美しい日本語で伝えよう。思いやりの気持ち。

平成26年度学校だより
平成27年 1月30日
2月号
渋谷区立西原小学校
美しい日本語で伝えよう。思いやりの気持ち。
校長 手代木
英明
寒い日が続きますが、校庭の白梅が咲き、春の訪
れを感じます。寒暖の差が激しいこのごろ、西原小
では、インフルエンザが流行しています。先週には、
4年1組が学級閉鎖となり、今週も2年生の欠席者
が多く、目が離せない状況が続いています。学級閉
鎖は、集団感染を防ぐために、インフルエンザや発
熱による欠席者が2割~3割になった時点で学校
医、区教委と連絡を取りながら決めています。これ
以上、インフルエンザの罹患者が増えないように
「手洗い、うがい、マスクの着用」と「十分な睡眠
をとらせる。」など、風邪予防の対策を引き続きお
校庭の白梅と寒さに負けずに元気に遊ぶ子供たち
願いいたします。
さて、平成26年度もまとめの時期に入りましたが 、本校の教育目標の重点をもう一度確認して
みましょう。
○ 実行する子ども・・・・・・よく考えて、進んで学習する。
◎ 思いやりのある子ども・・・相手の気持を考える。
○ 健康な子ども・・・・・・・外で元気に遊ぶ。
西原小では、「思いやりのある子ども」を目指し、「あいさつ」「言葉遣い」などの生活指導と
「思いやりの気持ち」が発揮できる授業づくりについて校内研究を進めてきました。 その成果は、
少しずつ表れ、思いやりのある言動や行動ができる子が、増えてきています。
1月は「あいさつ強化月間」でした。「目を見て
あいさつする。」「元気よくあいさつする。」「心
を込めてあいさつする。」と目標を決めて取り組ん
できました。
ところで「心を込めたあいさつ」とは、どんなこ
とでしょう。1月の学校公開で5年生は、劇団四季
の俳優さんによる「美しい日本語の話し方教室」を
行いました。母音をはっきり発音することで言葉が
伝わることを学ぶ授業でした。「おはようございま
す。」を「おあおうおあいあう。」と口の形を正し
くして発声練習をすると「おはようございます。」と驚く
朝のあいさつ運動 「おはようございます。」
ほどはっきりと聞こえました。授業で「優れた考えや思いやりのある言葉」を発言しているのによ
く聞こえない声で発言する子が目立ちます。普段の友達や親子の会話も口を正しく開けて、はっき
りと気持ちを言葉で伝えるようにしたいものです。心を込めたコミュニケーションは、言葉が正確
に伝わることが基本です。まず、「あいさつ」から美しい日本語で発音していきましょう。ご家庭
でも、実践してみてください。