一酸化窒素

国連番号
1660
一酸化窒素
N
+
O
NITROGEN MONOXIDE
物質の特定
Ｃ
Ａ
化
Ｓ
号： 10102-43-9
番
式： NO
学
別
名： Mononitrogen monoxide; Nitric oxide; Nitrogen oxide (NO)
モノナイトロゲンモノオキサイド; 酸化窒素; ナイトリックオキサイド; 酸
化窒素(NO)
（商品名）
化
学
的
分
類：窒素酸化物
規則名・法規等
［規則名］NITRIC OXIDE, COMPRESSED
一酸化窒素(圧縮されているもの)
危－規
則
分類・等級等：高圧ガス(毒性高圧ガス） 2.3
副次危険性等級： 5.1, 8
積載場所：甲板上
コンテナ収納検査：要
ＩＭＤＧ-ＣＯＤＥ
分類・等級等： Class 2.3
副次危険性等級： 5.1, 8
積載場所： On deck
ＣＦＲ１７２．１０１
分類・等級等： 2.3
ラベルコード： 2.3, 5.1, 8
積載場所： On deck
積
付
検
査
：要
港
則
法：高圧ガス(毒)
荷役許容量： A / 1
海
防
法： -
消
防
法： -
B / 20
C1 / 100
C2 / 400
船積上の注意事項
荷
姿
危－規則規定によるものであること。
イ．居住区域から離れた場所に積載すること。(危)
ロ．別表第14に定める隔離基準においては，他の危険物から高圧ガスに代えて酸化性物質と
して隔離すること。(危)
ハ．甲板上積載をする場合には，放射性物質等から水平距離で6ｍ以上離して積載すること
とし，甲板下積載をする場合には，放射性物質等とは同一の船倉又は区画に積載しない
こと。(危)
ニ．その他高圧ガス，酸化性物質類及び腐食性物質についての注意事項に従うこと。
物理／化学的性質
外
観
等：無色の気体又は青色の液体
：硝酸様臭
臭
比重又は嵩比重： 1.27 (-150℃, 液体)
蒸
気
比
重： 1.04
融
点（℃）： -163.6
沸
点（℃）： -151.7
溶
解
性：
水：不
アルコール：難
エーテル：
用
途
レーヨンの漂白，プロピレンの安定剤，白熱電球封入ガス，有機合成
化学的危険性
腐
食
性：
人：なし
酸
金
属：なし
木
材：なし
化
性：なし
水／空気／空気中で酸化されて褐色の毒性の強いNO2，N2O3などとなる。水にとけて亜硝酸を
熱の作用：生じる。
可
性：なし
燃
引火点（℃）：
発火点（℃）：
爆発限界（％）：
特
記
事
ＥｍＳ
項：通常480lb/in2（3.31MPa）の圧縮ガスとしてボンベに詰めて輸送される。高濃度
では金属を酸化し，炭素，リンも一酸化窒素中で燃える。
F-C, S-W
消
火
剤：水噴霧
検
知
法：酸化窒素(NOx)検知管
人体への影響
作業環境の
許容
濃度
Ｔ
Ｗ
Ａ
ＳＴＥＬ
Ｃ(上限値)
経皮吸収
発がん性
25 ppm
(ＴＬＶ)
毒
性： LC50 1068mg/m3/4時間(吸入ラット)
蒸気，粉塵
などを吸入
した場合
飲
だ
み
込
場
ん
合
皮膚に付着
した場合
眼
た
に
入
場
っ
合
純粋なNOは水にあまり溶けないので粘膜や上気道の刺激も強くないといわれる
が，空気中では直ちに酸化されて，NO2，N2O3などを生じて溶解度が大きくなり，
体内の水分と反応して硝酸，亜硝酸を生じて極めて強い毒性を示す。
60ppm 以上のNOを含む空気中では，直ちにせき，咽喉や胸の痛み，灼熱感を生
じ，食欲減退，歯の腐食，体力減少などが起こる。数時間以上経過してから，不
眠，不安感，呼吸困難，気管支炎，肺水腫，チアノーゼなどが現われ，死亡するこ
とがある。後遺症として肺炎を起こすこともある。100ppm 以上のNOを含む空気は
短時間でも危険である。低濃度でも後に症状が現れることがある。有機物に硝酸が
作用しても発生するので注意を要する。
ＭＦＡＧ
救
-
急処置
蒸気，粉塵
などを吸入
した場合
飲
だ
み
込
場
直ちに新鮮な空気の場所に移し，炭酸水素ナトリウム溶液（重曹水）でうがいをさ
せ，絶対安静にし，保温に努め，医師の手当を受ける。要すれば酸素吸入を施す。
ん
合
皮膚に付着
した場合
に
漏
場
洩
保
入
場
し
護
っ
合
流水で十分に洗った後，医師の手当を受ける。
た
合
保護具着用の上，通風換気を十分に行い，元栓を止めてガスを排除する。
具
自給式呼吸具
120
100
蒸気圧 (kPa)
眼
た
80
60
沸　点： -151.7℃
引火点：
-
40
20
0
-190
-180
-170 -160
温度（℃）
-150
一酸化窒素の蒸気圧曲線
最終修正日
2015/02/14

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