高度専門課程 - 京都伝統工芸大学校

(別紙様式4)
平成27年3月1日現在
職業実践専門課程の基本情報について
学
校
名
設置認可年月日
校 長 名
所
在
地
〒622-0041
〈専〉京都伝統工芸
大学校
平成12年10月20日
京都府南丹市園部町小山東町二本松1-1
新谷 裕久
(電話)0771-63-1751
設 置 者 名
設立認可年月日
代 表 者 名
所
在
地
〒622-0041
学校法人二本松学院
平成2年10月22日
理事長 新谷秀一
京都府南丹市園部町小山東町二本松1-17
(電話)0771-63-1751
目
的
「本校は、教育基本法及び学校教育法に基づき、伝統工芸産業振興のための人材育成を行うことを目的とする。(学則
第1条)」
伝統工芸学科には、木彫刻、仏像彫刻、漆工芸、木工芸、竹工芸、金属工芸、石工芸、和紙工芸、陶芸の9専攻があ
り、従来の徒弟制度に代わる技能修得を主とした専門教育を行い、斯界の専門的職業人の育成を図っている。
実習系の授業には、京都の伝統工芸業界から指導者を確保するとともに、卒業生の受け入れなど、関係団
体等と連携しながら学科運営に努めている。
分野
課程名
学科名
工業専門課
程
伝統工芸学科
高度専門課程
修業年限
全課程の修了に
(昼、夜別) 必要な総授業時
数又は総単位数
4年(昼)
講義
教育課程
高度専門士の付与
3,615単位時間
(又は単位)
―
平成20年文部科学
大臣告示第15号
実験
実習
実技
演習
810単位時間 1,620単位時間
(又は単位)
(又は単位)
生徒総定員
生徒実員
120人
学期制度
専門士の付与
単位時間 2,565単位時間
(又は単位)
(又は単位)
専任教員数
66人
兼任教員数
43人
■「前期:4月1日~9月30日」
■「後期:10月1日~3月31日」
成績評価
60単位時間
(又は単位)
総教員数
18人
61人
■成績表(○
有 ・無)
■成績評価の基準・方法について
授業科目の成績評価は、学年末におい
て、各学期末に行う試験、実習の成果、
履修状況等を総合的に勘案して行う。
長期休み
■学年始め:4月1日
■夏
季:7月21日~8月30日
■冬
季:12月25日~1月7日
卒業・進級条件
学則に定めた授業科目の履修をもって
卒業及び進級条件とする
■学 年 末:3月1日~3月31日
生徒指導
■クラス担任制(○
有 ・無)
■長期欠席者への指導等の対応
課外活動
■課外活動の種類
京都府南丹教育局主催のパートナー
学生指導担当が、個人指導、保護者との連
スクール事業で小学生に工作指導。地
携指導に努めている。
元南丹市内の各種行催事にボランティ
ア参加。
■サークル活動(○
有 ・無)
- 1 -
就職等の状況
■主な就職先、業界等
(金属、刃物製造、仏壇・仏具、蒔絵・漆、
主な資格・検定
2年生以上を対象に、一般財団法人京
京扇子、仏像、だんじり彫刻、寺院仏具、木
都伝統工芸産業支援センター主催の、
彫刻、家具、桐箪笥、木工芸、紙漉き、陶芸
工芸士3級・2級、陶芸士3級・2級
等の制作工房・会社、瓦製造 等)
検定受験を奨励している。
■就職率※1 65%
■卒業者に占める就職者の割合※2
52%
■その他(任意)
(平成26年度卒業者に関する平成26年3月時
点の情報)
中途退学の現状
■中途退学者 1名
■中退率 1.5%
平成26年4月 1日在学者67名(平成26年4月入学者を含む)
平成27年3月 1日在学者66名(平成27年3月卒業生を含む)
■中途退学の主な理由
疾病・経済的理由
■中退防止のための取組
学生指導担当及び専攻の主担教員が連携して、欠席や怠学傾向にある生徒への個別指導に務めている。
状況により保護者への指導も実施。
ホームページ
URL: http://www.task.ac.jp/
※1「大学・短期大学・高等専門学校及び専修学校卒業予定者の就職(内定)状況調査」の定義による。
①「就職率」については、就職希望者に占める就職者の割合をいい、調査時点における就職者数を就職希望者で除したものとする。
②「就職率」における「就職者」とは、正規の職員(1年以上の非正規の職員として就職した者を含む)として最終的に就職した者(企業等か
ら採用通知などが出された者)をいう。
③「就職率」における「就職希望者」とは、卒業年度中に就職活動を行い、大学等卒業後速やかに就職することを希望する者をいい、卒業後の
進路として「進学」
「自営業」
「家事手伝い」
「留年」
「資格取得」などを希望する者は含まない。
※「就職(内定)状況調査」における調査対象の抽出のための母集団となる学生等は、卒業年次に在籍している学生等としている。ただし、卒業
の見込みのない者、休学中の者、留学生、聴講生、科目等履修生、研究生及び夜間部、医学科、歯学科、獣医学科、大学院、専攻科、別科の学
生は除いている。
※2「学校基本調査」の定義による。
全卒業者数のうち就職者総数の占める割合をいう。
「就職」とは給料,賃金,報酬その他経常的な収入を得る仕事に就くことをいう。自家・自営業に就いた者は含めるが,家事手伝い,臨時的な
仕事に就いた者は就職者とはしない(就職したが就職先が不明の者は就職者として扱う。
)
- 2 -
1.教育課程の編成
(教育課程の編成における企業等との連携に関する基本方針)
伝統的工芸品は我が国の各地の歴史・風土に育まれ、熟練した職人の手づくりの技法により現在まで受け継がれて
きた。この世界に誇る我が国の伝統的工芸品の活性化を目的に昭和49年に「伝統工芸品産業の振興に関する法律」
(伝
産法)が制定され、「伝統的工芸品」の指定や「伝統工芸士」の制度が創設された。平成21年現在、伝統的工芸品は全
国で211品目が指定されており、うち京都府が17品目(注1)、また伝統工芸士(現役)は4,671人、うち京都府は1,
186人で、いずれも全国第一位である。
なおこれら以外に、京都府知事指定の伝統工芸品として15品目(注2)、京都市長推奨の小規模産地業種32品目が「京の手
しごと工芸品」(注3)に指定されている。
伝統工芸の技法は従来、徒弟制度や一部の訓練機関の下で伝承されてきたが、これらへの若者離れや工房の受入れ
機能の低下などにより、後継者育成に課題を残していた。そこで、人材育成を目途として平成4年に伝産法が一部改
正され、その支援計画の一つとして、(一財)京都伝統工芸産業支援センター(京都府・南丹市及び京都府内の伝統工芸業界
による第三セクター)が平成5年に設立され、同法人が母体となり、7年に「京都伝統工芸専門校」が開校し、全国唯一の事例と
して学校教育の下での伝統工芸技術教育を始めた。本校は、12年10月に京都府から専修学校の認可を受け、13年4月
に「京都伝統工芸専門学校」に校名変更。17年に教育環境の更なる拡充を図るため同財団法人からの要請により、
学校設置者を学校法人二本松学院に変更した。19年4月には高度専門課程(4年制)を新設するとともに、
「<専>京
都伝統工芸大学校」に校名変更し、現在に至っている。
本校は「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成」(学校教育法第124条[専修学校])を目的に、従来の徒弟制
度に代わる技能修得を主とした専門学校教育を行ってきた。教育課程の特徴として専門実習時間は全体の約50%を確保し、
教員には伝統工芸士等の現役職人を当て、専門技術の修得に当たっては基礎・基本を重視し、実践的な教育を行っている。
開校以来18年を経過し、2,000人を超える卒業生の中から、京都府を始め、全国の伝統工芸産地の後継者を数多く送り出
してきた。
以上の経過から、開校当初から一般財団法人京都伝統工芸産業支援センターを構成する、京都府、園部町(現南丹市)
、京都竹
工芸品協同組合・京都陶磁器協同組合連合会・京都漆器工芸協同組合・京都金属工芸協同組合・京都府仏具協同組合・京人形商工
業協同組合・京都竹材商業協同組合・京都扇子団扇商工協同組合・京都府石材業協同組合・京都木工芸協同組合・京都陶磁器卸協
同組合・黒谷和紙協同組合との産官学連携のもとで、教育課程の編成、授業科目の開設、授業改善等を行なってきた。また、伝統
工芸に係る実習系科目の教員は各業界からの推薦及び派遣を得て確保している。さらに卒業生の受入についてもこれら産業界が積
極的にかかわっている。
「職業実践専門課程」の創設にあたって、伝統工芸教育に知見のある、伝統工芸業界の代表、京都府の所管部局職員、学術機関
の有識者で構成する「教育課程編成委員会」を設置し、当該専門課程の教育を施すにふさわしい授業科目の見直し、授業内容・方
法の改善等を行い、斯界の要望にこたえる人材育成を目指した教育課程の再編成を行うこととした。
平成26年度は、教育課程編成委員会、学校関係者評価委員会での提言を受け、国際交流や社会活動・産官学連携事業の取り組
みを単位認定できるよう学則変更を行った。また、現代に適合したデザイン力を備えた人材育成のための工芸クリエイターコース
の開設を準備した。いずれも27年度からの実施を予定している。京都の伝統工芸産業界との連携により、28年度より京手描友
禅専攻開設にむけ準備を進めている。
(注1)経済産業大臣指定伝統的工芸品(京都府)
:
【西陣織、京鹿の子絞、京友禅、京小紋、京黒紋付染、京繍、京くみひも、京
焼・清水焼、京漆器、京指物(京の木工芸)
、京仏壇、京仏具、京石工芸品、京人形、京扇子、京うちわ、京表具】
(注2)京都府知事指定伝統工芸品 :
「京都府伝統と文化のものづくり産業振興条例」により京都府知事が伝統的な技術等を保
存、及び継承し、次代を担う人材を育成することを推進するために指定する伝統工芸品。
【京房ひも・撚ひも、丹後藤布、京
陶人形、京都の金属工芸品、京象嵌、京刃物、京の神祇装束調度品、京銘竹、京の色紙短冊和本帖、北山丸太、京版画、丹
後ちりめん、黒谷和紙、京たたみ、京印章】
(注3)京の手しごと工芸品 :
「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」の産地規模要件を満たさないため,同法の指定を受け
ることのできない小規模産地の業種を「京の手しごと工芸品」として京都市長が推奨することにより,振興のための支援を
行うことを目的とする伝統工芸品。
【額看板、菓子木型、かつら、金網細工、唐紙、かるた、きせる、京瓦、京こま、京真田
紐、京足袋、京つげぐし、京葛籠、京丸うちわ、京弓、京和傘、截金、嵯峨面、尺八、三味線、調べ緒、茶筒、提燈、念珠
玉、能面、花かんざし、帆布製カバン、伏見人形、邦楽器絃、矢、結納飾、水引工芸、和蝋燭】
- 3 -
(教育課程編成委員会等の全委員の名簿)
平成27年3月1日現在
名 前
所
新谷 裕久
京都伝統工芸大学校 校長
工藤 良健
京都伝統工芸大学校 副校長
三木 清
属
京都伝統工芸協議会会長 (構成員:京七宝、北山丸太、京石工芸品、京都府石材業協同
組合、京印章、京菓子、京指物、京漆器、京扇子・京うちわ、京象嵌、京陶人形、京人形、
京刃物、京版画、京表具、京仏壇・京仏具、京焼・清水焼、金属工芸品、黒谷和紙、色紙
短冊和本帖、神祇装束調度品、神仏具金物、装粧品、造園、竹工芸の業界組合)
若林 卯兵衛
京都府仏具協同組合顧問・京都美術工芸大学客員教授
高田 慶一郎
京都府商工労働観光部 染織・工芸課長
安藤 眞吾
村上 隆
京都美工芸大学教授・(社)日本インテリアデザイナー協会理事
京都美術工芸大学 教授
(開催日時)
第1回 平成26年10月17日 13:00~14:00
第2回 平成27年 2月12日 12:30~13:30
2.主な実習・演習等
(実習・演習等における企業等との連携に関する基本方針)
本校伝統工芸学科には、京都の伝統工芸産業を代表する、木彫刻、仏像彫刻、漆工芸、木工芸、竹工芸、金属工芸、石彫刻、和
紙工芸、陶芸の9分野の専攻を設けており、各専攻分野に関する職業に必要となる実践的かつ専門的な能力を育成するため、基礎
加工実習Ⅰ・Ⅱ、専門実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、修了制作Ⅰ・Ⅱ、卒業制作の実習系授業科目の教員は、それぞれ各業界組合からの推
薦及び派遣を受け、各団体と組織的な連携のもとで専門的な職業実践教育を行っている。
科 目 名
科 目 概 要
連 携 企 業 等
基礎加工実習Ⅰ・Ⅱ
木彫刻、仏像彫刻、漆工芸、木工芸、竹工芸、金属工芸、 京都府仏具協同組合・京都漆器工芸協
専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・
石彫刻、和紙工芸、陶芸の専攻ごとに伝統工芸技法を、 同組合・京都木工芸協同組合・京都竹
Ⅳ
基礎から、課題制作のなかで修得し、自由制作、修了・ 工芸品協同組合・京都竹材商業協同組
修了制作Ⅰ・Ⅱ
卒業制作まで発展的に学修する。
合・京都金属工芸協同組合・京都府石
材業協同組合・黒谷和紙協同組合・京
卒業制作
都陶磁器協同組合連合会・一般財団法
人京都伝統工芸産業支援センター
基礎専門知識学
京都の各工芸業界講師による集中講義。各工芸分野の歴
京都木工芸協同組合・京都金属工芸協
史や伝統産業の実態などを理解すると共に、選択する各
同組合・京都漆器工芸協同組合・京都
実習専攻の専門的な基礎知識を修得する。
竹材商業協同組合・京都竹工芸品協同
組合・京都府石材業協同組合・黒谷和
紙協同組合・京都扇子団扇商工協同組
合
3.教員の研修等
(教員の研修等の基本方針)
本校では、学校法人二本松学院大学校教職員研修規定(平成23年12月22日制定・施行)に基づき、推薦学科の教員に対す
る研修を行ってきた。
年度当初に講師会議を実施し、年間授業計画、授業方法等に関し意見交換を中心に研修を行い、また、卒業・修了作品展におい
て学修成果の評価を中心とした研修に取り組んできた。
今後は、授業改善のための生徒アンケートの実施や、外部有識者を招いての教員研修を実施したい。また教員を伝統工芸関係工房、
会社へ研修派遣し指導力向上を図る。
- 4 -
4.学校関係者評価
(学校関係者評価委員会の全委員の名簿)
平成27年3月1日現在
名 前
石田 斉
所
京都府南丹教育局長
藤原 勝紀
放送大学 京都学習センター 所長
三田 康明
公益財団法人 京都産業21 専務理事
佐藤 幸男
京都石材業協同組合 理事
遠藤 公誉
京都伝統工芸大学校 卒業生
玉村 嘉章
京都伝統工芸大学校 卒業生
田中 宏明
京都伝統工芸大学校 保護者
(学校関係者評価結果の公表方法)
学校法人二本松学院のホームページで公表する。
URL: http://www.kyobi.ac.jp/nihonmatsu/
5.情報提供
(情報提供の方法)
京都伝統工芸大学校のホームページで情報提供する。
URL: http://www.task.ac.jp/
- 5 -
属
授業科目等の概要
(工業専門課程 伝統工芸学科高度専門課程)平成26年度
分類
習
義
日常的で身近な内容の英文の聞きとり、読みと
り、ある程度会話できることを目指す。第 1 回~
15 回は基本文法を復習し、一般的な会話の聞きと
○
外国語Ⅰ
りと会話にある程度慣れるようにする。第 16 回
~30 回は実際に使用する状況を設定して、聞きと
1
通
60
2
○
2
通
60
2
○
1
通
60
2
○
1
通
60
2
○
1
通
60
2
○
りと会話に十分慣れるようにし、そこで使われる
文法を確認する。
日常的で身近な内容の英文をTOEIC 形式で練習す
る。ビジネスに関する内容についても読み聞きで
○
外国語Ⅱ
き、会話できることを目指す。第 1 回~15 回は、
日常的な会話を中心に、聞きとりと会話を練習し
必要に応じて文法を確認する。第 16 回~30 回は、
ビジネスシーンでの英文の読み聞きに慣れる。
いけばなの基礎の形・姿を学ぶ。五感を通して草
木花への関心をよせ、華道の基礎知識を身につけ
○
伝統芸術
(華道Ⅰ)
る。草木花に対する素直で柔軟な心を養い、互い
に“和”することの必要性を指導する。
楷書・行書、篆刻、仮名の理解を深める。楷書・
行書は、3~4 種の臨書を行い、各時代の美意識が
集約された古典にふれる。書の美の造形的内容を
○
伝統芸術
(書道Ⅰ)
探究し、運筆・用筆、表現技術を修得する。篆刻
は、篆書を学び名前の文字を造形化し、印材に印
刀で彫って線と造形美を追求する。仮名は、高野
切第三種を中心に臨書を行い運筆・用筆を修得
し、仮名の形の特質と形を構成する線の理解を深
める。
稽古という実技を通して、日本の伝統的総合文化
体系を含む茶道を、各自が携わる各道具の位置づ
○
伝統芸術
(茶道Ⅰ)
けとともに学ぶ。調和した心身の発達を目指す情
操教育を行い、
「日本的なよさ」を学ぶ。
- 6 -
実験・実習・実技
演
講
単位数
授 業 時 数
授業科目概要
配当年次・学期
自由選択
修
選択必修
必
授業科目名
授業方法
いけばなの真髄である“和と美”の精神を修得す
る。1 年次で大観した“和”の心と技の必要性を
伝統芸術
(華道Ⅱ)
○
継ぎ、技術的に洗練するよう指導する。
2
通
60
2
○
2
通
60
2
○
2
通
60
2
○
1
前
30
2
○
2
前
30
2
○
1
前
30
2
○
1
前
30
2
○
1
後
30
2
○
中国の古典の臨書を通して、書体、書風の変遷と
ともに歴史・技法を学ぶ。臨書によって多様な書
伝統芸術
(書道Ⅱ)
○
の美や、表現の原理や、技法の理解を深める。
稽古という実技を通して、日本の伝統的総合文化
体系を含む茶道を、各自が携わる各道具の位置づ
伝統芸術
(茶道Ⅱ)
○
けとともに学ぶ。調和した心身の発達を目指す情
操教育を行い、
「日本的なよさ」を学ぶ。
球技を通して、生涯体育の基礎づくりを行う。バ
レーボール、サッカー、ドッジボール、グランド
○
保健体育Ⅰ
ゴルフの中から種目を選択し、実技を行う。
球技を通して、生涯体育の基礎づくりを行う。保
健体育Ⅰの企画から運営までを体験するととも
○
保健体育Ⅱ
にバレーボール、サッカー、ドッジボール、グラ
ンドゴルフの中から種目を選択し、実技を行う。
アメリカの歴史と文化を理解するのに必要な知
○
識を講義する。抽象的な政治理念の説明に終始す
教養学①
アメリカの ることなく、人々の生活規範や民族集団の変遷を
歴史と文化 具体的事例に即して説明する。また、毎回時代の
(放送大学科目)
証人たちの声を紹介して、アメリカ人の自己理解
が多様であることを理解する。
2001 年 9 月の BSE 問題で食の安全・安心が揺らい
○
だことを契機として、食料輸入大国である日本に
教養学②
食品の安全 ふさわしい安全システムを検討する。食品リスク
性を考える の現状と課題や、リスク管理とリスクコミュニケ
(放送大学科目)
ーションを、欧米先進国での状況を踏まえつつ講
義する。
社会学の基礎的な概念と社会の基礎となる集団
の特質について理解を深める。現実の社会事象に
○
教養学③
関する理解を深めることと、自己と社会とのつな
社会学入門
(放送大学科目)
がりについての考察を深めていくことを目的と
する。社会学の中で重要な位置を占める社会調査
についても講義する。
- 7 -
ヨーロッパの歴史を中世から現代までを概観す
○
教養学④
る。近代日本が大きな影響を受けたヨーロッパの
ヨーロッパ
歴史を概観することにより、現代を考える。各講
の歴史と文
義にはテーマがあり、今日のヨーロッパを築いて
化
(放送大学科目)
○
教養学⑤
現代日本社
会における
音楽
(放送大学科目)
1
後
30
2
○
2
前
30
2
○
2
前
30
2
○
2
後
30
2
○
2
後
30
2
○
1
後
30
2
○
1
前
30
2
○
きた道のりが理解できるように工夫する。
日本で実践されている多彩な音楽の姿を考察す
る。伝承と創造、声と楽器、地域や教育や産業、
音楽を提供する側と実践する側といった複眼的
な視点から、日本にあるさまざまな伝統音楽、オ
ーケストラや吹奏楽、各種のポピュラー音楽につ
いて考察を加える。
アジア各国の人々がどのようなヘルスケア・シス
○
教養学⑥
国際共生に
向けた健康
への挑戦
テムの中で生活しているのか、現地取材で得られ
(放送大学科目)
中で最も重要な課題となっている健康の維持・増
た現状報告をもとに検討する。人々の生活は地球
規模で展開する経済環境の中で営まれており、国
境という枠を超えて「共生」している。そうした
進、感染症予防の取組みを紹介する。
博物館経営という概念の理解を深める。博物館は
建物や資料、学芸員・職員だけでは成立せず、実
○
際に客を迎え、展示やプログラムを体験させ、満
教養学⑦
博物館経営 足して帰らせること、また、知り合いに勧めると
いう行動につなげることが重要となる。博物館の
論
(放送大学科目)
組織、施設と人材、マーケティングと評価方法、
市民や地域社会との連携など、博物館経営に不可
欠な概念を講義する。
人類が争いと和解を経て集団を形成してきた過
○
教養学⑧
グローバリ
ゼーション
の人類学
程を考察する。人類は理論的に「単独」のまま生
(放送大学科目)
繰り返される争いと和解の過程にみられるスト
きる選択肢がある。そのため、人種、民族、国家
や親族等の共同体を形成して維持する際にはス
トレスが生じる。国家、民族や社会集団の内外で
レスを具体的な事例を通して考察する。
「絵画」
「彫刻」
「建築(庭園)
」の分野に重点を
置いて、その時代の造形特性を探求する。
「モノ
○
日本美術史
造り」は時代に影響される。日本美術が辿ってき
た日本美の創出、表現の可能性への挑戦などを、
時代順に紹介する。今後の作品作りの参考になる
よう話題を選択して講義する。
京都の歴史と文化を学び、未来を展望する。東山、
洛中、洛北、洛西の寺社仏閣から過去を生きてき
○
民俗学「京 た人々の想いや願いを知ることができる。そこに
都学講座」 は日本人が大切に受け継いできた考え方や教え
が含まれている。これらを学び、未来を展望する。
- 8 -
工芸の日本的な、また Cool Japan と再認識され
つつある日本美を再考する。明治初年から欧米の
○
日本工芸史
「美術」に追従する作品作りになっており、せっ
かくの日本美は失われつつある。日本美術をその
1
前
30
2
○
1
前
30
2
○
1
前
30
2
○
2
前
30
2
○
2
後
30
2
○
2
通
30
2
○
2
通
30
2
○
まま語っているといってもよい日本工藝史を通
して、日本美の楽しみ方を講義する。
色彩の処理を理論化し、体系立てて講義する。現
在では色彩への関心が高まっていることを受け、
○
色彩学
感性に頼るだけでない色彩処理を追求する。ま
た、伝統文化を再認識させることもめざす。自信
を持って色彩を扱えるようにセンスアップトレ
ーニングを行う。
京都の各工芸業界講師による集中講義。各工芸分
野の歴史や伝統産業の実態などを理解すると共
○
基礎専門知 に、選択する各実習専攻の専門的な基礎知識を修
識学
得する。
伝統工芸を学ぶ者にとって役立つ「工芸経営学」
の枠組みを講義する。経営学とは、組織の効率や
○
社会性を向上させるための学問であるが、研究対
経営学
象として考察されるのは主に大企業である。美術
や工芸を学ぶ者にも経営学をはじめとする諸学
の成果が得られるよう講義する。学生が参加でき
る双方向型の授業を行う。
我が国の伝統工芸や伝統産業の歴史と現状を、海
外のデザイン運動や作品と比較しつつ考察し、そ
の美意識の理解を深める。日本の美術工芸等の作
○
伝統産業論
品群は世界でも稀有な美意識によって作られて
きたこと、伝統工芸や伝統産業は外来の生活様式
の変化との関連で盛衰してきたことを学ぶ。伝統
産業を担う人材の育成を目的とする。
各種実習に不可欠の素材・道具について焦点をあ
てて、深く考察する。伝統工芸の承継は、技術・
○
素材論・道 技法の伝達のみならず素材の特質・道具への深い
理解も併せて行われるべきもので、レポート提出
具論
の課題を通して、最終的な理解度の向上につなげ
ていく。
各種伝統工芸分野の専門家が実施するシンポジ
ウム、ワークショップ等に参加し、その分野の専
門家として社会で果たすべき役割を探求する。伝
○
伝統工芸特
統工芸の匠に施された智恵と技をどのように現
論
代の生活様式の提案につなげていくか、価値の再
構築を行っていくかを検討し、新しい生活文化に
つなげることを目指す。
- 9 -
パソコンの基礎および実務用ソフト(Word・
Excel)を修得する。
「効果的に相手に伝える」ド
○
1
後
30
2
○
2
前
30
2
○
1
通
90
3
○
1
通
90
3
○
2
通
90
3
○
2
通
90
3
○
美術デザイ
そこで、日本画画材を用いて花卉、蔬菜を写生し、 2
ン演習「日
それにより「写生」の理解を深めていく。併せて 通
本画基礎」
90
3
○
90
3
○
情報処理Ⅰ
キュメントが作成できるようなることを目指す。
実務用ソフト(PowerPoint)を修得する。相手に
「正確に伝えて理解させる」プレゼンテーション
○
情報処理Ⅱ
を作成する。3D-CAD の基本操作を修得し、仮想空
間上で作品をシュミレーションできることを目
指す。
普遍的な美の構造を解明する。作品の良し悪しの
評価には基準が存在するわけではないが、
「良い
作品」であるかどうかを個人のセンスだけで片付
デザイン基
けることはできない。センスとは日頃の自然観察
礎演習
○
や、良い作品の研究、デッサン等の厳しい鍛錬に
より磨かれていくものであることを、課題を通し
て理解する。
対象物の形状、構造等を正確に把握し、平面に復
元する訓練をすることで、モノ造りに必要な空間
○
造形演習Ⅰ
認識の能力を養う。対象物を「見る」という方法
を十分に理解すること、認識したものを表現でき
る身体をつくることを目指す。
造形演習Ⅰでの成果を問うとともに、更に高度な
観察力を養う。モチーフが複雑化し、大型化する
○
造形演習Ⅱ
ことにより、各人の物の捉え方の相違は顕著とな
る。豊かな表現力が身につくように、一元的でな
い物の見方を修得する。
よい製品を作るために必要となる工作図につい
○
美術デザイ
ン演習「家
具デザイ
ン」
ての理解を深める。まず日本工業規格に基づいて
基礎的知識を学び、次に日常生活に密接に関連す
る小工芸品と家具により、工作図に対する研究心
を喚起する。現代の工芸で求められる材料の科学
的処理、精度の高い工作技術を修得する。
「日本画」として分類される絵画には、東洋の「写
生・写意」の意識や伝統的技術が内包している。
○
日本と中国の古典作品の模写を行うことにより
東洋の描線の意識を学ぶ。
○
美術デザイ
ン演習「造
形デザイン
(発想と表
現)」
この授業では、良い発想を導く為の様々な体験を
通じて感性や洞察力を養う事を目的とする。伝統
を受け継ぎながら新しい物を生み出していこう
とする学生達の作品制作に役立つ事はもとより、
伝統技法と自由な発想との融合による造形表現
について学修する。
- 10 -
2
通
陶芸デザインにおける図面の作成、原形の制作、
美術デザイ
ン演習「陶
芸デザイ
ン」
○
石膏の扱い方、石膏型を利用した押し型成形を修
得する。陶芸には轆轤、絵付以外にも様々な成形、 2
加飾技法がある。代表的な成形体の処置(修正・
90
3
○
90
3
○
2
通
60
2
○
1
通
30
2
○
2
通
30
2
○
1
前
225
5
○
1
後
225
5
○
2
前
225
5
○
通
加飾・施釉・焼成など)を理解する。複雑な形の
分割方法、石膏の取り方を学ぶ。
誰に、何を、どう伝えるかという、視覚伝達デザ
インの基本的な考え方を修得する。授業ではアイ
美術デザイ
デア出しやスケッチによるラフ制作など「考え
2
ン演習「視
る」過程に重点を置く。毎回発表と講評会を行い、
通
覚伝達デザ
周囲の理解を知ることで、表現力を高めていく。
イン」
○
ものづくりに必要不可欠なコミュニケーション
の大切さを再認識する。
漆、木・金属工芸、木彫刻の事業所に研修として
参加し、社寺等の文化財修復事業を体験する。社
○
文化財修復 会人としての基礎的素養を養う。
演習Ⅰ
基礎加工技術実習Ⅰに関わる、基礎課程において
美術館・博物館・寺社仏閣・工房等で見学・実技
○
校外専門研 研修等を行い、素材、道具、工芸作品の制作や用
修Ⅰ
いられ方等について学ぶ。
基礎加工技術実習Ⅱに関わる、基礎課程において
美術館・博物館・寺社仏閣・工房等で見学・実技
○
校外専門研 研修等を行い、素材、道具、工芸作品の制作や用
修Ⅱ
いられ方等について学ぶ。
のみ柄付け、のみ研ぎにより刃物の特性を修得す
る。簡単な模様の地紋彫りから始め、木と刃物の
○
基礎加工技
扱いに慣れる。唐草彫刻に取り組み、模様のつな
術実習Ⅰ
がりを考えて奥行きを出すことや、やや高度なノ
(木彫刻)
ミ使いを修得する。
透かし彫りの技法を修得させながら、丸額彫刻に
取り組む。彩色のしやすさなど、次の工程にも配
○
基礎加工技
慮した造形技術を学ぶ。
術実習Ⅱ
(木彫刻)
課題制作として水連、リスにブドウの丸額彫刻に
取り組む。制作した丸額彫刻に伝統技法による彩
○
専門実習Ⅰ 色を施し世界観の多様化を目指す。さらに、卒
(木彫刻) 業・修了制作作品の図案作成を行う。
- 11 -
卒業制作の図案描きを決定する。ミシン引彫の技
法を修得させながら、立体彫刻の様々な表現スタ
○
専門実習Ⅱ イルに挑戦する。
(木彫刻)
2
後
225
5
○
1
前
225
5
○
1
後
225
5
○
2
前
225
5
○
2
後
225
5
○
実習習開始から 2 ヶ月間は、地紋彫り、校外研修
を行う。地彫りは、板材に仏像の台座などに用い
られる薬研彫りから始め、入れ子菱、花菱、丸菱、
紗綾形などの紋様を彫ることにより小刀の扱い
方、木の目の見方を学ぶ。校外研修は、鍛冶工場
での小刀の焼入れ体験と製作、自然砥石工場の見
○
基礎加工技 学と各自の砥石選定、及び小刀の研ぎ方、柄の作
術 実 習 Ⅰ り方を学ぶ。その後の 2 ヶ月間は、角材から実寸
(仏像彫刻)
大の自分の手の彫刻を行う。そこでは講師が一部
を彫り、学生がそれを真似て片側を彫るという作
業の繰り返しによりノミを用いた荒彫り、小刀・
平刀・丸刀を用いた小作り、仕上げの仕方、計測
の仕方、立体感覚を学ぶ。ノミ、丸刀、三角刀な
どの研ぎ方、各刃物に応じた砥石の作り方を学
ぶ。
実習開始から 2 ヶ月間は、仏頭の彫刻を行う。そ
こでは各自が彫刻したい仏像の頭部を彫ること
を通じて、如来像の螺髪や観音像の髻の彫り方、
顔の表情をつくる各部位の彫り方を手の彫刻と
同様に荒彫り、小作り、仕上げの各過程で彫刻の
技、計測の仕方、顔の立体感覚を学ぶ。その後の
○
基礎加工技 2 ヶ月間は、各自が彫刻したい 1 体目の立像また
術 実 習 Ⅱ は坐像、台座、光背を彫ることを通じて、長い歴
(仏像彫刻)
史で培われ、引き継がれてきた技を学ぶ。阿弥陀
仏など主な宗派による違い、仏像の割り(比率)
、
仏像制作の精神性を学ぶ。仏像の彫る順番、頭
部・頚部・体部・手足など仏像を形作るすべての
部位の彫る順番と彫り方、衣・裳・天衣と衣紋の
彫り方、質感の出し方など講師の彫刻部位を手本
に技を学ぶ。
1 体目の仏像の仕上げ、仏像に応じた台座(蓮華
座、岩座、かまち座など)
、光背(舟形光背・宝
○
専門実習Ⅰ 珠光背・火炎光背など)の作り方、彫刻の仕方を
(仏像彫刻)
講師の彫刻部位を手本に学ぶ。
共同制作で身の丈 4 尺から 5 尺(120 から 150c
m)の仏像などを寄せ木つくりでの木取り、木寄
せ、荒彫り、小作り、内刳り、仕上げの仕方を学
○
専門実習Ⅱ ぶ。各自分担・協力して行うことで連帯感や小さ
(仏像彫刻)
な仏像彫刻では学べない技を学ぶ。講師の指示の
もと一丸となって取り組むことで工房での制作
を擬似体験し、全国でも最高レベルの技と心を学
ぶ。古仏の修復技術をあわせて学ぶ。修了・卒業
- 12 -
制作として 3 体目の制作を行う。1 体目終了者か
ら順次 2 体目の制作を行う。2 体目は 1 体目の経
験を基にわからないところを講師に指導を受け
ながら制作を行う。
『髹漆』では、漆芸技術の道具作り、下地作り、
表面を滑らかにする研ぎ、中塗りや上塗りを修得
する。
『蒔絵』では、ヘラ等の道具作り、刃物研
○
基礎加工技
ぎ等の道具の扱い方や、筆の運び、文様・図柄の
術実習Ⅰ
描き方、金属粉の蒔き方を修得する。他に手板、
(漆工芸)
1
前
225
5
○
1
後
225
5
○
2
前
225
5
○
2
後
225
5
○
1
前
225
5
○
1
後
225
5
○
香合、丸盆、瓢箪等、それぞれに合う下地工程(本
堅地、又は半田地)を施し、平物、丸物の下地技
術を学ぶ。
『髹漆』では、基礎として手板で本堅地呂色仕上
げと布目塗、真塗技法を学ぶ。応用として立体物
の手許箱と丸盆を制作する。
『蒔絵』では、基礎
○
基礎加工技
として手板で平蒔絵、高蒔絵、螺鈿技法を学ぶ。
術実習Ⅱ
応用として自由な図柄を、各種技法を駆使して制
(漆工芸)
作する。前期に制作した作品に塗り、呂色仕上げ
を施す。蒔絵の基礎として、日本の伝統文様を用
いて、線描き、磨き工程まで学ぶ。
『髹漆』では、立体物を中心とする。ボウルは本
堅地呂色仕上げ、角型盛器は布摺塗と布目塗、溜
塗に取り組む。
『蒔絵』では、手板で高蒔絵、研
○
専門実習Ⅰ 出蒔絵、厚貝技術を学ぶ。自由な図柄による制作
(漆工芸) にも取り組む。乾漆で立体作品の制作に取り組
み、デザインから下地工程まで修得する。1 年次
に仕上げた手板に、高蒔絵、研出蒔絵、青貝・螺
鈿の蒔絵技術を施す。
『髹漆』
『蒔絵』ともに、前期専門実習Ⅰの制作
を続ける。また、自由制作により応用力を修得す
○
専門実習Ⅱ る。前期で制作した乾漆に、塗り、加飾を施して
(漆工芸) 修了・卒業制作を完成させる。
指物の基本的な組手である、あられ組・蟻組の加
工方法を学ぶ中で、鉋の仕込み、刃物研ぎなど道
○
基礎加工技
具の仕立ての基礎を修得する。額縁制作、三方留
術実習Ⅰ
などのより複雑な仕口加工を行い、組手の最高峰
(木工芸)
といわれる留形隠蟻組を用いた小箱の制作を行
う。
これまでに修得した技術を駆使して桐箱・甲盛蓋
箱等伝統的な京指物の特徴を持つ作品の制作を
○
基礎加工技
行う。さらに、二段小抽斗の制作も行う。二段小
術実習Ⅱ
抽斗には家具・調度品に用いられる仕口や構造が
(木工芸)
多く含まれており、これを完成させることで基本
的な木工品制作の技術を修得する。
- 13 -
框組・端嵌・送り蟻等のより高度な指物技術を修
得する。その後、木の選定・製図・木取り・仕口
○
専門実習Ⅰ 加工・組立・仕上げとすべての工程を一人で行い、 2
前
(木工芸) 自主課題制作を行う。
225
5
○
2
後
225
5
○
基礎加工技 術実習Ⅰでは、金属加工全般に必要な基礎知識・
1
術 実 習 Ⅰ 基礎加工技術の修得を目指す。金属を「溶かす」、
前
225
5
○
225
5
○
2
前
225
5
○
2
後
225
5
○
1
前
225
5
○
1
後
225
5
○
これまでに修得した木工技術を駆使し、自由制作
を行う。制作する作品ごとに、引違い戸・開き戸
○
専門実習Ⅱ 等の新たな要素について学ぶ。塗装においても、
(木工芸) 拭漆などより高度な技法を用いた仕上げを行い、
修了・卒業制作を完成させる。
金属工芸を鋳金、鍛金、彫金と大きく 3 分野に分
け、各分野でさらに細分化している。基礎加工技
○
(金属工芸)
「叩く」
・
「切断する」
・
「削る」
・
「接合する」とい
う各段階で課題を与える。基礎知識を踏まえた課
題レポートの作成により、理解度の向上を図る。
基礎加工技術実習Ⅰで修得した知識・技術を駆使
した課題を制作する。総合課題により、複数の部
○
基礎加工技
品を制作し、
「組み合わせる」ことを修得させる。 1
術実習Ⅱ
基礎知識・技術の延長線上に総合課題が位置する 後
(金属工芸)
ことを理解する。彫金彫りの課題では、必須工具
である「鏨」の制作から始める。
鍛金の鎚起、彫金の打ち出し技法を修得する。修
了・卒業制作を想定して、引き手制作を構造立案
○
専門実習Ⅰ から完成まで、短期間で行い、修了・卒業制作を
(金属工芸)
試作する。作品のテーマ・構造・工程・制作進行
日程を設定し、必要な技法・技術力の向上を目指
す。
専門実習Ⅰで制作した経験を基に、
「テーマ・制
作意図」
「構造」
「工程」
「製作進行日程」等につ
○
専門実習Ⅱ いての発表会を行う。学生・講師間でディスカッ
(金属工芸)
ションし、構造、工程、制作方法の選別・再構成
を行い、自主課題制作を行う。
編組加工・丸竹加工ともに、道具の使い方・砥ぎ
方等の加工に必要な基礎的知識を学ぶ。編組加工
○
基礎加工技
では、竹ヒゴ作りの基礎技術を中心に、六ツ目編
術実習Ⅰ
み・四ツ目編みなどの基礎的技法を修得する。丸
(竹工芸)
竹加工では、枝折戸の制作・竹のタメ加工などを
通して、基礎技術を修得する。
編組加工では、二重六ツ目・麻編・網代編等、よ
り複雑な編み方を修得する。丸竹加工では、垂
○
基礎加工技
撥・花台・花器の制作を通して基礎技術を修得す
術実習Ⅱ
る。
(竹工芸)
- 14 -
編組加工では、菊底編み・網代底編みを通して、
より高度な加工技術を修得する。丸竹加工では、
2
前
225
5
○
○
専門実習Ⅱ する。丸竹加工では、建築・造園などで用いられ
(竹工芸) る丸竹加工の技術を修得する。
2
後
225
5
○
○
製紙工程の基本知識、用具、素材、用途を実際
の製紙現場で学ぶ。基本技術は、繰り返し作業
させて修得する。和帖本紙の製紙で、材料の準
備、製紙道具の使用方法、伝統的な流し漉き技
法を学ぶ。封筒用紙の製紙で、紙の厚みの合わ
せ方、溜漉き技法を学ぶ。紙子原紙の製紙で、
原材料の楮皮の煮熟・チリ取り・叩解技術の基
本と手漉き和紙の本質を理解する。
1
前
225
5
○
基礎加工技
法を駆使し、創造的な製紙を行う。紙子原紙加工、 1
術実習Ⅱ
コンニャク糊塗布、紙揉みを修得する。紙を染め 後
225
5
○
2
前
225
5
○
2
後
225
5
○
1
前
225
5
○
1
後
225
5
○
○
専門実習Ⅰ 茶道で使用する香合・結界などの制作を通して、
(竹工芸) より実践的な技術を修得する。
編組加工では、四ツ目底編・茶道具の制作を通し
て、伝統技法の中にみられるバランス感覚を修得
基礎加工技
術実習Ⅰ
(和紙工芸)
通常の実習で使用する道具より大きい道具の使
い方、力の使い方を学ぶ。これまでに修得した技
○
(和紙工芸)
る、封筒作り、切り貼りという和紙加工の基本を、
作業を繰り返すことで修得する。
基本技法の修得に加え、オリジナリティ付加を目
指す。便箋用紙で、薄紙の流し漉き、彩色等の製
○
専門実習Ⅰ 紙を創造的に行う。画帳本紙の製紙で、今までの
(和紙工芸)
鍛練の成果を確認する。袋物制作で、強度・デザ
インを学ぶ。色紙掛け制作で、広い面の糊づけ、
色合わせを学ぶ。
帖類 和帖・画帳制作で、和綴じと紙の裁断の精
度を修得する。小判の和紙を使い、2 年間の鍛錬
○
専門実習Ⅱ の成果を確認する。自ら漉いた和紙を使用してい
(和紙工芸)
れば、テーマ、制作物は基本的に自由とする。
轆轤成形の基本と絵付の基本を、課題を通して修
得する。轆轤では、土もみから始まり道具の作り
○
基礎加工技
方、使い方を学び、煎茶碗等の課題を通して陶芸
術実習Ⅰ
の基礎を修得する。絵付では、下絵付の文様の描
(陶芸)
き方等を紙の上で練習し、筆使いに慣れた後、実
際に器に描く。
轆轤成形・絵付とも課題を通した反復練習により
基礎技術を修得する。轆轤では、湯呑み・皿・一
○
基礎加工技
輪ざしの課題を通して成形に必要な手の動きや
術実習Ⅱ
力加減などを修得する。絵付では、小紋・山水・
(陶芸)
松竹梅の課題を器に描く。
- 15 -
轆轤成形では、急須や寸胴などの応用技術を修得
する。絵付では、上絵付の絵具の使い方を、課題
○
専門実習Ⅰ を通して修得する。併せて、釉薬の掛け方や窯詰
(陶芸)
めなども学ぶ。
2
前
225
5
○
2
後
225
5
○
1
前
225
5
○
1
後
225
5
○
2
前
225
5
○
2
後
225
5
○
2
90
6
○
3
通
30
2
各自のテーマに沿って自由制作する。課題で身に
つけた技術を駆使し、より高度な作品制作に挑戦
○
専門実習Ⅱ するよう指導する。
(陶芸)
漬物石を用いて、石頭をしっかりとノミに当て、
削るという、基本中の基本を学ぶ。表面を平らに
○
基礎加工技
できるようになるまで反復練習する。
術実習Ⅰ
(石彫刻)
銭鉢を用いて、ノミ跡を美しく仕上げる技術を修
得し、素材にあわせて道具が使い分けられるよう
○
基礎加工技
にする。次に、二重マス手水鉢を制作する。
術実習Ⅱ
(石彫刻)
創作四角手水鉢を制作する。石選びから完成まで
を見通して、一人でやりきる力の修得を目指す。
○
専門実習Ⅰ
(石彫刻)
自自由制作に挑戦する。授業では各自の個性にあ
わせて力が出せるよう配慮し、100 年単位で後世
○
専門実習Ⅱ に残り、風化によって味わいが増すという石彫刻
(石彫刻) の仕事の魅力を学ぶ。
2 年の課程で修得した知識・技術を駆使した作品
を完成させる。講師の指導をどれだけ熱心に吸収
○
修了制作Ⅰ
したかという観点から評価する。高度な技法を用
い、洗練された完成度にまで至っていれば、高く
評価する。
各種伝統工芸分野の専門家が実施するシンポジ
ウム、ワークショップ等に参加し、その分野の専
門家として社会で果たすべき役割を探求する。伝
○
伝統工芸特
統工芸の匠に施された智恵と技をどのように現
論Ⅰ
代の生活様式の提案につなげていくか、価値の再
構築を行っていくかを検討し、新しい生活文化に
つなげることを目指す。
- 16 -
○
各種伝統工芸分野の専門家が実施するシンポジ
ウム、ワークショップ等に参加し、その分野の専
門家として社会で果たすべき役割を探求する。伝
伝統工芸特
統工芸の匠に施された智恵と技をどのように現
論Ⅱ
○
代の生活様式の提案につなげていくか、価値の再
4
通
30
2
○
3
前
30
2
○
3
前
30
2
○
3
後
30
2
○
3
後
30
2
○
4
前
30
2
○
4
前
30
2
○
構築を行っていくかを検討し、新しい生活文化に
つなげることを目指す。
日本の古代と中世の歴史を講義する。原始時代か
○
教養学⑨
日本古代中
世史
(放送大学科目)
ら 16 世紀までを扱う。日本の古代中世史像は、
発掘調査の成果や様々な新資料の発見によって
変わりつつある。活発に越境した国際関係や、各
地域の歴史の実像が明らかになり、古代中世史は
多元的に見直されている。こうした動向をふま
え、日本列島の古代中世史を概観する。
問題とは何かを考え、問題の発見、解決の手順、
○
教養学⑩
問題解決の
進め方
(放送大学科目)
解決に必要な情報の収集等、解決までの過程で要
する技法を科学的に検討する。また、解決までの
過程を目的に沿って正確に他人に伝達するため
の基本的な技術を修得する。実際に使いこなせる
ようになるため、各種分野の具体的な事例を集め
て紹介する。
社会学にとどまらず、経済学・歴史学等の観点か
○
教養学⑪
社会の中の
芸術
ら、芸術がどのように社会に存在するかを明らか
(放送大学科目)
の違いを表していることについて言及する。
にする。従来の芸術概念を超えて、料理も芸術の
一つとして捉えて、それぞれの料理の違いが社会
言語的・文化的側面から現代の日本を理論的に考
○
教養学⑫
察する。これまで意識しなかった様々な点を意識
日本語から 化することによって、「日本」に対する「外から
たどる文化 の視点」を提供していく。
(放送大学科目)
和歌の魅力と意義について解説する。
『万葉集』
○
教養学⑬
和歌と心の
情景
から近代短歌まで広く取り上げ、各時代を代表す
(放送大学科目)
わかるまで視野を広げ、日本文化の精髄の位置を
る歌人・歌集・和歌から大きな和歌史の流れを理
解する。また、和歌が生きていた世界が具体的に
占めてきた和歌の生命力を明らかにする。
他の生物と比べた人間の特徴に焦点を当てて講
○
教養学⑭
義する。霊長類を視野に入れながら、人間社会の
「ひと学」 特質、人間文化と呼ばれるものの特異性を示し
へ の 招 待 て、その現れである多様性を具体的・実証的に検
(放送大学科目)
討する。
- 17 -
○
教養学⑮
人口減少社
会のライフ
スタイル
(放送大学科目)
人口増加社会から人口減少社会への転換が及ぼ
す社会への影響の実態を明らかにし、新しい社会
を展望する。世界を秩序づけてきた構造を大きく
変えるポスト工業化、経済のグローバル化、少
4
後
30
2
○
4
後
30
2
○
3
通
60
3
○
4
通
60
3
○
3
通
90
3
○
4
通
90
3
○
3
通
90
3
○
4
通
90
3
○
子・高齢化等の社会変動について検討する。
日本の近世(16 世紀後期~19 世紀中期)につい
て講義する。近世は、現代人が良くも悪くも伝統
○
的と感じることの多くが形作られた時代である。
教養学⑯
日本近世史 講義では、政治史主体の通史という形式はとら
(放送大学科目)
ず、都市や村落などの地域社会に視点をすえ、史
料の丁寧な読解を通して近世の特質を探ってい
く。
本校と提携・協力関係にある企業の作業現場・工
房にて実務体験する。現場での体験を各自の技
○
インターン 術・技能の向上にフィードバックされるよう実践
シップⅠ
的観点からの指導が期待される。
本校と提携・協力関係にある企業の作業現場・工
房にて実務体験する。現場での体験を各自の技
○
インターン 術・技能の向上にフィードバックされるよう実践
シップⅡ
的観点からの指導が期待される。
「家具デザイン」「日本画基礎」「造形デザイン
(発想と表現)」「陶芸デザイン」「視覚伝達デ
○
デザイン演 ザイン」のうちから未履修のものを選択する。
習Ⅰ
様々な観点から美術デザインを考察することで、
豊かな感受性、創造性を養うことを目的とする。
「家具デザイン」「日本画基礎」「造形デザイン
(発想と表現)」「陶芸デザイン」「視覚伝達デ
○
デザイン演 ザイン」のうちから未履修のものを選択する。
習Ⅱ
様々な観点から美術デザインを考察することで、
豊かな感受性、創造性を養うことを目的とする。
植物を育て採集し、布に染色して植物の色素を実
感する。化学染料によるにじみやぼかしを利用
○
工芸デザイ し、作品制作する。染まる現象を体感し、染色が
ン演習Ⅰ
化学であることを理解する。また布という素材と
向き合い、加工し、そこから造形することを学ぶ。
日常生活の中からデザインを創作し、そこから図
案化したものを布にプリントする技術を修得す
○
工芸デザイ る。日常生活と創造性は密接に関連しており、
ン演習Ⅱ
日々の単調に見える事柄から、気付き、編集する
というデザインの仕事の本質を教え伝える。
- 18 -
漆、木・金属工芸、木彫刻の事業所に研修として
参加し、社寺等の文化財修復事業を体験する。社
○
文化財修復 会人としての基礎的素養を養う。
演習Ⅱ
3
通
60
2
○
4
通
60
2
○
3
通
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2
○
4
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2
○
3
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2
○
3
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2
○
3
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2
○
4
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2
○
漆、木・金属工芸、木彫刻の事業所に研修として
参加し、社寺等の文化財修復事業を体験する。社
○
文化財修復 会人としての基礎的素養を養う。
演習Ⅲ
伝統芸術「華道Ⅰ」
「書道Ⅰ」
「茶道Ⅰ」のうち未
履修のものを選択する。異なる分野の伝統芸術に
伝統芸術演 触れることで、奥深さ、崇高さの認識を深めるこ
習Ⅰ
とを目的とする。
○
伝統芸術「華道Ⅱ」
「書道Ⅱ」
「茶道Ⅱ」のうち未
履修のものを選択する。異なる分野の伝統芸術に
伝統芸術演 触れることで、奥深さ、崇高さの認識を深めるこ
習Ⅱ
とを目的とする。
○
“和”の精神の理解を深める。木や紙を用いて作
った器に季節の花(落ち葉・おし花・実)を探し
○
伝統芸術演 て生けることで、学生独自の視点に基づいて構成
習(華道Ⅲ) していく力と意匠を表現していく力を伸ばす。
書道の知識・技法を一層深め、より確かなものに
する。古典の臨書等を通して、書の伝統に関する
○
伝統芸術演 理解を深める。各書体の特色を生かした適切で効
習(書道Ⅲ) 果的な表現ができるようになることを目的とす
る。隷書、楷書、行書、草書の書体について創作
する。
日本の伝統的総合文化体系を含む茶道を、稽古と
いう実技を通して、各自が携わる各道具の位置づ
○
伝統芸術演 けとともに学ぶ。調和した心身の発達を目指す情
習(茶道Ⅲ) 操教育を行い、「日本的なよさ」を学ぶ。
いけばなの真髄である“和と美”の精神を修得す
る。精神的な内容を的確に表現するよう指導す
○
伝統芸術演 る。前半は植物の生命感・四季の風情への洞察を
習(華道Ⅳ) 深める講義を中心とし、後半は作品の背後にある
意味や、くらしの行事のイメージを膨らませて、
模倣から抜け出た作品を創作するよう指導する。
- 19 -
書道Ⅰ~Ⅲで学んだ知識を土台として、生涯にわ
たり書を愛好する心情を養う。解釈・読解がより
○
伝統芸術演 高度となる古典の臨書を丹念に行い、その作業を
習(書道Ⅳ) 通じて、書の文化や伝統を遵重する心情を養うと
4
通
60
2
○
4
通
60
2
○
3
通
60
2
○
4
通
60
2
○
専門実習Ⅲ うことで、実践的な技術の修得を目指す。さらに、 3
寺社彫刻・欄間彫刻などから各自テーマを決め、 通
(木彫刻)
585
13
○
4
通
630
14
○
3
通
585
13
○
4
通
630
14
○
ともに、感性を磨いて書の能力を高める。
日本の伝統的総合文化体系を含む茶道を、稽古と
いう実技を通して、各自が携わる各道具の位置づ
○
伝統芸術演 けとともに学ぶ。調和した心身の発達を目指す情
習(茶道Ⅳ) 操教育を行い、「日本的なよさ」を学ぶ。
演習「外国語Ⅰ」に参加し、英文の聞き取り、読
みとり、会話それぞれの力を総合的に発展させ
○
外国語演習 る。国際社会で活躍するための基礎力をつくるこ
Ⅰ
とを目的とする。
演習「外国語Ⅱ」に参加し、英文の聞き取り、読
みとり、会話それぞれの力を総合的に発展させ
○
外国語演習 る。国際社会で活躍するための基礎力をつくるこ
Ⅱ
とを目的とする。
寺社彫刻・欄間彫刻などから各自テーマを決めて
彫刻する。図案の作成・木取り・彫刻・彩色を行
○
3 年間で修得した技術を生かした卒業・修了制作
に取り組む。
最終年度の授業として、図案の作成・木取り・彫
刻・彩色を行うことで、実践的な技術の修得を目
○
専門実習Ⅳ
(木彫刻)
指し、寺社彫刻・欄間彫刻などから各自テーマを
決めてさらに高度な彫刻に臨む。また、寺社彫
刻・欄間彫刻などから各自テーマを決め、4 年間
で修得した技術を生かした卒業・修了制作に取り
組む。
専門実習Ⅰ・Ⅱで学べなかった課題を自ら設け、
3 体目、4 体目の仏像彫刻を行う。また、2 年生と
○
専門実習Ⅲ 合同作業で共同制作を行う。
(仏像彫刻)
専門実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで学びきれなかった課題を自
ら設け、3 体目、4 体目の仏像彫刻を行う。また、
○
専門実習Ⅳ 2 年生・3 年生と共同制作を行う。
(仏像彫刻)
- 20 -
2 年間で修得した基礎を確かなものとし、技術向
上を図る授業である。
『髹漆』は高度な技法であ
る棗(中次)か唐戸面の飾箱の制作に取り組む。ま
○
3
専門実習Ⅲ
た、自由制作として乾漆技法に取り組む。
『蒔絵』
通
(漆工芸)
585
13
○
630
14
○
3
通
585
13
○
4
通
630
14
○
3
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13
○
4
通
630
14
○
3
通
585
13
○
4
通
630
14
○
は高度な技法である肉合蒔絵・研出蒔絵に取り組
む。自由な図柄による制作にも取り組む。高台寺
蒔絵の成り立ちを学び、その技術を修得する。
最終年度の授業として学生の志向に合わせた個
別指導を行う。
『髹漆』はより高度な技法である
棗(平棗又は大棗)の制作に取り組む。また、希望
○
4
専門実習Ⅳ
する立体について各種技法を駆使して制作する。
通
(漆工芸)
『蒔絵』は各種技法を駆使して自由制作として、
国宝等秀作作品の模倣制作から、高度な蒔絵技術
を修得する。
香合などの器物を刳物技法を用いて制作し、木象
嵌という木に別の種類の木を隙間なく埋め込ん
○
専門実習Ⅲ で行う技法を用いて装飾を行う。さらにそれらの
(木工芸) 技法を盛り込んだより高度な修了制作に取り組
む。
デザイン・作業工程・コスト計算など販売を念頭
に置いた商品開発、市場に即した作品の制作を行
○
専門実習Ⅳ う。さらに高度な京指物の技法を修得し、これま
(木工芸) での集大成としての卒業制作を行う。
金属加工全般に必要な基礎知識の修得、加工技術
の向上を目指す。装飾技法として象嵌用鏨製作か
○
専門実習Ⅲ ら彫金分野での平象嵌や、地金材で使用する合わ
(金属工芸)
せ金制作、鑞流しによる発色差の表現等を修得す
る。専門実習Ⅱでの経験を基に、修了制作の試作
立案から本製作まで行う。
金属加工全般に必要な基礎知識の修得、加工技術
の向上を目指す。指定期間内で商品化するレベル
○
専門実習Ⅳ を目指す。企画立案から完成までを短期間で行
(金属工芸)
う。専門実習Ⅱ・Ⅲの経験を基に、4 年間の集大
成になる卒業制作を行う。
桂川籠・利休炭取りなどの各種茶道具の制作を通
して、形のバランス感覚や技法と形の関連性など
○
専門実習Ⅲ を読みとっていく。
(竹工芸)
編組加工では、御所篭、茶篭、唐物寫、丸竹加工
では、建築・工芸品、茶道具制作など、専門実習
○
専門実習Ⅳ Ⅲで修得した技術をさらに発展させる。
(竹工芸)
- 21 -
明治時代に西洋建築に取り込まれた石材加工の
仕上げ技法の小叩きの習得を目標とし技術力の
○
専門実習Ⅲ 向上をめざす。自由制作では、数ある石工芸品の
(石彫刻)
中から自分自身でテーマを1つ決め、先人がのこ
3
通
585
13
○
4
通
630
14
○
3
通
585
13
○
4
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630
14
○
3
通
585
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○
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通
630
14
○
3
後
150
10
○
4
後
150
10
○
した形を写すことにより技術力の向上を目指す。
3 年間積み上げてきた技術及び知識を用い、4 年
間の集大成となる作品を卒業制作とする。
○
専門実習Ⅳ
(石彫刻)
紙漉き、加工を選択させ、各自の得意分野を伸ば
す。各種の大きさの和紙を作り、厚みの精度、製
○
専門実習Ⅲ 紙速度と品質調整の向上を目指す。素材、デザイ
(和紙工芸)
ン、全体のバランスを保って制作する。素材・紙
の大きさは限定しない。
各自がテーマを持って、発展的な制作を行う。4
年間の集大成となる作品を卒業制作とする。
○
専門実習Ⅳ
(和紙工芸)
釉薬の基礎を、基礎釉薬・伝統釉薬に分けてテス
トピースを使って学ぶ。また、楽焼、石膏型等の
○
専門実習Ⅲ 鋳込成形技法、装飾技法や焼成等を学ぶ。
(陶芸)
専門実習Ⅲで学んだ釉薬を継続して学ぶ。素地実
験、色素地受験を行い、これまでに修得した陶芸
○
専門実習Ⅳ の知識・技法を用いて、商品開発等を行う。4 年
(陶芸)
間の集大成になる卒業制作を行う。
3 年の課程で修得した知識・技術を駆使した作品
を完成させる。講師の指導をどれだけ熱心に吸収
○
修了制作Ⅱ
したかという観点から評価する。高度な技法を用
い、洗練された完成度にまで至っていれば、高く
評価する。
4 年の課程で修得した知識・技術を駆使した作品
を完成させる。高度な技法を用い、洗練された完
○
卒業制作
成度にまで至っていれば、高く評価する。作品は
展示し、外部からの評価を受ける。これらの評価
も考慮する。
合計
125科目 22,875単位時間(599単位)
- 22 -