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「西之表市人口ビジョン(案)及び「西之表市まち・ひと・しごと創生総合戦略(案)」
に関するパブリックコメント実施結果
【住民からのご意見等】
[1件目]

人口ビジョンについて

創生総合戦略の時間軸が 2019 年度までの内容を考えているので、西之表市の展望が「2060 年
に 1.2 万人」というのは、創生総合戦略と人口ビジョン間で到達するための時間軸に不一致が生
じているように見受けられます。本件の整理はどのようにされていますか。

目指す成果に対する数値目標の高さ(難易度)と時間軸(所要時間)が定まらないと、個々の
政策も定まらず結果として非効率な作業が増えてしまい、欲しい結果が得られない無駄な事業
が多くなります。個々の事業と時間軸の目標から構成される総合戦略や人口ビジョンを図示し
てもらえると分かりやすいです。

シミュレーションでは 2060 年に 7,160 人になる見込みですが、今年から 45 年間で減少する
4,840 人を具体的にいつ、どの段階で、どのようにして埋めていくのか、そして将来の人口動態
上どのような構成になることを目指すのか、1.2 万人から逆算したシミュレーションはできます
でしょうか。

人口減少を働く場と結婚出産子育てでもって確保するであれば、人口ビジョンだけでなく、地
域経済等に係る目標値を同じ時間軸の基準で設定しないと整合性がとれなくなりますが、如何
でしょうか。

計画の企画と実行に当たっての基本方針及び総合戦略(概略)について

施策の内容は既存事業の延長にあるものが中心で、特に新たに創生総合戦略で打ち出す新規事
業は無いように見受けられます。創生総合戦略として柱となる事業は何でしょうか。

創生総合戦略(案)の概要のダイアグラムについてです。総合戦略枠内に「本市の方向性」、
「基
本目標」が位置づけられているのはフレームワークの設計の仕方として、課題があると思われ
ます。本来、戦略とは定められた目標に対するアプローチの種類であると考えますが、どのよ
うに整理されていますでしょうか。

課題の現状、課題克服の目標、目標に対する戦略とその背景、並びに施策の対象となる主体が
不明確で分かり難いです。例えば、2.まち・ひと・しごとの創生に向けた政策5原則の(1)
自立性についてです。
「国の支援が無くとも本市の事業が継続する状態を目指す、
・・・」とは、
これまで国の支援を受けた事業の有無やその割合等を数字と使って現状を表す必要があると思
います。それを受けて、5 年間でどのようにして、掲げている「自立性」の確保を目指すのか、
という説明であるべきだと考えますが、如何でしょうか。

財政と政策面で国の支援が無い状態を実際 5 年間で構築できるのでしょうか。掲げる目標があ
まりにも非現実的であったり、実態に即していないものであったり、努力目標でしかなかった
りした場合、資源配分も上手くいかず欲しい成果は得られないと考えます。目標設定の仕方に
課題はありませんでしょうか。

目標設定が適正かどうかの評価と承認体制はどうなっていますか?

主体について疑問があります。例として大学の実証試験や知識を学ぶ機会の提供を望んでいる
のは、市民なのでしょうか?これまでも大学の先生などが来られて実証試験などが行なわれま
したが、市民の参加率は低く、有機的な連携みられなかったように思われます。事業費を使い
恩恵を受ける主体が誰かよく分かりません。また、このような知識格差が前提になる施策では
主体形成をどのように図ろうとしているのでしょうか。

数値目標と KPI について

目標と実態をしっかり把握し、達成可能な目標の積み上げとそれに係る資源配分から見直すべ
きではないでしょうか。現在記載されている指標は目標や施策の評価を支える内容として、現
場感が無く、机の上で形式的置かれたもののように見受けられます。

数値目標の設定の背景と総合戦略上の目標との関連性と重要度はどのようなものでしょうか。
インパクト分析等での検証が必要かと考えます。

記載されている施策に対する数値目標と KPI の再考と修正を提案します。下記はその背景です。

PDCA のプロセスを設定しても、その中身を支える客観的評価のための指標(数値や KPI)
が実態を捉えていなければ、創出されるものは当然内容の薄い、あるいは効果を発揮しな
いものとなります。個々の事業が達成可能な最終目標へ積み上げっていくものでなければ、
結果がでないどころか、無駄な事業による作業負担を増加させ、従事する市職員の方々や
施策に関連する市民や民間の方々の既存業務に支障をきたす恐れがあります。力の集約を
図るつもりが、力を分散させてしまうことが予想されます。

素案内の一つの例は、
「安定した雇用を創出する」にかかる数値目標です。農業粗生産額と
一人当たり市民所得を一年間当たりに引き直すとそれぞれ 152,000 円/年間、15 千円/年
間となります。左記の数値目標が仮に達成されたとしても、15 歳から 19 歳の転出抑止及
び島外からの流入(他地域より魅力的な経済水準)が図られる水準ではないと考えます。

指標の算出方法についても課題があると見受けられます。数値を一人当たりとすると、足
元では現実的には農業従事者や人口は減少する傾向にあることから、指標の値を計算する
ための数式の分母の値(この場合、農業従事者の総数が分母)が自然減により小さくなり、
特に農業生産額の絶対値を上げる努力をしなくても達成しやすい目標になる可能性があり
ます。

「本市への新しい人の流れをつくる」については、入込数を図る指標は何でしょうか。よ
り適正に数値化するためには、例えば、高速船とフェリーの利用者総数ではなく、同総利
用者数から島発往復券の利用数(=島内住民の数)を差し引いたものにデータ加工するこ
とが正確な数字が把握できます。必要な情報を定義して過去のデータ分析からより実態把
握を進めて、施策の内容やタイミングを考慮するべきかと思料します。
最後に、個々の施策については手段や手法レベルの話なので、具体的な目標、戦略、資源が明
確にならなければコメントをしてもかえって誤解が生じる可能性がありますので、ここでは控
えさせていただきます。
以上、提供されている情報に限りがあるため、上記のコメントについて不適切な部分がある可
能性がありますことお含みおきください。
[2件目]
1)戦略(案)は、総花的でどこの市町村でも通用する内容であり、西之表市として地元の特徴や事情
を踏まえた具体的な行動計画・施策になっていない。それは、これから作るという事だとすれば、その
やり方や手順(プロセス)をこれまでと抜本的に変えない限り、同じことの繰り返しになる懸念が拭い
きれない。
2)具体的な行動計画・施策が見えないので、有意義なパブリックコメントの出しようがない。議論は
具体案でやらなければ、収束は難しい。例えば、
「ICTの利活用による地域活性化」の項で言えば、も
っと掘り下げた具体的な施策があればコメントも出しやすい。
3)目標や狙いは、概要版に書かれている内容で概ね良いが、これをどういう仕掛けと仕組みで実現す
るかが重要である。何を如何にやるかを、しっかりした分かりやすい形で示すことが、目標達成の成果
を左右する。多くの種子島を知り種子島を何とかしたいと思っている有志が集まり、知恵を出し議論し
合って成案を得られるようにする必要がある。
4)今まで、幾度となく取り組まれてきた島興し・産業振興の計画・施策が。それ程効果を上げていな
いことの反省と問題点を明確にして、その解決策を具体的計画・施策に反映させることが必要である。
そうでなければ、これまでと同じことの繰り返しになる。
5)市民と市役所の双方向のコミュニケーション・意見交換を恐れることなくしっかりやって欲しい。
種子島をよく解っていない他所の第三者の作文では、島は変えられないし、変わらないと思う。
【市の考え方等】
ご意見を受け、提案者に詳細確認をさせていただいた上で、意見交換・修正作業等を行いました。
今回のパブリックコメント以外にも、多方面から、市としての今後の取組姿勢や人口減少問題克服に
向けた具体的な取組内容等につきまして、さまざまなご指摘・ご意見も賜ったところです。
人口減少問題は待ったなしの課題です。
今回策定しました戦略実現に向け、オール西之表市の体制で取り組んでいきたいと考えていますので、
引き続きのご協力、ご支援をよろしくお願いします。