「和気町まち・ひと・しごと創生総合戦略」(案)に対する 意見募集(パブリックコメント)での主な意見と町の考え方 1 意見募集期間 平成27年10月7日(水)から平成27年10月27日(火)まで 2 件 数 20件(2人) 3 提出方法 電子メール、直接持参 4 主な意見と町の考え方 意見の内容 1 【基本目標(1)和気町の優位性を活かし たまちづくりを推進する】(P3) 出生数63人が2019年まで横ばいの目 標であるが、現時点での出生率から考え て難しい数値と思われるが、具体的な施 策はあるのか。 町の考え方 本戦略P10の「(2)若い世代の結婚、出 産、子育ての希望をかなえる」に記載して おります施策を実施することにより、目標 を達成したいと考えています。 2 【基本目標(4)和気町内で安心して暮ら せるための雇用を創出する】(P5) 企業誘致等による雇用創出数の目標値 が150人となっているが、可能性がある数 値なのかいささか疑問です。企業誘致が 出来たとしても、(工場などであれば)設 計、施工に2~3年はかかる。それを考慮 (稼働までの期間)すると、難しいと考えま す。達成可能な数値にするべきと考え る。 ご意見のとおり、例え立地が決まって も、工場が完成するまでには設計・施工 等で2~3年はかかるのではないかと思わ れます。 「2019年目標値:150人」につきまして は、工場が完成していない場合は、進出 企業が発表する、新工場での雇用予定 数をカウントすることで効果検証します。 3 【優位性の情報発信等】(P6) 学校(中・高校)への協力を求め、若い人 の町外への流出を防ぐ必要がある。高校 生へのアピールが有効と考えます。 ご意見を踏まえ、事業実施の際には、 学校の協力をいただきながら、中高生へ も本町の優位性をPRし、若い世代の町 外への流出防止を図ります。 4 【工業団地の整備】(P7) 「町独自の工業団地を整備する」は、 2019年までに可能な項目か。単なる花火 (掛け声)であれば不適切と思う。何らか の具体性があればよいのだが・・・。 ご意見のとおり、工業団地の整備は ハードルが高い計画であります。しかし、 町としましては、和気町で企業誘致を進 めるには町独自の工業団地の整備が必 要であると考え、現在候補地を調査中で あり、今後も引き続き実現に向けて取り 組んでまいります。 5 【放課後学習支援事業の充実】(P8) 学習支援員に関しては、高校生ではな く、大学生を利活用するべきである。岡山 大、ノートルダム清心大、岡山理科大、IP U等に教育学部がある。 まずは、町内の高校ということで、和気 高生の取組を考えていますが、ご意見を 踏まえて、今後は大学生の活用について も検討していきたいと思います。 6 【KPI:和気駅の平均乗降客数(1日)】(P9) 和気駅の平均乗降客数が2,722人から 3,000人への施策はあるのか。人口が減 り、車社会化となり、高校生も減る中、ど のような施策によるものか疑問である。 乗降数を分析しているのか。 直近の和気駅乗降客数は、約2,000人 が定期利用、約700人が普通利用で推移 しています。 これを踏まえまして、本戦略P8の「通勤 費支援制度の創設」に記載しております とおり、JR和気駅を利用して通勤する者 を対象に、その費用の一部を助成する施 策を検討します。この施策により、若い世 代が就職を機に本町を離れることを防ぐ だけでなく、県外からのUターン就職も促 進したいと考えています。 7 【KPI:移住者及び移住について具体的な 相談に入っている者の人数】(P14) 「特に優先度が高い施策」として「移住・ 定住促進」が選ばれているが、KPIの数 値が低く、本格的に取り組むのか疑問に 感じます。 P14にあるKPIの「移住者及び移住につ いて具体的な相談に入っている者の人 数」は、「本町への移住者数」と「移住に ついて相談を受けた件数」に変更し、そ れぞれ2019年の目標を75人、300人とし てはどうか。 ※移住者数の目標設定の根拠は、岡山 県が掲げるKPI設定10,000名に対して、 住民数比率(和気町0.75%)から算出した ものである。 ご意見を踏まえ、P14にあるKPIの「移住 者及び移住について具体的な相談に 入っている者の人数」は、「本町への移住 者数」と「移住について相談を受けた件 数」に変更します。 ただし、2019年の目標については、KPI が原則として年度ごとの目標であることを 踏まえ、15人、60人とします。 8 【KPI:空き家バンク登録数】(P14) P14のKPIの「空き家バンク登録数」の 2019年目標数値が低いため、本格的に 取り組むのか疑問を感じます。 2019年の目標数値は「50件」としてはど うか。 2019年目標の「15件」という数値は、5 年間の累計数値ではなく、2019年度末時 点での登録件数であるため、数値が低い ように感じられるのだと思われます。ご意 見を踏まえ、誤解が生じることのないよ う、目標数値は5年間の累計数値に変更 し、目標数値を「40件」といたします。 ※目標数値の設定根拠は、2014年の登 録数は6件(年度末時点では4件)であり、 また、適している物件は年々減少していく ことを考慮すると、8件×5年間とします。 9 【KPI:お試し住宅の利用件数】(P14) お試し住宅は現在存在していないた め、まずは整備することをKPIとして設定 する方が、現実的な目標として取り組む モチベーションに繋がるのではないか。 KPIの設定については、できるだけ行政 活動そのものの結果(アウトプット)では なく、当該施策の結果として住民等にもた らされた便益(アウトカム)に関する数値 目標とすることが望ましいと考えます。 よって、お試し住宅の整備に関するKPIと しては、現在の「お試し住宅の利用件数」 としたいと考えております。 10 【KPI:和気鵜飼谷温泉の年間利用者数】 (P14) 和気鵜飼谷温泉の年間利用者数18% もの増加に施策はあるのか。閑谷学校を 訪れた人の取り込み、藤祭り来場者の取 り込み等の宣伝などが必要。また、民営 化、更新等も検討する時期と考える。当 然費用対効果が重要。 ご意見のとおり、和気鵜飼谷温泉の利 用者数増には、町内だけでなく町外の観 光施設も含めた観光客の取り込みが必 要だと考えます。 本戦略P13の「新しい観光プログラムの 開発」に記載しておりますとおり、本年4月 に日本遺産に指定された備前市の閑谷 学校を訪れた観光客を、和気鵜飼谷温泉 等へも回遊させる観光プログラムの開 発、PRを行っていきたいと考えておりま す。 11 【農業支援の充実】(P16) ご意見を踏まえ、本町の新規就農者の 新規就農者の問い合わせについて、和 問い合わせ窓口及び支援制度を積極的 気町にも問い合わせ窓口を作ると共に、 に他県等へPRしていきます。 他県へのアピールが必要。 12 【総論】 高齢者に関する項目がありません。民 間に任せるだけでなく、自治体(町)として どのように取り組むのか、具体的な施策 が必要です。また、高齢者の人口の推移 に関しても取り上げられていません。今後 重要な項目です。 本戦略は、人口減少対策に主眼を置い た戦略であるため、具体的な施策は人口 減少対策として有効な若い世代に集中し た施策になっております。
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