配色事例のデータベース化と色彩感性情報 処理への応用

配色事例のデータベース化と色彩感性情報
処理への応用
社会情報システム学講座
赤平健太
はじめに
絵画や音楽等のマルチメディア情報がますますデー
タベース化されてきている。
文字コード型のデータベースとは異なる、内容レベル
の索引と検索が必要。
色彩に対する感性情報処理機能を持ち利用者の好
みに合った配色を生成できるデータベースとして色彩
感性データベースcolour Coordinatorの開発を
行った。
システム概要
色彩データは明暗・色差空間上の2組、あるいは3組
の色彩ベクトルで表現される。
感性データは各配色に対して一つの色調語で表現さ
れる。
類似度が高い色彩を含む配色事例を順に検索する
方法。
色彩や色調語から連想できる配色事例を、内容検索
記憶モデルを用いて検索する。
色彩検索
利用者が指定した色彩データを明暗・色差空間の色
彩ベクトルに変換する。
各配色の中で一番近い色彩ベクトルとの距離を求め
て、距離が小さい色彩ベクトルから順に出力する。
検索されなかった場合は、指定された色彩を含む配
色を新たに生成し掲示する機能も持っている。
おわりに
検索実験の結果、指定した色彩だけでなく、近い色彩
を含んだ配色事例も柔軟に検索できた。
連想検索では、共に使われることが多い色彩等を含
んだ配色事例を検索できた。
今後は現在の性能を失わずにさらに柔軟な検索がで
きるようなネットワークを作成することが課題となった。
参考文献
情報処理学会1994年3月データベース
「配色事例のデータベース化と色彩感性情報処理へ
の応用」
桑原明、加藤俊一
図書館情報大学、電子技術総合研究所
感想など
データベース利用した印象で検索できる連想検索は
自分のシステムでも取り入れてみたいと感じました。
でも、連想検索がよくわかりませんでした。