑ ・・・ 母集団の標準偏差 明治学院大学 2015年度 春学期 3 明治学院大学 2015年度 春学期 4 [母集団分散と標本分散] [変動係数] [ 母集団 ] 変動係数: ・・・ 標準偏差を算術平均で除した値 散らばりの度合い相対比較するのに有効 母集団平均:μ [ 標本] (観測されたn個のデータ) 5 明治学院大学 2015年度 春学期 [分布の歪みを測る指標:歪度と尖度] 標本平均:XA n個の標本から分散を推計する際、母集団の 平均値が既知であれば、本来の定義式にした がった分散はs2=∑(Xi-μ)2 /n 母集団の平均値が既知でない場合には、観測 された標本から平均値を計算するため、既知 の場合と比べて情報量がデータ1個分少ない ため、上式を採用すると、真の母集団分散を 過小に推定してしまう 偏差平方和(平均からの乖離の2乗の総和)を 自由度(標本数-1 )で除す形に修正すると、 適切な分散推定値が得られる(証明省略) これが標本から計算された分散、すなわち、標 本分散σ2=∑(Xi-XA)2 / (n-1) [参考:悉皆調査(全数調査)と標本調査] ・悉皆調査:該当する全対象を調査 ex. 国勢調査、商業販売統計の百貨店 ・標本調査:全体から一部を抽出して調査 ex.家計調査、都道府県地価調査ほか多数 明治学院大学 2015年度 春学期 6 歪度 ∑ 歪度 小標本の場合は、 尖度 小標本の場合は、 ∑ 尖度 ∑ ∑ - ― 明治学院大学 2015年度 春学期 7 明治学院大学 2015年度 春学期 8
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