スライド 1

氏名
須之部友基 SUNOBE, Tomoki スノベ トモキ
所属・役職
水圏科学フィールド教育研究センター 館山ステーション
准教授
研究分野
(キーワード)
魚類学,行動生態学,進化生物学,野外研究,スクーバダイビング
研究1:
写真
ベラ科魚類の繁殖生態
私の研究室は品川キャンパスではなく,館山にある水圏科学フィールド教育研究セン
ターにあります.専門は魚類行動生態学で主に性転換する魚類の社会構造と性転換現象
の適応についてSCUBAダイビングによる野外観察によって解明しようとしています.
ベラ科は産卵行動も容易に観察できるので重点的に研究しています.一夫多妻の社会
で成長するにつれて雌から雄に性転換します.
雄
雌
性転換
オハグロベラ
ホンベラ
研究2:ハゼ科ベニハゼ属の双方向性転換
ハゼ科ベニハゼ属はサンゴ礁に生息する小型のハゼです.ハゼというと地味な色をした
河口にいる魚を思い浮かべますが,全部で3000種もいる大きな分類群でその多くがサ
ンゴ礁にいます.ベニハゼ属もきれいな色をしていますが,その生態は興味深く雌から
雄,さらに雌に戻るという双方向の性転換をします.卵巣と精巣を同時に持つのでこの
ような性転換が自在に雄と雌になれます.私の研究室ではベニハゼ類を材料に性転換の
進化を研究しています.
精巣
卵巣
オヨギベニハゼ
(逆さではありません.)
Trimma cana
オキナワベニハゼの生殖腺
教育
学部の授業は生物資源学入門の魚類学の部分を受け持っています.大学院では魚類行動生
態学を講義しています.
卒論生は毎年1-2名,大学院は前期課程が2-3名,後期課程1-2名が在籍しています.
社会貢献活動
館山の子供たちにスノーケリングを教えています.
高校生に公開臨海実習を実施しています.
学生の
みなさんへ
企業・法人
のみなさん
へ
HP等
「魚類行動生態学」は野生の状態で魚の行動や社会を研究することやスクーバダイビングに
興味がある方にはぴったりの分野です.ただ基礎となる生態学,分類学そして海外の文献を
読み,英語で論文を書く語学力が必須です.多様な分野の基礎知識をしっかりと身につけて
ください.
当研究室の研究は産業に結びつくものではありません.しかし,卒業生は野外という予測が
困難な環境下で理論を実証する研究を実施することで,協調性や問題解決能力を身につけて
います.
産学・地域連携推進機構の研究者総覧DBは下のとおりです:
<http://olcr.kaiyodai.ac.jp/db/profile.php?yomi=SUNOBE,Tomoki>
http://www.kaiyodai.ac.jp/Japanese/academics/center/lab/index.html