教育研究活動報告書

所属 看護学科
職名
教授
氏名
佐藤 昇子
大学院における授業担当の有無
無
Ⅰ 教育活動
教育実践上の主な業績
年 月 日
概 要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
他教科「生徒死のゼミ」を母性看護学に活用した学生授業展開 2014年1月
生と死のゼミのテーマ「出生前診断」を母性看護学Ⅰの母性の倫理に
て、学生10名による発表で授業を展開。障害児の出生、妊娠中絶の防
止、胎児の生存権と女性の自己決定について学生の視点で問題提起し教
材の工夫をも含め反応は良く、効果的で有った。
看護管理に関して
・キャリアに関する授業として新卒者2名による特別授業を実
施
2014年11月
4年次卒業前最後の講義となる看護管理―キャリアデベロップメントー
に関し、今年度は職場適応に焦点を当て、昨年度の卒業生(就職6ヶ月)2
名に、職場適応への実態と対処についての講和を実施。新卒者としての
具体的対応が語られ、学生の反応も非常に良いものであった
2014年11月
職場適応における、教育機関と職場とのコミットメントの関係性は以
前の私の研究で実施済みである。今年度は卒業前の4年次生が、天使大
学のどのようなところにコミットしていたかについて知り、カリキュラ
ム編成上に活用したいと考え、レポート課題とした。集計・分析は次年
度に実施予定。
2014年11月
人間形成において自己肯定と他者理解は重要なキーワードであり、培
うために本学では修養会・大学行事等に組入れられている理念である。
この理念を本授業において具現化するための1方法として、自記式で記
入してもらい、自己の傾向と共に、2年次の成長過程における他者理解
として、グループディスカッションを実施した。自分で感じる自己と他
者から見た自己の両面からよく表現され、自己の成長への足掛かりと
なっていた。
2015年1月
女性のライフステージにおける健康について、学生96名に13テーマを
希望にて決定し、ゼミ形式でディスカッションを行い、資料作成と発表
の準備を行った。女性の健康に関する社会的影響、生命に対する倫理を
含めて性に関する教育の見方を深めることができ、「大学生になった気
分を実感できた」との発言もきかれた。 教育方法として、一人の教員
でも、96名を対象に学生の思いを捕らえながらのディスカッションの実
施は学生のやる気を促進できた。
・天使大学へのコミットメントに関するレポート課題
人間形成とキャリアデザインⅡに関して
・「自己評価」と「自己表現」についてのアンケート実施
母性看護学Ⅰにおけるゼミ授業と学生によるテスト問題作成
2 作成した教科書、教材、参考書
ゼミ教材
2007年4月~
ライフサイクルに応じた女性の看護ゼミの教材を作成。これを基に学生
の主体的なディスカッションを展開し身近な問題として考察を発展させ
ている。
女性の看護ゼミ
2007年4月~
学生による性教育の模擬授業展開の教材作成。小学生・中学生・高校
生・大学生向けに教案を作成し模擬授業を展開し、対象生徒に即した内
容を検討。
母性看護学実習 ―母性看護学ワークブックの作成―
2007年4月~
実習前の基礎知識と技術の復習のための母性看護学ワークブックを作成
し、実習までに自己学習を行うことで、実習の方向性を理解でき、学生
の主体性を高める効果を果たしている。
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
4 その他教育活動上特記すべき事項
Ⅱ 研究活動
著書・論文等の
名 称
単著・
共著の別
発行または発表の
年月(西暦でも可)
発行所、発表雑誌
(及び巻・号数)等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
著書
学術論文
周産期における妻と夫の自
己効力感および不安の変化
―妊娠初期から産後2ヶ月
共
までの妻と夫の自己効力感
(GSES)と不安(STAI)に焦
点を当ててー
2007年6月
天使大学紀要 第7卷 天使大学
共著者: 久川洋子・佐藤昇子・本宿美
P15-24
砂子
妊娠期における妊婦と夫の
役割に関する自己効力感質
共
問紙の作成―信頼性と妥当
性の検討―
2007年6月
天使大学紀要 第7卷 天使大学
共著者: 久川洋子・佐藤昇子・本宿美
P57-66
砂子
該当頁数
母性看護学実習におけるア
ロマオイルを用いたバック
ケア導入の試みー試行学生 共
におけるアロマオイルの効
果に焦点をあててー
2007年10月
北海道母性衛生学会会報第36号
北海道母性衛生学会
その他
Ⅲ 学会等および社会における主な活動
2007年6月~2010年6月
日本看護研究学会北海道地方会会長
2007年6月~2010年3月
日本看護研究学会査読委員
2007年 11月
日本看護研究学会北海道地方会主催研修会企画・実施
2008年 9月
第38回北海道母性衛生学会 一般口演座長
2008年 9月
天使病院院内看護研究MFICU入院妊婦の不安に関する研究指導
2008年 11月
日本看護研究学会北海道地方会主催研修会企画・実施
2009年 11月
日本看護研究学会北海道地方会主催
2005年 6月~現在
日本カトリック看護協会札幌支部長
2014年9月
北海道母性衛生学会44回学術講演会座長
共著者: 森川由紀・三条祐子・佐藤昇
P5-8
子